個性"不死"のヒーローアカデミア   作:ただねこ

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【FILE:13】騎馬戦について。

「クソ、クソが……!!」

「はぁ、はぁ……!」

 

(デクには勝った……でも)

 

半々野郎()不死身野郎(永井)には、負けた。3位だ。

 

「……次は勝つ」

 

そう、拳を握りしめた。

 

 


 

 

「さてさて、予選通過は上位42名。落ちちゃった人も安心しなさい、まだ見せ場は用意されてるわ!」

 

そして、次からいよいよ本戦。ここからはどうやら取材陣も白熱してくるようで、よし一層気を引き締めていかなきゃならない。

 

「さーて第2種目よ!私は知ってるけど……何かしら!?言ってるそばから、騎馬戦(コレ)よ!!」

「騎馬戦!」

「個人競技ではないけれど……どうやるのかしら」

「参加者は2〜4人のチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ!基本は普通の騎馬戦のルールと同じだけど……先程の結果に従って、各自にポイントが与えられるわ!」

「入試みてえなP稼ぎ方式か、わかりやすくていいな」

「つまり組み合わせによって騎馬のPが違ってくると!」

 

「アンタら私が喋ってんのにすぐ言うね!!」

 

「……ええそうよ!!そして与えられるPは5づつ!42位は5P、41位は10P…tp続いていくけれど……1位はなんと1000万!!!!

 

……は?

 

「上を行くものには更なる受難を。雄英に在籍する以上何度でも聞かされるよ、これぞPlus(更に)Ultra(向こうへ)!予選通過1位の永井生助くん、持ちPは1000万よ!」

「……なるほど」

 

周囲の目が変わった。1位という順位の尊敬から、狩りの獲物を見る目に。どのようなチームを組んで、どのように追い詰めるか。

 

「受けて立とう」

「いい目ね!!ちなみに制限時間は15分。振り当てられたPの合計が騎馬のPとなり、騎手はそのPが表示されたハチマキを装着!終了までハチマキを奪い合い、Pの合計数を競うのよ」

 

取ったハチマキは首から上に巻くこと。取れば取るほど、管理が困難になっていく。そして、ハチマキを取られてもアウトにはならない。つまり42人からなる10〜12組が、15分間ずっとフィールドにいるということ。Pを取られないよう逃げ回るも良し、一旦Pを取られて身軽になるもよし。

 

「個性アリの残虐ファイト!でもあくまで騎馬戦だから、悪質な崩し目的での攻撃などはレッドカード!一発退場よ!それじゃこれより15分、チーム決めの交渉タイムスタートよ!」

 

15分、短いな……!

個性アリなら、より個性を知っている知人がいい。

 

「組もう、葉隠」

「え」

 

「早くない?」と「なんで私と?」が混在した目だな……。

 

「お前の個性を使って騎馬になれば、相手は間合いの管理がしづらいからな。有利になる。それに──」

「それに?」

「俺と組めば、人数的にも有利になる」

「──へ?」

 

 


 

 

「さて、葉隠、緑谷、常闇」

「うん」

「はーい!」

「む……」

「今から俺の個性を説明しよう」

 

緑谷が怪訝な表情をする。

 

「え、永井くんの個性は……死んでも生き返るって個性じゃないの?」

「正確には”死んだら生き返る”だ。死ぬまでの痛覚や苦しさはあるし、肉体の再生もされない」

「えっ」

「そして、再生するときは決まって一番大きな肉片から再生するんだ」

「一番大きな……?」

「ああ。ちなみに蘇生時に、死因とは無関係なものまで完治する。病や古傷なんかも元通りだ」

「へぇー!病気とは無縁の身体だ!」

「ああ。そして、再生するときに効果範囲というものがあるんだが……例えば腕が効果範囲の外に出た場合、その腕はくっつかず、新しく造られる。腕自体は失くならない」

「なるほど……!」

「……」

 

常闇……気づいたか。

 

「……永井」

「ん?」

「首はどうなる」




永井が常闇を選んだのは、数的優位が取りやすくなるからですね(緑谷の意見も汲んでます)。実質6対2〜4です。緑谷を選んだのはOFAへの興味と警戒。
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