貞操観念逆転世界で100日童貞を守る   作:サウナおじさん

12 / 12
11日目

4月23日木曜日。

 

今日は講義が昼からなので午前中はゆっくりと寝ていた。

 

昨日はまさかの知り合い全員集合と驚くべき出来事があった。

なんとかその場は収まったが、改めて考えると女の子の知り合い増えたよなぁと思う。

 

「ん!?」

 

起きてまずスマホをチェックすると驚いた。

 

【明日の飲み会楽しみにしてるよ!】安藤から

【明日、よろしく】前原から

【またデートしようね】奈那から

【先輩ともっとお話したいです!】桜さんから

【今度時間作ってよ】苺さんから

【真くんはもっとわたしに構って!】五十嵐先輩から

【由衣とも遊びましょう!】高木から

 

それぞれ送られてきた時間は違うが、昨晩から朝にかけて知り合い全員からライムが届いていた。

 

「こりゃ・・・すごいな」

 

確実に昨日の件でそれぞれ思うことがあったのだろうかと邪推してしまう。

 

「ともかく返事するか」

 

とりあえず当たり障りのない内容でそれぞれに返事を返す。

 

「これは・・・どうしたものか」

 

前世ではモテない人生だったために直球で好意をぶつけられることに慣れていない。

その為、複数の人物からのアプローチをどう対処していいかが分からなかった。

これが一人からだけだったら、その人と向き合えば良いのだが複数となると・・・

全員がそれぞれ魅力的な人物であり、今の段階でこの人だと決めることは出来ない。

 

「本当だったらモテまくりでやっほい!って感じだが、現実でこうなると難しい物なんだな・・・」

 

ともかく今はこれ以上考えても仕方が無い。

勿論好意には誠意をもって対応したいがこちらにも童貞を守るという使命がある。

まだしばらくはうまくやり過ごしていくしかないだろう。

 

「学校・・・いくか」

 

 

 

大学に着き講義を受けながら改めて皆のことを考える。

 

安藤

俺が最初に出会った女。

いきなりしてやられた事もあり、正直嫌な思い出もある。

しかしその性格から話しやすくて、なんやかんや嫌いになれない。

学科の華であり目の保養になる。

後めっちゃ可愛い。

 

前原

安藤の友達。

さっぱりとした性格で男友達みたいな感覚で付き合える。

気を遣わなくていい楽な存在だ。

安藤と良いペアだと思う。

後クール系美人だ。

 

桜さん

一つ下の後輩。

最初はすこし接し方に迷ったけど、今では普通に話が出来る。

意外と積極的な面もあり驚かされることもある。

あの目で訴えられると断れない。

後小動物系でかわいい。

 

奈那

一つ上の先輩。

フランクな態度でこっちも気楽に付き合える。

デートをした仲でもあり、俺にとっては貴重な存在だ。

みんなを挑発するのだけはやめてほしいが。

後ギャルだけど優しい。

 

苺さん

アイドル。

まさかの同級生アイドル。

表と裏の顔が別人だったけど、どっちも好きだ。

俺だけ知ってるみたいな優越感がある。

後、顔がめっちゃ好み。

 

五十嵐先輩

四年生。

なんか色々残念な感じだけど、そこがなんか愛らしい。

ほっておけない感じがする。

このまま見捨ててはいけないような。

後胸がめっちゃデカい。

 

高木

後輩系女子。

夢に向かって頑張っている姿は眩しい。

応援したくなる。

素直でまっすぐな感じは好ましい。

後めっちゃ元気溌剌。

 

 

それぞれの顔を思い浮かべながら一頻り思いに耽る。

みんな良い奴らだし、ぶっちゃけ全員好みなんだよなぁ・・・

これだけのメンバーに好かれていることを贅沢に思う。

 

(あああ・・・もし呪いがなければ好き勝手出来たかも知れないのに・・・)

 

元々奥手なのもあるが、呪いのせいでより一歩踏み出しづらくなっている。

 

(まぁでも逆に考えて、100日過ぎるまでは考える時間があるってことでもあるしな)

 

仮に100日目目まで過ぎて自由になれば、この中の誰かと結ばれるかも知れない。

もちろんまた別の女性が現れてその人とくっつくかも知れないが。

 

(でも、誰か一人を選ぶってことは他は振らなくちゃいけないんだよな)

 

決断しなくちゃいけないときがくる。

 

(優柔不断の俺に出来るのか??)

 

今から不安になってくる。

 

(・・・後回しにしてばっかりだけど、今考えても仕方ない)

 

何度目の後回しかは不明だが、ともかくその時になってみてだ。

今はせっかくのこの時間を楽しもう。

 

 

そんなこんな考えごとをしていたら講義が終わっていた。

 

「萩野君!」

「安藤?」

 

どうやら近くの席にいたらしい安藤が声をかけてきた。

 

「明日の飲み会楽しみだね!」

「ああ」

「朱莉あんま飲み過ぎんなよ」

「わかってるよ!」

 

隣に前原も来た。

 

「じゃあ明日ね!」

 

明日は安藤と前原との飲み会か。

楽しみ半分不安も半分だが、なるようになるしかない。

 

その後二人と別れ残りの講義を終え帰宅した。

珍しく特にイベントのない日だったな。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。