──暴風・大雨ゾーン付近
「よし、出られた!!」
「……追ってこねぇ」
「いや、来てる!爆豪、服で水拭いて」
「もうやった!!」
……急に現れた敵、俺らの個性を知ってる……俺はあのヘドロでテレビ出たから良いが、問題は耳たちだ。
なんで耳とタコの個性を知ってる?
「
この調子だと、多分デクとかも知ってやがんな。
「やべえ、あいつヘドロの!!」
「あ!?」
「強えんだよ!!」
「
……今はいい。
「凄……」
「おい」
「!」
「広場行くぞ」
「……うん」
──USJ入口前
「瀬呂、葉隠!」
「三奈ちゃん!!」
「俺もいるぞ!」
「砂藤!」
「みんな……!」
「いいですか皆さん、今の状況では避難が出来ません」
……黒霧、お前は相手しててくれ。
「このモヤのヴィランをくぐり抜けて、応援を呼びに行きます」
俺は弔と脳無のとこに行ってくる。
(……承知致しました。くれぐれも無理の無いように)
ああ、わかってるよ。
「13号先生」
「なんですか?」
「俺は相澤先生の援護に行ってきます」
「ですが」
「あの人数と個性じゃ長期戦には向かないでしょう。それでも、俺達に安心を与えるために真正面から飛び込んだ……先生の手助けがしたい。俺の個性ならそれができる」
「……っ」
「お願いします」
……黒霧は生徒の対処中か。やっぱ麗日の無重力は厳しいか?
「わかりました。……くれぐれも、死なないように」
「……それ、俺に言います?」
──セントラル広場
「23秒……24秒」
「!!」
「20秒」
「動き回るので分かりづらいけど、髪が下がる瞬間がある。一アクション終えるごとだ。そしてそれは段々短くなってる」
コイツ、俺の個性を──
「トリガーは瞬きだな?」
「チッ」
肘が崩れた……!
「勝手に暴いた詫びだ、俺の個性も教えてやるよ、イレイザー」
「……」
「俺の個性は”崩壊”。五指で触れたものを粉々にする。常に発動してるらしいからな、ゲームの時は大変なんだ」
「つまり、お前の手に触れなければいいんだな」
「ああ。モノの強度は関係ねえよ」
「そうか」
等価交換、というやつか。
わざわざ教えてくれたのなら、話は早い。
「ただ、お前の相手は俺じゃない」
「……!」
あの黒いヴィラン……!
「対平和の象徴用だったんだけどな。いつまで経っても来ないから、厄介なアンタに使わせてもらう」
「ぐあ……!」
「改人、脳無だ。このままじゃ頭潰れ──」
「──よう、黒光り」
「……へぇ、生徒?」
「ああ、金の卵だ。よろしくな手だらけ」
「俺は手だらけじゃない。死柄木弔だ」
「そうか。じゃあ死柄木……俺とやろう」