呪術廻戦外伝:京都結界編   作:緋鳥

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同時進行で頑張ります。
よろしくお願いします。

主人公のことがそこそこ分かるかもしれないものです。
これ見なくても(多分)大丈夫なので飛ばしてくれても構いません。




私は実家が嫌いだ。

 

日本には代々「呪術師」と呼ばれる存在を輩出して来た家系が幾つかある。

 

その中でも特に大きな「御三家」と呼ばれる家の一つ、「禪院家」で私は生まれた。

 

まぁまぁなクズの掃き溜めだったと思う。

 

強いて言えば、親父はまだマシだったかもしれない。

 

戦い方や術式の扱い方、果てには拡張術式の開発の手伝いなど。

 

呪術的な分野だったら親父はいい親……いい師匠だったと思う。

 

周りの奴らはただのクズだった。

 

子供の頃、よくボコボコにされた。

 

死にかけた回数はもう覚えてない。

 

しかもそのクセ、外面は割と良い。

 

だから家出る時に全部纏めて返してやった。

 

後から聞いたけど、1人は死んだらしい。

 

そうそう、後から生まれた弟もかなりのクズだった。

 

まぁ蛙の子は蛙、ということなんだろう。

 

それでも一応、可愛い弟ではあったかもしれない。

 

「俺は姉貴より強うなるんや」って言って、ずっと修行していた。

 

結局アイツが私に勝ったことは一度もなかったけど。

 

あ、あと可哀想な姉妹がいた。

 

1人は何だったか、構築術式の使える方が妹だったっけ。

 

そしてもう1人は天与呪縛のフィジカルギフテッドだったか。

 

どっちも悪口を言われるのは可愛いもので、殴られたりしているのを見たことがある。

 

特に私の弟からの暴力が酷かった印象だ。やっぱりカケラも可愛くないな。

 

お互い仲良さそうだったし、取り敢えず心の中で応援したのを覚えている。

 

そう言えばフィジカルギフテッドで思い出した。

 

ヤバいのがいた。

 

呪力完全ゼロ、アホみたいな身体能力を持っていたやつ……伏黒甚爾だっけ?

 

結局家を出ていったけれど、アレが暴れてたら今の禪院家は無かっただろう。

 

最期は確か、星漿体を殺した後に、その時高校生だった五条悟が殺したらしい。

 

自分より若いのに、五条悟凄いなぁって思ったのを覚えている。

 

まぁ、今は嫌というほど合うようになったけど。

 

アイツ特級じゃないの?なんであんな高頻度で高専にいるの?

 

 

 

まぁそれはいっか。

 

取り敢えず、最初の方でも言った通り、高校卒業後すぐに私は家を出た。

 

その時、私を散々ボコしてくれた奴らに少しお返ししてあげた。

 

1人死んだらしいけど、知ったことじゃない。自業自得だね。

 

家を出た後は、術師になる道も考えたけど、普通に大学生になった。

 

苗字も最後の縁ということで高専に頼んで、母方の旧姓にした。

 

その後、入った大学で出来た後輩の女の子に一目惚れした。

 

けど想いをいまいち伝えられなくて、緩やかに時間が過ぎていった。

 

きっかけは何だったか、そうだ。

 

彼女に、相談された。

 

みんなには見えない何かが自分をつけて来ているのだと。

 

けどそれは、私の近くにいる時は感じないのだと。

 

呪霊だ、と思った。

 

彼女が帰る時、許可をもらって遠くから見たら、いた。

 

およそ人型の、身体中に裂けた口がある呪霊。

 

甘く見積もったところで、四級にも満たない蠅頭が良いところだろう。

 

私はすぐに近づいて祓った。

 

その時、突然現れた私にびっくりしたのか、彼女がよろけた。

 

倒れそうになったところを思わず抱えて支えた。

 

後で自分が恥ずかしくなって、思わず離そうとしたけれど、彼女に拒否された。

 

暫くそのままでいろいろ話した。

 

いつから感じていたのか、呪霊が見えること、学校で何してるのか、とか。

 

そんな他愛もない話を、たくさん。

 

そうしたら次の日から、どんどん距離が縮まってきて。

 

それから数日後、私は告白して、受け入れられて、今は同棲している。

 

改めて、すごく幸せだと思う。

 

だから、私は高専に連絡した。

 

昔はいまいち掴めなかった呪術師になる理由。

 

それが、大切な人ができて、ようやく分かった気がする。

 

彼女は見える人だ。

 

でも、戦闘能力がある術師じゃなくて、一般人と大差ない窓。

 

彼女がどんな状況でも、彼女を守れるようにしたい。

 

呪術師になれば、守るための選択肢が増える。

 

情報、技術、武器、味方。

 

だから私は、呪術高専に所属する術師になった。

 

 

 

それからは少し忙しくした。

 

特に百鬼夜行、あれは忘れられない。

 

私は新宿対応班に参戦して被害を食い止めるのに尽力した。

 

1000の呪いというのがハッタリどころか体感もっと多かったような気もする程。

 

正直特級出て来た時は少し焦った。そんな何体もストックできることに驚きだ。

 

後は……そういえば、宿儺の器として完璧に機能する人間が見つかったらしい。

 

虎杖悠仁君だったっけ。

 

死んだと思ったら生き返った。怖っ。

 

前、ぷらぷらと東京の路地裏を歩きまわってたら、何故か死んだはずの虎杖君と遭遇した。

 

困惑してたら後から来た七海君が溜息を吐きながらも教えてくれた。

 

何でも生き返ったけど、お披露目は姉妹校交流会の時のサプライズで取っておくんだとか。

 

明らかに五条悟の総監部に対する嫌がらせを感じるけど、まぁ言うのは野暮ってもんだろう。

 

取り敢えず秘密にすることを約束して、虎杖君とは割と話し合う仲になった。

 

面白い子だと思う。

 

めちゃくちゃ元気で、どこまでも善人なのに、どこか頭のネジがトんでいる。

 

これは器のみならず、術師としていい才能だなぁと思った。

 

この先の成長に期待だね。

 

 

 

そういえば、最近東京が大変らしいけど、大丈夫なんだろうか。

 

前チラッと見た時は建物が空に浮いているのを見たけれど。

 

なんなら花火みたいな綺麗な光が見えて、家で2人で騒いでたのは記憶に新しい。

 

……そうだ、外に出る口実ができたんだし、実家見に行ってみるか。

 

クズ共はなにしてるかなぁ?

 

弟とも久々に手合わせしてやらにゃいかんし。

 

じゃあ、ぼちぼち準備しますかね。




そこそこ長いですが、読んでくださりありがとうございます。
主人公は女の子で彼女がいますが、設定として存在するくらいのものなので気にしなくても大丈夫です。
あくまでメインは戦闘ですからね。
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