個性"不死"のヒーローアカデミア   作:ただねこ

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【FILE:10】宣戦布告

「どんなもんかと見に来たが、ずいぶん偉そうだな。ヒーロー科ってのは皆こんなのばっかなのかい?」

「あぁ!?」

「こういうの見るとちょっと幻滅するなあ」

 

……普通科か。

 

「普通科とか他の科ってさ、ヒーロー科落ちたから入ったって奴、結構いるんだよ。知ってた?」

 

……どうやら普通科くんが言うには、体育祭で好成績を残した人には、編入のチャンスが与えられるらしい。

元論、その逆もまた然り。

 

「敵情視察?少なくとも普通科(おれ)は、調子乗ってっと足下掬っちゃうぞっつー、宣戦布告しに来たつもり」

「……へぇ」

 

良いこと言うじゃん、普通科くん。

その向上心と下剋上を狙う目、いいな。

 

「隣のB組のモンだけどよ!敵と戦ったっつーからどんなもんかと思ったけど……えらく調子づいちゃってんなぁオイ!!」

「倒してはねぇよ」

「あ?」

「まだまだこっからだ。上に上がりゃ関係ねえ」

「爆豪……」

「……おう、そうか」

「普通科くん」

「?」

「名前教えて。俺は永井生助」

「……心操人使」

「心操ね。……体育祭で会おう」

「……ああ」

 

 


 

 

──2週間後

 

「皆準備は出来てるか!?もうじき入場だ!」

「コス着たかったな」

「公平を期すため着用不可なんだってよ」

 

……必要があれば、アレを出さなきゃいけない。

 

「永井」

「!」

「USJの時……文字通りお前は死んでもヴィランに立ち向かった」

「……」

「俺は個人の感情で、自分を押し殺してたことに気づいたんだ」

「左か」

「ああ。だから……それも使って、お前には勝ちに行く」

「……なら俺も、全力で応えよう」

「ああ……よろしくな永井」

「そんな馴れ合いはいらないだろ。……もう、ライバルだ」

「……そうだな」

 

さて、入場だ。

 

 

『雄英体育祭!!ヒーローの卵たちが我こそはとしのぎを削る年に一度の大バトル!!』

 

 

──どうせてめーらアレだろコイツラだろ!?

 

プレゼント・マイクの煽りに呼応して、観客席が震えるのが分かる。

 

(観てろよ、弔)

 

 

『敵の襲撃を受けて尚、鋼の精神で乗り越えた期待の新星!!ヒーロー科!!1年!!!A組だろおおおお!?!?』

 

 

「わあああ……人がすんごい」

「めっちゃ持ち上げられてんな、緊張すんな爆豪」

「しねーよただただアガるわ」

「……ラジオ体操って今からでもできるかな」

「今からは無理だと思うぞ葉隠」

「選手宣誓!!」

「……ミッドナイトか」

「今年の主審はミッドナイトなのな」

 

……服装が過激すぎるだろ。世の男子学生を殺す気か?

 

「18禁なのに高校にいてもいいのか」

「いい」

「そこ、黙りなさい。……選手代表、1-A爆豪勝己!」

 

ああ、爆豪が入試1位通過だからか。

 

「ヒーロー科の入試な」

「あんたらの落ちた入試の1位だ」

「……っ」

「せんせー」

 

 

 

「──俺が1位になる」

 

 

「絶対言うと思った!!」




キャラブレすんごい。助けて。
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