コードギアス 転生のルルーシュ   作:よみや

13 / 23
妄想設定
原作だとタケルは土石流の直撃を受けて死亡している。
除け者にされていたので、情報が無いまま迎撃に出された。その為能力を発揮できなかった。

アニメで土石流に巻き込まれてる無頼がいたので、それだと思っといてください(笑)


STAGE13 震える山

 

 

 

 

 

 流れ落ちていく土石流を見ながら、タケルは冷や汗を掻いていた。

 

「何も知らなかったら、巻き込まれてたな」

 

 土石流のルートは、タケルの配置場所と重なっており、知らなければ死んでいたことだろう。

 

「黒の騎士団との合流ポイントはすぐそこだ! 急ぐぞ!」

 

 自分を慕う仲間を連れたタケルは、ゼロの元へと向かった。

 

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

 

 

 ブリタニア軍を襲った土石流は、正面に構えるダールトン隊、アレックス隊へと襲い掛かった。しかし、もし原作を知る者がいれば、首を傾げるだろう。土石流の規模が原作よりも小さく、そのルートも制御されている。

 

「シャーリーの父親を殺すわけにはいかないからな」

 

 ルルーシュが何度も計算しシミュレーションを重ね、更にタケルから詳細な地形データを得て完成させた。万全の土石流だ。原作より規模が落ち、敵戦力が多く残ってしまうが、そんなものは原作より強力な黒の騎士団で粉砕すればいい。

 

 それに加えて、一部団員に民間人の強制避難もさせている。ぶん殴ってでも逃がせと言っておいたので大丈夫だろう。

 

「A隊は、私に続け! このまま、コーネリアを狙う!」

 

 ルルーシュの【グロースター】が、山肌を駆け下る。それに続くは【サザーランド】の部隊。今までに鹵獲したり、ギアスで奪ったりとチマチマ集めていた機体たちだ。

 

「B隊は、土石流を受けた部隊に遠距離攻撃開始! C隊は、側面の部隊に牽制開始!」

 

 移動しながら、指示を出していたルルーシュの前に、敵が現れた。

 

「邪魔だ!」

 

 勢いそのままに突き出したランスで、【サザーランド】を粉砕する。続くA隊も、次々に敵を撃破していく。

 

 この部隊のメンバーは、以前よりシミュレーターで訓練を重ね、その中でも特別優秀な者たちだ。そこらのモブになど負けはしない。

 

 

「黒の騎士団が現れました!」

 

 ブリタニア軍に衝撃が走る。あと少しで勝てたところに、謎の土石流にゼロ。泣きっ面に蜂で、ブリタニア軍は大混乱に陥った。

 

「被害状況は!?」

 

 なんとか生き残り、部隊の状況を把握しようとしていたダールトンだったが、敵からの攻撃が激しく遅々として進まなかった。

 

「おのれ、黒の騎士団! たかが【グラスゴー】の改造機に!」

 

 高所を取られ、そこからの遠距離攻撃。ダールトンたちは陣形もズタボロの為、効果的な反撃ができず次々と撃破されていった。

 

 

「ゼロ! ゼロは、いるか!」

 

 敵部隊を突破し、コーネリアへと向かっていたルルーシュへと、復讐に燃えるジェレミアが立ち塞がった。

 

「やれやれ、私には君と遊んでいる時間は無いんだ、オレンジ君。ミカン畑にお帰り」

「お、お、お、オレンジだとぉー!!」

 

 ルルーシュへと襲い掛かるジェレミアの前に、紅いナイトメアが降り立った。

 

「新型のナイトメア!?」

 

 スタントンファーを展開するジェレミアに、カレンが襲い掛かる。

 

 たった数手で明らかになるマシンポテンシャルの違い。

 

「これほどのナイトメアをイレブン風情が!」

「この【紅蓮弐式】こそが、私たちの反撃の始まりだ!」

 

【紅蓮弐式】の右腕が、【サザーランド】の頭部を掴む。

 

「ごめん」

 

 輻射波動機構が作動し、【サザーランド】が崩壊していく。

 

「め、目の前にゼロがいるというのに! オートだと! まだ、まだ私は……ぽぺ」

 

 ジェレミアのコックピットが脱出し、爆発の炎が【紅蓮弐式】を彩る。

 

「ジェレミア!」

「ジェレミア卿!」

 

 オレンジ疑惑があったとして、ジェレミアのパイロットとしての腕はトップクラス。それが何もできずに負けたのだ、純血派に動揺が生まれた。

 

「今だ!」

 

 ルル山と違い戦闘力の高いルルーシュが、自ら斬り込む。

 

「ゼ、ゼロ!」

 

 キューエルがスタントンファーでランスを受けるが、押されていく。何で純血派は、格闘武器を携帯してないんだ? 共通規格なんだから持てよ。

 

「こ、この私が!」

 

 キューエルことQLが、ランスの直撃を受けて脱出していく。

 

「カレン、予定ポイントに移動しろ」

「了解!」

 

 その後、純血派はヴィレッタが指揮を執るも奮戦虚しく全滅した。

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

 

 

「ほう、親衛隊に食いついている奴らがいるな。藤堂か。やはり、優秀だな。俺の策を見抜いたか」

 

 原作通りに参戦した藤堂のお陰でコーネリアの親衛隊をスルーできたルルーシュは、一気にコーネリアのいるポイントを目指す。

 

 ルルーシュ単騎でコーネリアの背後を取ると、スピーカーをオンにした。

 

「コーネリア、チェックメイトだ」

「ゼロ!?」

「挟み撃ちだ。それに、援軍は間に合わない。降伏しろ」

「フッ、こいつを倒せば活路を開ける!」

 

 諦めないコーネリアが、カレンに突き掛かる。

 

 コーネリアのランスを呂号乙型特斬刀で受け止めるカレン。

 

「こいつ!? ただのカスタム機ではないな!」

 

 ライフルの銃弾は跳び跳ねて躱し、スラッシュハーケンやランスはパワーで弾き返す。いくらコーネリアの腕が卓越していても、この機体の差では覆せない。昔の偉い人曰く、機体の性能差が戦力の決定的差ではないらしいが、パイロットとしてもカレンは凄腕なので無理だ。

 

 必殺の突きを掴まれ、輻射波動を流される。

 

「これは!?」

 

 コーネリアは、即座に右腕ごとパージして逃れた。正解ではあるが、これでカレンの攻撃を凌げなくなった。そして、左腕もルルーシュに撃ち抜かれた。

 

「ゼロ! 後ろから撃つなど、卑怯な!」

 

 コーネリアは卑怯と騒ぐが、ルルーシュはどこ吹く風だ。

 

「何を寝惚けたことを。これは決闘ではなく、戦争だ。卑怯もへったくれもあるか。そもそも、日本解放戦線やサイタマゲットーで、数に任せて攻めているくせにどの口が言う」

 

 コーネリアのピンチに、ギルフォードやダールトンが何とか駆けつけようとするが間に合わない。普通なら、これで終わりだが──

 

「総督!!」

 

 岩壁をブチ抜き、ダイナミックエントリーをしてきた奴がいた。

 

「来たなスザク。お前が来るのはわかっていた」

 

 スピーカーをオフにしたルルーシュが、冷静に【ランスロット】を見下ろす。

 

「お前には、功績をあげてもらわないと困るからな」

 

 カレンとスザクが、人外染みた怪獣大決戦をおっ始める。動きが違う。こっちが一般格闘家なら、2人はドラゴンボールの住人だ。

 

「カレン、適当なところで撤退だ。そいつの相手より、1機でも多く敵戦力を削れ!」

「ゼロ!」

 

 コーネリアが果敢にも、残ったスラッシュハーケンでルルーシュに攻撃を仕掛ける。

 

「その程度で!」

 

 ルル山ならそれでも十分かもしれないが、ビルドアップしたルルーシュには効かん。両腕の無いコーネリアでは、接近戦は捌けない。

 

 スラッシュハーケンを掻い潜ったルルーシュに、両足を破壊されて達磨になったコーネリア。オラ、くっころって言え! 

 

 スザクが慌てて戻ってきたので、距離を取るルルーシュ。

 

「頃合いだな。カレン、撤退だ!」

 

 カレンが離脱を始め、ルルーシュも後退する。

 

「追え! 枢木!」

「し、しかし」

「すぐにギルフォードが来る! お前はゼロを!」

「大人しくしていろ」

 

 ルルーシュが、サイドスカートから取り出したケイオス爆雷を投げた。

 

「この!」

 

 スザクがコーネリアの前で、防御体勢を取る。

 

「ユグドラシルドライブ全開!」

 

 ニードル弾が放たれるのと同時に、ブレイズルミナスを展開する。

 

 スザクがコーネリアを庇っている間に、撤退するルルーシュ。キタナイ。流石ブリタニア皇族、キタナイ。

 

 ケイオス爆雷を防ぎ切ったのと同時に、ギルフォードが駆けつけた。

 

「姫様!」

「よく来たギルフォード。枢木はゼロを追え!」

「イエス・ユア・ハイネス!」

 

 ルルーシュを猛追するスザク。

 

「逃がすか!」

 

 追いついたスザクが、ヴァリスを連射してルルーシュの逃げ道を潰す。

 

「チッ、コーネリアめ、達磨にしたのに追撃を優先させるとは。あの紫BBAが!」

 

 苦し紛れのライフルの銃弾をブレイズルミナスで弾き、肉薄しようとするスザク。

 

「まあ、想定内だ」

 

 その瞬間、【サザーランド】が現れ、特殊加工された大型の弾頭を発射した。

 

「いいタイミングだ、C.C.!」

 

 弾頭は上空で開き、複数のケイオス爆雷をバラ撒いた。

 

「まったく、人使いの荒い!」

 

 ニードル弾が空間を埋め尽くす。

 

「う、うおおッ!!」

 

 再び最大出力のブレイズルミナスで、防御体勢を取るスザク。

 

「お前のために用意した特別製だ。たっぷり味わえ」

 

 ルルーシュが夜なべして作った特別弾は、スザクを釘付けにする。

 

 その隙に、いつの間にか現れた【サザーランド】たちが、次々とケイオス爆雷を投げ込み弾幕を張り続ける。

 

「誘い込まれたのか!」

 

 わざわざルルーシュが単騎でコーネリアのところにいったのはこのためだ。どうせスザクが来るから、罠を張ったのだ。

 

「じゃあな」

「待て、ゼロ! お前は、これだけのことをして逃げるのか!? 卑怯者!」

「フハハハハ! 誉れは、祖国に捨ててきた!」

 

 全員で時限式のスモークグレネードをバラ撒き、時間差で起爆させながら撤退する。

 

 弾幕が止み次第、すぐに追おうとしたスザクだったが。

 

「ユグドラシルドライブがオーバーロード!?」

 

 短時間で酷使し過ぎたようで、ユグドラシルドライブがイカれた。

 

 スザクを振り切ったルルーシュは、他の部隊と合流しつつ側面の部隊を壊滅させて脱出した。

 

 

 

 

 

 

 




補足情報
半蔵はB隊を率いていた。
タケルはC隊と合流して戦っていた。仲間も無事黒の騎士団と合流した。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。