狼少女は嘘を吐く   作:嘯く狼さん

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幸せの鳥と、不吉な猫の仲間たち

『ん、こんにちは。……あ、初めまして?』

 

 

 

・かわいい

・kwii

・かわよ

・何だこの小動物は……(かわいい)

 

 

 

『私は    

 

 

 

 ということで、2人目になりました。

 初っ端から私の番が不安になりますね、1人目(アオトリ)とは別の意味で。

 

 

 

「アオトリさんはマネージャーさんに怒られてるとして……はてさて、どうしましょう」

 

 

 

 配信画面を見ながら思う。

 アオトリさんは持ち前の慌てっぷりとドジで、いい意味でも悪い意味でもどうしようもないくらい印象を残していて。

 クロネコさんは見ての通り天然さんなので何をやっても刺さる人には刺さるでしょう。

 

 対する私、何もなし。

 強いて言うのならキューっとお腹痛めてますかね、緊張キャラでこの先やれるとも思いませんけど。

 

 

 

「私には何ができる?」

 

 

 

 巻き込まれ事故みたいなノリでここにいますけどやる気はあります、生き残ってやろうって気概も。

 でもどう生き残るかってのがですよねぇ。二番煎じなんて愚の骨頂、とは言え無理矢理なキャラ付けもどうせボロ出ちゃいますよ、素人ですから。

 

 

 

「んー…………狼で、少女。……狼少女?」

 

 

 

     そうですねぇ、どうせキャラがうっすいまま消えていくのなら。

 この立ち絵、存分に活用しなきゃ損、ですよね。

 

 

 

「あーお腹痛い。でもやってやりましょう」

 

 

 

 


 

 

 

 

・おっ最後の1人の配信枠これかいな

・冷静系オオカミちゃんらしいけどどんなんやろな

・冷笑系オオカミちゃん……?

・意味が違ぇ!

・確かに最後の方にはそんな感じがあったかもやけどもw

 

 

 

 うひゃあ、人居ますねぇ。

 あの2人から流れてきた人たちが多いんでしょうか、アオトリさんの時の私を話すコメントが多い気がします。

 

 ……まあ、マネージャーさんにも許可は取りましたし、やることやっちゃうだけですよね。

 

 

 

「……ぁ、あー。もし、聞こえてますか?」

 

 

 

・おっ

・聞こえとるよ

・丁寧そう

 

 

 

「良かった……では、自己紹介から始めましょうか」

 

 

 

「私は、嘯木(ウソブキ)木霊(コダマ)と言います。よろしくお願いします」

 

 

 

・コダマちゃんか

・あらかわいい

・今んとこ3期生皆かわいいな、まともに

・まるで全員まともじゃない期があるみたいな言い方……

・それがここのデフォだろ()

・言うほどまともだったか?

 

 

 

「……ふふ、私、まともに見えますか?」

 

 

 

・?

・おや?

・まともに見えるけど

・雲行き怪しくなってきたな

 

 

 

「さて、それでは皆様に質問です」

 

 

 

    私、"どっち"に見えますか?」

 

 

 

・???

・どっちってどっち

・……んー?

・真面目系に見えた不思議ちゃんか?

 

 

 

「男か、女か。狼なのか、狐なのか。はたまた本当にこの姿なのか、否か」

 

 

 

「今皆様方の目に映る私は、本当に私、なのでしょうかね……?」

 

 

 

・えっこの声と姿で男なわけありゅ?

・そもそも動物園は女の子しかいないゾ

・狼か狐か……狼じゃね

・えっ何どゆこと?

 

 

 

「ふふ、最初に断っておきますが。私、すごーく嘘吐き"たがり"なんです」

 

 

 

「『そうでもしないとキャラが埋もれる』『どうしようもないサガである』……という理由があるわけでもないんですけどね?」

 

 

 

・キャラ埋もれるとかメタ……い理由があるわけじゃないんかい

・なんか地味にこんがらがること言いなさる

・まーた癖の強いのが動物園に……()

 

 

 

 堂々と嘘を吐くと言う宣言をして、曖昧な言葉を連発することでさらに惑わせる。

 ……まあ害のある嘘は吐けませんし、初回なのであんまりなものはできないんですけどね。私がそこまで頭が回りません。

 

 

 

「あはは、万人受けする真面目キャラじゃなくてすみませーん。でもどうしようもない性質(タチ)なので」

 

 

 

・万人受けするVを求めて動物園に来る奴はいねぇ(断言)

・メメタァ

・ド正論で草ァ!

・ここには癖強キャラに飢えた変態しかいねーから……

ウサギ期待の大型新人だ!

 

 

 

「おや、ウサギ先輩こんばんは。そして初めまして」

 

 

 

ウサギ始めましてー!

・ウサギもよう見とる

・誤字っててチモシー生える

・ナニを始めるんですかねぇ……

 

 

 

「あら、私初対面の先輩に食べられちゃうんですか? 優しくしてくださいね」

 

 

 

ウサギ食べないよっ!?

・最後にノリのいい後輩ができたなウサギぃ

・肉食と草食の立場逆転してんの草なんよ

・流石悪食ウサギ……

 

 

 

 ウサギ先輩は『関わった相手のデレを引き出す』という良いのか悪いのかわからないド級の個性を持った方でして。

 それはクール系の相手だろうが、無感情系だろうが関係ありません。

 

 それを良いと捉えるのか悪いと捉えるのかは人によりけりですが、それを面白いと思った人たちから肉食系ウサギ等のあだ名で呼ばれたりすることもあるようなんですよねぇ。

 

 

 

「愛らしいウサギのお姿から繰り出される暴食の歴史の数々、尊敬してます」

 

 

 

ウサギそんな歴史は存在しませんっ

・草

・それ尊敬してるんか?

 

 

 

「していますよ、先輩方は追いかけるべき背中ですからねぇ。……美味しそうです」

 

 

 

・おい今この狼(?)美味しそうって言ったゾ

ウサギ!?

・クロネコ食べ物の話?

 

 

 

「そうです。クロネコさんも美味しく食べてましたよね。お肉」

 

 

 

・クロネコん、美味しかった

・わぁおw

ウサギ!?!?!?

・そう言えば猫も肉食……あれ?

・【悲報】ウサギ、自ら食されに肉食動物の前にすがたをさらす

 

 

 

「ふふ……そうだ、今度一緒にウサギ肉、食べてみませんか? とっても美味しそうですし」

 

 

 

・クロネコ食べる

・はっや

・判断が早い……

・あれウサギ解体されてね?

ウサギう、嘘だよね後輩ちゃん……!?

 

 

 

「…………」

 

 

 

「とりあえず、私の諸々を決めてしまいましょうか」

 

 

 

ウサギちょ、反応してー!? 私食べられちゃうっ!?

 




兎肉って美味しいのかしら……()
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