個性"不死"のヒーローアカデミア   作:ただねこ

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【FILE:03】USJ

「戦闘訓練とやらはどうだったんだ?」

「別に何もなかったよ。死ぬことなんざ事故ぐらいだ」

「ハッ、優等生だな雄英は」

「学校通ってねぇ癖に何言ってんだお前は」

「チリにしてやろうか?」

「お前に俺は殺せねぇよ」

「クソが……」

 

イラつく弔を横目に見て、腐れ金玉にリストを送る。

戦闘訓練であらかたの個性は把握したから、概要だけ送っておいた。

耳郎や芦戸、緑谷なんかは細かく把握できたから、まぁいい。

 

『弔も、永井くんのリストは確認しておくんだ。重要だからね』

 

「わかってるよ、先生」

 

『……それで、永井くんは襲ってもいいのかい?』

 

「一人だけってのも違うだろ。せっかくなら脳無も使え」

 

『そのつもりだよ。でもね……僕は君を殺したくない。死ぬのは嫌だろ?嫌われたくないだろ?』

 

「……」

 

こいつは本当に、的確に嫌なところを突いてくる。こんな年の功は嫌だね。

 

『黒霧のワープゲートで適当に散らしてやればいいさ。頼んだよ、2人とも』

 

「ああ」

「わかった」

 

 


 

 

「今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイト。そしてもう1人の3人体制で見ることになった」

「なった……?」

「はーい!何するんですか?」

「災害水難なんでもござれ、救助(レスキュー)訓練だ」

 

コスチュームに関しては、今回は任意でいいようだ。入学したばかりではある。ある程度簡単な難易度なんだろう。

 

「訓練場は少し離れたところにあるから、バスで行く。以上、準備開始」

 

 

・・・・・

 

 

「私思ったことをなんでも言っちゃうの緑谷ちゃん」

「あ!?ハイ!!蛙吹さん!!」

「あなたの個性オールマイトに似てる」

 

……!

 

蛙吹梅雨……個性。蛙っぽいことは大体できる。確認してるのは壁に張り付く、舌を伸ばす。ただ万能だ。

 

「にしてもコスチューム地味だね、永井」

「活動ができればそれでいい」

「相澤先生みたいなこと言ってない?」

「アングラでもいいからな。俺のような奴は人気も出にくい」

「そうかな」

「そういうものだ」

 

……弔たちはまだ来ない。黒霧にも、あらかじめ誰をどこに散らすかなどは下見で確認してある。雇った敵の多さにもよるが……まぁ、行けるだろう。

 

 

・・・・・

 

 

「すっげー!!」

「USJかよ!?」

「水難事故……土砂災害……火事…etc.あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名もウソの(U)災害や(S)事故ルーム(J)!!!」

 

(((USJだった!!!)))

 

13号か。雄英教師の情報は既に仕入れているから問題なし。後は待って襲撃するだけ。

……ただ、オールマイトが来てないな。金玉が言ってた"時間切れ"とやらか?まどうでもいい。脳無が生徒を殺すまでの時間稼ぎになるのならば。

13号が何かしらを話してはいるが、俺は別にヒーローになるつもりもない。どうでもいい。

 

(……来る)

 

「そんじゃあまずは……」

 

……もう気づくか。早い…!

 

「一かたまりになって動くな!!」

「え?」

「13号生徒を守れ」

「ハイ」

「なんだアリャ!?」

「また入試ん時みたいにもう始まってるパターンか!?」

「動くなアレは──だ!!!」




戦闘訓練は永井・芦戸ペアvs砂藤・口田ペア。芦戸の酸で口田の生き物たちを足止めし、肉弾戦では砂藤のシュガードープに押されるも、時間切れによって逆転。そのまま勝利しました。
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