テンプレおじさんVS異世界美少女たち〜決死の忖度サバイバル!〜 作:鷹井オムニバス
俺たちはついに、最後の王が待つ天空城に行くための飛空艇があるという、浮島レオスタツンに辿り着いた。
数多の巨人族が住まうというこの島は、色々なものが巨大で、まるで俺たち自身が人形になってしまったような錯覚に陥る。
一度リーシャはここに来たことがあるというので、道案内をさせながら、飛空艇を勇者である俺のために用意しているらしい巨人族の家まで赴く。
——俺はそこで、桃源郷を見つけた。
豊かなアッシュブラウンの流れるような長髪、神秘的な琥珀色の瞳、そして何よりアラビアンな服装と豊満なる肉体。
もはや言葉はいらない。これは俺のものだ。
ポフりと山脈に顔を埋めながら話を聞き流す。
「うーん……?この子……じゃなくて、このゴッドさまがあの?」
「……………………そうです。空賊王ミディルを討伐し、最後の封神のしずくを手に入れるためにこちらに赴きました」
「うーん。でもなんか、ずっと私の胸に引っ付いたままで何もしゃべらないんだけど……」
「えーと……、ゴッド様はとにかく豊満な女性がお好みらしく……。」
「おそらく、巨人族でその条件に合致したデメリファトス様の胸に執心してるみたい」
「えぇ……。」
うーん。しかし、この胸はハーレムに入れたいが、しかしなぁ。
体がでかすぎる。そこがいいんだが……。
しかたねぇな。
「決めたぞ!! デメリファトス! お前は俺がいつ来ても安らげるように、しっかりとここでその美しい肉体を維持しておけ……! その体は、世界の宝だ……!」
「「ブフォッ」」
「…………(わかってたけど、命知らずなの面白ーい)」
「(馬鹿かよ……)」
なぜかノーリィ以外もむせたような声がした気がしたが、気のせいか……?
「え、えと、えーと……、うーん……、あ。うん、わかった。毎日健康に過ごすようにするねー」
「そうだ、それでいい……」
そうして泣く泣くハーレムメンバーのデメリファトスを浮島に置いて、俺たちは飛空艇に乗って空賊王ミディルが待つ、暗黒天空城リザーブへと向かうのであった。
これで俺のハーレムのうち、大陸全体に30人ぐらいの現地ハーレムメンバーたちがいることになるな。陸上や海上都市にはいたが、空の上まで現地ハーレムメンバーができるとは、俺のカリスマが止まらねぇ。
……まぁ、しかし。
常駐ハーレム全員に手を出したかったが、この救世の旅が終わるまでの間、純潔宣誓の祝福とかで全員手を出すと肌が爛れて容姿も醜くなってしまうらしいしそれはできないのが痛いぜ。
リーシャたち三人はともかく、アムレアスとヴァイナまでもが俺のために旅に同行してからその祝福受けたらしいしな。
もっと早くに、リーシャたちが裏で俺のためにそんな事をしている事に気付いていれば、そんなデメリットしかない祝福なんて受けずに済んだだろうに。
しかしまぁ……旅が終わるのが楽しみになったってことだな……!ポジティブにいこう!
「(色々と危なかったわ……)」
「(普通に気持ち悪い……)」
【あとがき】
この世界、人族以外の種族は探せば強い存在がいっぱいいるんですよね。
竜族、海の種族、巨人族など。
種族的には、基本的に人族を下に見てます。個人としては対等に見てる人もいますが。