八幡と青葉は二人で毎日一緒に登校している
自転車通学の為二台で行くこともあれば八幡の後ろに青葉が乗っていく事もある
今日は後ろに青葉を乗せての登校だった
八「ふぁ〜あ」
青「ふぁ〜」
八「やっぱり青葉も寝不足か?」
青「まぁね〜。流石に一晩であの量を読むのはキツかったよ……」
そのような事を話していると学校が近くなって来たため
二人は自転車から降りて歩いて駐輪場へ向かっていた
結「おはよう!ヒッキー!」
急に後ろから由比ヶ浜が八幡へ突撃してきた
八「ぐえっ!」
それを見た青葉は若干イラつきながら由比ヶ浜に話し掛ける
青「何考えてるの?いきなり突っ込むなんて」
それを聞いた由比ヶ浜は青葉の方へ振り向いた
結「あっ……あおっちもいたんだ。気が付かなかったよ」
そういいながら由比ヶ浜は青葉のことを睨みつけるようにしていた
八「つーか、お前眠くないの?あれ読んでお前が元気な理由が知りたいわ」
八幡が由比ヶ浜に話し掛けると先程までの表情が嘘みたいに変わる
結「え?あ、だよねー…あたしもマジ眠いから」
青、八「「絶対読んでないじゃん」」
その日の授業は二人とも最後まで起きていることが出来ず殆どの時間を寝て過ごすことになった
唯一、昼休憩の時だけは起きていられた
理由は単純、ベストプレイスで青葉と八幡の二人だけで過ごす為の時間だったからだ
そして放課後、青葉と八幡の二人は奉仕部に向かって歩いていた
由比ヶ浜は友人と話していたためそのまま放置した
ガラガラ
八「おつかれさん」
青「お疲れさま〜」
部室の中に入ると雪ノ下が椅子に座ったまま眠っていた
青「寝てるね」(ボソッ)
八「アイツも寝不足なんだろ……たぶん」(ボソッ)
なるべく小さな声で二人は話していたがその声に反応したのか、雪ノ下が目を覚ました
雪「驚いた。貴方達の顔を見たら眠気が飛んだわ」
青「どういう意味かは聞かないでおくよ」
雪「そうね。その方がお互いのためだわ」
火花が散っているように見えるのは気のせいなのかどうか……
八幡はそんな二人を見ながら口を開く
八「その様子だと相当苦戦したみたいだな」
雪「ええ、徹夜なんて久しぶりだわ」
そう話していたら遅れて由比ヶ浜がやってきた
結「やっはろー!」
雪「こんにちは、由比ヶ浜さん」
八「おう」
青「……」
雪「それにしても……由比ヶ浜さんは元気ね。私はこの手のもの、全然読んだことないからかなり時間がかかってしまったの」
結「あー、あたしも読んだことない」
八「お前は材木座のも読んでねーだろ」
青「読まなきゃ今回の依頼が完了出来ないんだから早く読みなよ?」
すると由比ヶ浜は溜息をつきながらパラパラとページをめくり始めた
それから少しして奉仕部の扉が開かれた