くのいち彼女がストーカーしてくる   作:最強の新聞配達人

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くのいち彼女にプレゼントしよう

今日は休日、俺は外へ買い物に行くための準備をしていた。

戌井さんにはおにぎりと味噌汁を食べさせてもらったからね!なにかプレゼントを買おう。

俺は財布とスマホをポケットに入れると玄関から外に出た。

 

そして外にはいつもの屋根上からくのいち姿の戌井さんがこちらを見ていた。

……戌井さん…休日なのにご苦労様……

俺は戌井さんに気付いていないフリをしながら駅近くの大きなデパートに向かって歩き出す。

 

「さて…」

いざ、デパートに来てみたはいいものの戌井さんは何をプレゼントしたら喜ぶかな?

プレゼントになりそうな物が売ってそうな店を一通り回って戌井さんの反応が一番良かった物をプレゼントしよう!

とりあえず俺は最初のお店は雑貨屋に向かうことにした。

 

戌井さんは俺に気付かれないようにするためか、こっそりと俺の後ろを付いてくるのだが戌井さんは周りにいるたくさんの人達から好奇の目で見られていた。

…そりゃくのいちのコスプレをしながらこんな人が多いデパート歩いてたら注目を集めるよ…

でも、戌井さんはそんな視線は気にしていない様子だ。

こっちが恥ずかしくなってきた……

俺は恥ずかしさから逃げるように早足で雑貨屋に向かった。

 

雑貨屋に着いた俺は戌井さんの反応を見るためにお店の中を見て回る。

俺は戌井さんの反応を見ながら商品を一つ一つ見ていく。

だが、戌井さんはなに一つ反応を示さずただずっと俺の後ろを付いてきていた。

うーん…アクセサリーとか香水には興味ないのかな?次は靴屋に行ってみよう。

 

靴を色々見ながら戌井さんの反応を見る。

靴にも興味なしか……きっと衣服も興味ないんだろうな~いっつも制服かくのいちのコスプレだし…

ふと、戌井さんを見るとヒールの高い靴を手に取っていた。

そしてボソリ…と一言。

「…………歩きにくそう」

うん、きっと歩きにくいと思うけど…戌井さんの履いてる足袋よりもずっと可愛いよ…

戌井さんはヒールの高い靴を元あった場所に戻すと再び俺の後を付けてくる。

次はどこにいこう?行き先は決まってないけどデパートの中を歩き回ってればなにか見つかるかな?

俺は、とりあえず店の外に出てデパートの中を歩き回ることにした。

 

……戌井さんはなにをプレゼントしたら喜んでくれるだろう…オシャレとかより食べ物かな?

そんな事を考えながらデパートの中を歩いていると、自分でペンダントを作る事ができるというお店を見つけた。

ちょっと面白そう!戌井さんのプレゼントを考えながらペンダントを作ろう!

というわけでさっそく俺はペンダントを作ることにする。作るといっても装飾品をチェーンに付けるだけなんだけどね

会計を済ませた後、装飾品を選んでいると……戌井さんが興味津々でこちらを見ている……戌井さん…雑貨屋で香水とかアクセサリーに全然反応してなかったから…ペンダントとかに興味ないかと思ってた…でも!これでプレゼントは決まりだね!

 

俺は戌井さんの好きそうな装飾品を選ぶ……やっぱり戌井さんといったらこれだよね!

俺は戌井さんの好きそうな装飾品を選ぶとチェーンに付けて小さな紙袋にいれてもらう。

ふと、戌井さんを見ると戌井さんもペンダントを作ったのか同じ紙袋を手に持っていた。

よし、プレゼントも買ったし帰ろう!

 

デパートからの帰り道、俺は戌井さんが明日の朝に俺の家に来るように誘導するため大きい独り言を言う。

「明日も味噌汁作ってくれた人来てくれるかな?あまりにも美味しくて全部飲んじゃったんだよね!もう一回飲みたいな!!」

戌井さんは笑顔でうんうんと頷いている。

どうやら明日も俺の家に来てくれるらしい!

俺は戌井さんがプレゼントを貰って喜ぶ姿を想像しながら帰宅した。

 

家に帰り着いた俺は1通の手紙と手作りのペンダントをリビングの台の上に置いて明日を待つことにした。

ちなみに俺からの手紙にはこう書いてある。

『おにぎりと味噌汁とても美味しかったです!ありがとうございました。

このペンダントは自分の手作りなんですけど、よろしかったらもらっていってください。』

明日が楽しみだ!戌井さん喜んでくれるかな?

 

翌日。学校に行く準備を済ませて、リビングに向かう。

リビングの台の上には銀色三日月のペンダントと手紙が1通置いてあった。

手紙の内容はこうだ。

『ペンダントありがとうございます!すごく嬉しいです!私も手作りのペンダントを作ったので良かったらもらってください。』

俺はさっそく戌井さんの手作りペンダントを首にかける。

ありがとう戌井さん!すごく嬉しいよ!

俺は戌井さんの作ってくれた味噌汁を飲んで学校に向かった。

 

いつもと同じ登校道…俺は銀色三日月のペンダントを胸元でキラキラさせながら登校する。

そして、嬉しそうな顔をしながら俺の後ろを屋根の上から付けてくる戌井さんの胸元には俺が作った金色手裏剣のペンダントがキラキラと輝いていた。

戌井さん!すごくペンダント似合ってるよ!

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