1年C組の教室は今日もガヤガヤとしている、最初の2、3日は静かだったんだけどねぇ
国立雄英高等学校 ヒーロー育成校としての名を日本では東の雄英そして関西方面にある士傑高校あっちは西の士傑と言われる
そんな中俺が在籍しているのは〝普通科〟基本的にはヒーロー科を受けたやつが受からず滑り止めで受けたやつが多い、ちなみに俺は最初から普通科を受けてるから珍しい人間だろう
「おはよう 弾火」
「おはようさん心操」
心操人使 クラスメイトの1人で普通科からヒーロー科に編入を狙っている奴だ
個性は心操の問に答えたやつを洗脳出来るんだが試験の内容がロボ倒しだったそうで使えなかったそうだ
「悪いけど今日の放課後もいいか」
「いいぜ付き合ってやる」
初めて会った時にも思ったがひょろい奴だったから声をかけて筋トレなんかを付き合っている、それこそ個性が使えない奴とかも出た時にどうするんだ?って言ったら乗ってきたよ
「しかしお前さんもちょっとは筋肉ついてきたな」
「お陰様で…なぁ弾火お前は狙わないのか?ヒーロー科の編入」
ヒーロー科ね…あんまり俺は魅力を感じないというかここに来たのも頼まれたからだしな…
「考えとくよ」
右腰のホルスターに手を添え天井を見上げる、右手に触れた冷たい感触が心地いい
授業も午前中の分が一段落したので席から立ち教室から出て歩き始める
大体の奴は食堂に向かうんだが……俺は別の所に向かう
俺がこの高校に入学したきっかけと言えば言い方は良いが…実際はただ面倒を見るように中学の教師に泣きつかれただけ
目的地サポート科のガレージの戸を開けわざわざここまで来た目的の人物の名前を叫ぶあ
「明!!」
「おや? 銃助くん!どうされました?」
どうされました?じゃねえよ...
「もう4限目終わった……聞いてねぇ」
気づけば自分の発明品に夢中になってやがる…
「よぉ弾火」
声をかけてきたのは明の担任のサポート科の担当パワーローダー先生だ
「すんませんまた借ります…」
「おぉいいよいいよ 逆に悪いね毎回」
断りだけ入れて壁にかけられている鍋を手に取りカセットコンロを出してそこに置く
「材料は冷蔵庫の適当に使っていいよ」
パワーローダー先生にありがとうございますと返事を返し冷蔵庫を開ける…よし
「おら明飯できたから手洗ってこい」
未だに開発を続けていた明の首根っこを掴み手洗い場に連れていく
「もう少し!「飯が冷める」それはいけませんね!」
分かったら早く手洗え
手を洗った明が座ったので鍋から肉や野菜等を取り渡す
「今日はすき焼きですか!」
「おっ美味そうじゃないか…あぁ悪いね」
パワーローダー先生にもついだすき焼きを渡し箸を手に取る
「「「いただきます」」」
流石に卵はなかったけどまぁ無くてもすき焼きは美味い、少し甘めの出汁と野菜がクタクタしてて美味い
「今日のご飯も美味しいです!」
「そりゃよーござんした……あぁおい口周りベタベタにしてんぞ」
発目明 俺の幼なじみで昔から発明品を作りまくってた奴で家も近所だから何かと一緒にいることが多かった
中学の時には進路を決める時には早くも雄英高校のサポート科と決めてたくらいには機械いじりが好きな奴だ
ただ欠点としては……発明を始めると何もかもが後回しになる事
これを危惧した中学の教師は進路を特に決めてなかった俺に明と同じ高校に行くように泣きついてきたのが俺が雄英を受けたきっかけだ
まぁ俺は機械いじりなんて出来ないから普通科を受けたんだがな
「あぐあぐ ホルスターの調子はもぐもぐどうですか?」
「口の中無くなってから喋れよ…あぁ問題ない」
俺の腰についてるホルスターは小学の頃明が作ってくれた物だその頃からこのホルスターの整備は明に任せてる
「しかし弾火お前さん本当にいい個性を持ってるのに珍しいなヒーロー科を受けなかったなんて」
別に悪い事じゃないぞ?というパワーローダー先生、まぁ大体のやつはそう言うわな
「別に俺はゆっくり生きたいだけなんすよ……夢とかないですし」