今日は書くことがいっぱいだ……でもちゃんと書かなきゃね
兄さんと紗夜さんの準決勝の試合が行われ、相手はあのアルルカントのロボットたちでしたが無事勝利を収めました。
次に天霧先輩たちも無事準決勝に勝利し、明日、兄さんたちと決勝戦が行われます
ただ、兄さんたちの準決勝が終わったあとに問題が発生しました……。
兄と紗夜さんを祝勝しようと控え室に向かった時のことでした。
リースフェルト先輩の大切なフローラさんが誘拐され身柄を返す条件として、天霧先輩の《
「──それでクローディアその緊急凍結申請って具体的にどうすればいいのかな?」
「正気ですか綾斗? 《
「うん。分かってる。きっともう2度と俺とは一緒に戦ってはくれないだろうね」
そしてそんな天霧先輩に兄さんが近づきました
「あのさ綾斗。《黒炉の魔剣《セル=ベレスタ》》はお姉さんとの繋がりだった筈だけど。いいの?」
「仕方ないよ今フローラちゃんを助けるにはこれしか無いから」
「最後にもう一回だけ聞くけどお前……考え抜いて今できることはそれしか無い、って判断したんだな?」
「うん。そ──」
言い終わる前に兄さんが天霧先輩の頬を強く殴りました。
立っていた天霧先輩は壁際にまで吹き飛ばされ、兄さんの突然の行動に周りは驚いています。
天霧先輩が立ち上がりますが、兄さんは胸倉を掴み怒りを含ませた声で話しかけました
「お前いい加減にしろよ。そんな簡単に家族の繋がりを捨てるつもりなの?」
「っ! じゃあ他にどうすればいいか教えてよ綺優。今はこれが最善だろ!!」
「何が最善だふざけんな。お前、なんのための仲間だよ。
ユリスは大切なパートナーじゃなかったのか? 紗夜は大切な幼馴染じゃなかったのか? クローディアは大切な友達じゃなかったのか? 綺凛は大切な後輩じゃなかったのか?」
「な、何を」
「なんでてめぇ1人で全部解決しようとしてるんだって言ってんだよボケが。
ユリスは王族だ。もしかしたら以前にも似た経験があって対策を知っているかもしれない。
クローディアはここにいる誰よりも賢い。もしかしたら俺たちには思いつかない方法で解決してくれるかもしれない。
紗夜や綺凛だってそうだ。違う視点で見て考え方で導き出して、答えが出るかもしれない。
なのにお前は、1人で全部やろうとしてる」
兄さんの叫びに全員が静まり返り、天霧先輩はみんなを見ました。
リースフェルト先輩は寂しそうに、会長は苦笑いを浮かべ、紗夜さんは右手で親指を立て頼ってと、私も天霧先輩の目を見て強く頷きました
「遥さんがお前を置いて遠くに行った理由が分かるよ。
お前昔からそうやって何でもかんでも自分1人でやろうとしてるだろ。そりゃあ遥さんも置いてくさ。
子供の面倒を見るほど余裕なんてある訳ない」
「ふぅ……本当にその通りだよ……綺優、目が覚めた。ごめん。それとありがとう」
「それより先に言うことがあるだろ。みんなに」
「みんなごめん。みんな仲間で気持ちは一緒だった筈なのに……俺が勝手に決めようとしてごめん」
「紗夜さん綺優おめで──えーっと、待って何この状況」
最悪のタイミングで姉さんが部屋に入ってきました。
一連のことを説明すると、姉さんもフローラさん救出に助力してくださるとのことです。
まず機関に頼ることは向こう側から禁じられているため、私たちだけで探さないといけないこと。
次に緊急凍結申請を行い、会長が受理をギリギリまで遅らせること。
その間に見つければ私たちの勝ちになります
「みんな済まない……フローラは私にとって大切な存在なんだ。だから力を貸してくれ」
リースフェルト先輩の言葉に私たちは強く頷きました。
すると姉さんが兄さんの方に近づいて
「ふーん、綺優が天霧くんに1人で抱え込むな、ねぇ〜?」
「……なんだよ」
「い〜や? 別に? 誰がどの口で〜とか、鏡を見ながらそれを言って欲しい〜とか、全然これっぽっちも思ってないよ」
「……ごめんってシルヴィ。俺も自分のことは客観的に見れないんだよ」
「なら天霧くんに一方的に言ったことはちゃんと謝らないとだよね? 間違ったことは言ってないと思うよ。でもだからってなんでも言っていい訳じゃない。でしょ?」
「おっしゃる通り……綾斗すまん強く殴って」
「いやいいよ。おかげで目が覚めたよ。それに俺は綺優のことも大切な仲間だと思ってるから。
また俺がおかしいなこと言ったら殴って止めてよ」
「……わかった。俺も変なこと言ってたら殴ってくれ」
「もちろん。今日の分も上乗せして、ね?」
「それは……殴られない様に気をつけるわ」
天霧先輩と兄さんが握手して仲直りしてました。
本当に姉さんはすごい人です。
私じゃ兄さんの心をここまで動かすことは出来ません……悔しいけれど、姉さんが兄さんの恋人でよかったと本当に心からそう思いました。
その後は姉さんの力でフローラちゃんの創作範囲を狭め、その範囲を捜索することに。
天霧先輩とリースフェルト先輩は準決勝があったため不参加、私と紗夜さんに助っ人で夜吹さんがペアで、兄さんと姉さんが別々に行動し、3ペアで探すことになりました。
ただこの時に兄さんが誰かに通話をしてて
「……ごめん助かる……勿論借りでいいよ……うん……言ってくれればいつでも返す。それじゃあよろしく」
「兄さん誰に電話したのですか?」
「アーニーだよ。アーネスト・フェアクロフ。借りでいいから力を貸してもらうことにした。
アーニーみたいな高潔な騎士なら助けてくれると思って。友人なのもあるけど」
「アーネストに貸しって……綺優、それあとで何要求されるか分かったもんじゃないよ」
「大丈夫だよシルヴィ。アーニーはそんな人じゃない」
「いえ……シルヴィアの言う通りかも知れません綺優」
「え、どうしたのクローディア」
「アーネストはきっと……いや、今はとにかくフローラさんを。この話はまた後でしましょう。一分一秒でも惜しいですから」
そこで一度話は終わり早速私たちは捜索に行きました。
姉さんのおかげですぐにフローラさんは見つけられたのですが……誘拐犯によって救出を邪魔されます。
ビル入ってすぐ、影の分身に道を阻まれました。誰かが残って相手にするのが妥当、誰が残るかって目配せをした時、
「ここは私に任せて皆さんは先に行くといい」
「あなたは……フェアクロフさん!」
「綺優の頼みで助太刀に参上させてもらったよ。ほらここは任せて」
「……! ありがとうございます!」
「ありがとう。恩にきる」
お言葉に甘えて階段を駆け上がり夜吹さんと分かれ、私と紗夜さんは一室でフローラさんを見つけました。
先に私が入って外を紗夜さんに外を見張って貰い、フローラさんの拘束を解こうとすると誘拐犯と思わしき人物に邪魔をされます。
騒動を聞きつけ紗夜さんが中に入ってきてくれて、先にフローラさんの拘束を解きました
「よし。綺凛今から私が援護を──」
「ッ……!! 紗夜さん背後!!」
「──油断したな?」
「え?」
フローラさんが突然紗夜さんの背中を剣で斬りつけました。
なんと敵は2人で1人はフローラさんに化けていたんです……。
背中を大きく切られ負傷した紗夜さんはその場で倒れ込み、私は2人を相手にしないといけなくなりました。
じりじりと壁際に追い詰められそうになった時です
「──おい、お前ら何してんの」
「《白夜叉》ッ!!」
「……!」
「何逃げようとしてんの。ふざけんなよ紗夜をやったのはお前らだな?」
「──!」
兄さんが助けてに来てくださりフローラちゃんに変装していた人を気絶させ、兄さんの登場に驚いている隙を見逃さずもう1人を峰打ちで倒しました。
すると気絶しているフローラさんを抱えた姉さんと、フェアクロフさんに夜吹さんの3人もやってきました
「みんな無事!? ……!! 沙々宮さんこの傷……」
「……残念だが明日の決勝戦は辞退するしかないな」
「ぐっ、も、もーまんたい。私はやれる」
「シルヴィの力で治療は無理?」
「うん……止血ぐらいならなんとか。でもこの傷口を塞ぐには治療してもらうしかないよ……」
「ふぅ……紗夜、明日の決勝は俺1人で出る」
「……!! 私も出る。これぐらいの傷でも──」
「いいや。申し訳ないが言わせて断言する。Ms.沙々宮、治療を受けたとしてもその傷口は治らない。そんな状態で出ればはっきり言って綺優の足手纏いだ」
兄さんはフェアクロフさんの言葉を否定せず、どこか申し訳なさそうに顔を伏せておりました。
兄さんの性格上、絶対に紗夜先輩が危険になれば助けに入ります。そこを狙われたら……
「綺優、正直に答えて欲しい。明日の決勝戦、私がいたら邪魔?」
「……ごめん」
「わかった……私は綺優のことを信じてる。だから綺優、任せてもいい?」
「っ……任せろ。絶対勝つ」
「うん。任せた」
こうして無事フローラさんの救出は終え、病院で紗夜さんの治療を済ませました。
紗夜さんの怪我に天霧先輩とリースフェルト先輩は驚きつつ、リースフェルト先輩に至っては深く頭を下げ謝罪していました
「沙々宮、綺優……本当にすまない。心の底から謝罪をする。明日の決勝戦フェアにするために私も──」
「──ユリス。気にしなくていい大丈夫」
「っ……だが私のせいで」
「友達のために頑張って、そんな友達の大切な存在を助けるのは当然。私が選んだこと」
「沙々宮……」
「それに……今の綾斗とユリスが束になっても綺優には勝てない。だからこれはハンデなのだ。ふふん」
「……紗夜、本当にすまない。ありがとう」
「もぅ泣かない。ここは怒るところ。ユリスは本当に甘くて……優しい」
紗夜さんに優しく抱きしめられながらリースフェルト先輩は涙を流しておりました。
これで色濃い1日が終わり、明日の夜には遂に《
予定外のハプニングで兄さんが1人で戦うことになりましたが、私も信じてます。
兄さんならきっと勝てるって
『──さぁ! 遂にやって参りました!! 《
優勝と準優勝を星導館が独占! それによって今シーズン堂々1位のスタートです!』
『そッスね〜! ではそんな星導館の選手を紹介するッスよ』
毎度恒例の
そんな盛り上がっている会場とは対照的に控え室で綾斗とユリスは、冷静に決勝戦に向け作戦を再確認していた
「──だからこそ絶対に引っかかるよ綺優は」
「天霧辰明流を使えるが故に、か」
「正確には《識》をだね。綺優は《千里眼》と《識》に頼りすぎてるところがある。
《千里眼》は分からないけど、《識》に関しては間合いにあるもの全てを感知する。
だから見えないものも見えるし、感じ取れなかったものも感じ取れるようになる」
「準々決勝の時の様にだな?」
「そう。ただ弱点は幻術の類も拾っちゃうことなんだけど」
「そこが今回の鍵になるわけだ」
「100%って言い切ってもいいよ。なんせ姉さんですら、今までの天霧辰明流剣士全員がそうだったからね」
「信じよう。勝つぞ綾斗」
「ああ。勝とうユリス」
2人は拳を軽く合わせ、控え室からでてステージへと向かった。
2人を歓声が迎える。まだステージには綺優の姿はなかった
『さて!! 続きましては刀藤綺優選手の紹介です!』
『刀藤選手も天霧選手と同じく特待生枠の生徒ッス』
『なんでも生徒会長であるエンフィールドさんが直々にお二人を見つけて連れて来たとのこと。
2人ともJr.時代の大会出場記録など無いのによく見つけましたね!』
『だからこその《
そして肝心の刀藤選手の注目すべきとこはなんと言っても、その防御力の高さにあるッス』
『え? ぼ、防御力? 攻撃力じゃなくて?』
「……綺優の防御力だと? 何を言っているんだ」
「いやそうでもないよユリス」
ユリスが警戒しているのは綺優の理不尽なまでの攻撃手段、突破力にあると思っていた
『刀藤選手を支えているのは《連鶴》と《超速再生》と《縮地》、この3つッス』
綺優は《連鶴》を今に至るまで相手に攻める時に使用したことは無く、その無数の手段が取れどんな状況にも対応できることから常に相手からの攻撃を受け止め受け流す時に使っていた
『そして《連鶴》を攻略しても《超速再生》で回復。更には《縮地》の高速歩法によって戦闘からの離脱も可能。攻め崩しても立て直されるのに、そもそも捉えることすら困難ッス』
「……そこに《千里眼》と《識》を合わせた感知能力の高さと、高精度な未来視。
これから俺たちが相手にするのはそんなやつだよ」
「……聞けば聞くほど恐ろしいな。アイツは」
言い終えると同時に綺優がステージへと姿を現した。
隣に紗夜の姿が見えないため一瞬、会場の小さなところでざわつきが起こるが、すでに今朝紗夜が怪我の療養のため出場を辞退したことは発表されている。
実況の2人もそのことを改めて説明した
「綾斗、ユリス。手加減は無しで。本気でやろう」
「もちろん」 「当然だ」
『さぁさぁ! それでは時間がやって参りました!! 泣いても笑ってもこれが最後の戦い! 両チームともに悔いのない戦いを!! それでは──《
〜《
最後まで読んでくださりありがとうございました
高評価&感想ありがとうございました!励みになります!
↓読まなくて大丈夫です(頭がおかしくなってるだけ)
次回《鳳凰星武祭》決勝戦になります……いやもう戦闘描写無理よ…本当にしんどいよ思いつかないよ…え、《獅鷲星武祭》なんて3回か5回ぐらい戦闘描写必要じゃない?《王竜星武祭》に至っては、毎回必要になるレベルじゃない????
失踪への方程式が揃っちまったな(遠い目)
なので次回の《鳳凰星武祭》が終わったら1ヶ月〜2ヶ月ぐらい休ませてください(…)モチベーションが…モチベが……モチベがセルベレスタされる…
私の中には今、もう早く書き終えて次の作品かこ?どっかの作品でまたシスコン拗らせた主人公orオリ主作ろうぜぐへへへ。って囁く悪魔がいるんです…タスケテ
長くなりましたが改めて今回もありがとうございました!!
また次回もよろしくお願いします!!