というわけで更新です。ただ、連続投稿はこれで終わりです。平日は仕事忙しいので。思っていたより需要があったようなので、SEEDと並行していけたらいいなーと考えています。できるかは知らんけど(笑)
出会いは唐突だった。
「スザク。私に新宿を見せてください」
時は進み、スザクは無事に釈放された。そして、運命の出会いをした。それが、幸運か不運かはわからないが。
クロヴィスは生きてこそいるが、今も意識不明。代わりの総督はコーネリアとなった。そして、原作通り彼女もエリア11へと来ていた。悲劇の皇女ユーフェミア。
「ここが新宿です。……ですが、ここはもう駄目でしょう。死者こそ何故か少なかったんですが、住民は忽然と姿を消してしまいました」
「……そうですか」
ユーフェミアは廃墟のような新宿を見て、悲しそうな目をした。
◆◆◆
その後もだいたい原作通りに進み、原作でのターニングポイントの一つ、サイタマゲットー掃討戦が始まる。え、猫に仮面取られる? そんな馬鹿な話あるわけないヨ。
「予想通りか。侍の血が潰されたから可能性は高かったが、コーネリアの考え方は昔のままというわけだ」
クロヴィスの親衛隊から情報を得たルルーシュは、予め作成しておいた対応プランに沿って動き出した。
「いくのか?」
「ああ」
部屋で準備をするルルーシュを、C.C.が微妙そうな表情で見ている。
「勝てるのか? 今、お前に死なれると困るのだが」
「何を言っている。ブリタニアと戦うことなど7年前から決めていた。当然準備はしてあるに決まっているだろう」
「準備?」
「丁度いい、お前も来い。俺の組織と合流する」
ルルーシュは、C.C.を連れてアッシュフォード学園を出た。
◆◆◆
「ここは?」
古びた地下空間に連れて来られたC.C.は、キョロキョロとあたりを見渡す。
「拠点の一つだ」
中心に向かうと、既に少数の人間が集まっていた。
「キング!」
ルルーシュが来たことに気づくと、みんな畏まり始めた。
「半蔵はいるか?」
「はい、ここに」
半蔵と呼ばれたのは、どこにでもいそうな冴えない中年男性だった。
「準備は?」
「フェイズ2までは完了しております」
「十分だ」
「ルルーシュ様、そちらの女性は?」
「俺の嫁だ」
「おい!」
肩をどついたC.C.を見て、なにやら頷く半蔵。それに気づいて不機嫌になるC.C.
「ルルーシュ、こいつらはなんなんだ?」
「ここにいる者の大半は、新宿の住民だ」
「なに? だが新宿は掃討戦で……」
「住民の大半は逃がした」
言うだけ言って、何やら他のメンバーと話し始めたルルーシュを、C.C.は唖然とした表情で見つめた。
「私が説明しましょう」
混乱するC.C.に、半蔵が声を掛けた。
「我々は互助会です。最初は」
「互助会?」
半蔵が懐かしそうに目を細めた。
「私たちは困窮していました。日本人全員が名誉ブリタニア人になれるわけではありません。食料も薬も衣服も、何もかもが足りませんでした」
「……」
C.C.が、無言で話の続きを促した。
「そんな中、匿名の援助がありました。援助自体は、実はそれほど珍しいわけではありません。名誉ブリタニア人になった日本人や、一部のブリタニア人から援助はありました。そして、偶々その援助の対応をしたのが私だったのです」
「その匿名の支援者がルルーシュ様でした。最初は通話越しの関係しかなかったのですが、回数が増えていくうちに直接会うことになりました」
「驚きましたよ。あれだけの規模の援助をしていたのが、まだ子供と言ってもよい年齢の少年だったのですから」
「それは何年前の話だ?」
「もう5年になります」
「ルルーシュ様の援助で、どれほどの日本人が助かったことか……。しかし、ルルーシュ様は表舞台に出るわけにはいかなかった」
「……お前知っているのか?」
C.C.の問いに、半蔵は微笑んだ。
「匿名ではありましたが、みんなお礼が言いたかった。だから私が渾名をつけました。ルルーシュ様が得意なチェスと日本で有名な支援者の名前を合わせて、足長キングと」
「ここにいる者たちは、大切な人をルルーシュ様に助けて頂いた者。その中でも、ルルーシュ様の為に死ねると私が判断した者たちです」
「ルルーシュ様からは、いつか必ずブリタニアに挑むと聞いておりました。そのためのルルーシュ様の私兵であり、死兵なのです。私たちは」
あまりの覚悟にC.C.は息を呑んだ。長い時間を過ごしたC.C.をしても、気圧される迫力があった。
「互助会の中で、足長キングの手足になって動く者。それが表向きの私たちです。新宿ではルルーシュ様が早々に気づいて頂いたので、地下から逃れることができました。大半の者は、足長キングからの情報だと言えば素直に従いますからね」
「なるほど」
「これから向かうサイタマゲットーも足長キングの信者が大半。ブリタニアの魔女といえど、ルルーシュ様が表舞台に出ると決めたのです。主の意向を叶えるのが従者の役目。負けられません」
◆◆◆
「ここが指定された場所?」
カレンは、とある廃墟に呼び出されていた。
「紅月カレンさんですね?」
「はい」
廃墟の中には、男が一人。案内人だ。
「ゼロは、こちらに」
案内人に着いていくと、地下空間に出た。いよいよだと、カレンは息を呑んだ。
互助会から扇グループに連絡があり、カレン一人を戦力として借りたいという話だった。当初扇はカレン一人を出すことを拒否していた。全員で力になるとも言ったが断られた。結局、新宿事変の切っ掛けを作った負い目や、行方不明だった永田を保護してもらっていたこともあり、カレンは出向となった。
しかし、カレン自身は悪くは考えていない。ゼロならば、ブリタニアと戦えるのではないかと期待を持っている。
「来たな」
仮面の男が現れた。ゼロだ。
「あなたがゼロ……」
「そうだ、私がゼロだ。紅月カレン、ここに来たということは、私の指示に従うということでいいのかな?」
「は、はい!」
「そうか、なら」
ゼロが指を鳴らした。
突如ライトが点き、カレンが目を細めた。しかし、すぐ丸くすることになる。
「そんな、嘘!」
カレンの目に映ったのは、KMFだった。それも高級量産機である【グロースター】。しかも2機。
「どうやって!?」
「企業秘密だ」
理由は簡単。クロヴィスの親衛隊に横流しさせたのだ。親衛隊はKMF に乗るし、皇族に近いだけあって乗機は最新鋭の【グロースター】だ。こんなん貰うしかない。
黒と赤に塗装された2機をカレンは見上げる。
「赤い方は、君の機体だ」
ルルーシュが起動キーを、カレンに投げ渡した。
「え? どうして?」
「君の腕は相当なものだ。だから、声を掛けた。相手はあのコーネリアだ。戦う覚悟はあるか?」
カレンが起動キーを見つめて、握り締めた。脳裏に兄の姿が過る。
「もちろんよ!」
「よし、ならば条件はクリアしたも同然。作戦を説明しよう」
ルルーシュが、マントを翻した。
オリキャラ半蔵の設定。
咲世子のような忍者やSPの家系の者。戦後のゴタゴタで地獄を見ていたところ、ルルーシュに救われ心酔。
能力は潜入や変装は咲世子が、戦闘や政治は半蔵が上。
ちなみにルルーシュはミレイの祖父であるルーベン・アッシュフォードからネット上の捨てアカみたいな仮想身分と種銭貰って、ネット上で稼いだお金で援助していた。
ルルーシュあるある。余裕そうに見せて、裏ではめっちゃせかせか働いてる(笑)なお、半蔵たちはちゃんと知ってる。