小指の【天罪星】の少年、“カエデ“が東部親指を潰すために潜入して、レイホンやそのほかの東部親指と関わりながら葛藤するお話です。
拙い表現や展開が満載ですけど、ぜひ読んでいってください!
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「これにて東部親指ソルタードIの任命式を終える」
「解散せよ」
同時に、ここにいるソルタードIとなった者達が一斉に出口へと足を向ける
「……はあ、やっと終わったか」
支給されたマスケット銃式の銃剣をいじりながら、ため息を洩らす。
親指どもの前では星刀を抜くことはできない……故に、この任務が終わるまで、コイツは僕の相棒となるのだ。
梁山泊で東部親指の壊滅を命じられたのは、つい数日前のことだ。
前の定例会議にて、以前から話され続けていた東部親指のアンダーボスの殺害及び、東部親指の半壊もしくは壊滅が遂に決定された。東部親指は狡猾なうえに何かと邪魔になることが多く、いつかは消されるだろうと思っていた。
そこまではいいんだ、僕も当然の流れとして受け止めていた。
問題なのは……その任務に
……つまり、僕一人だけということだ。
馬鹿げた話だと思う。
成人していないどころか齢16の、小指に入って3年目の子供にそんな重大な任務を押し付けるものだろうか。
しかも、僕が小指に入れた理由はただこの【天罪星刀】の適正があったというだけなのに……。
東部親指の都市においての危険度は都市の星。たった一人で立ち向かうには強大すぎる相手だ。
故に、僕は東部親指の内部から崩壊させる道を選んだ。
それしかできることはないと判断したから。
軽く銃剣の確認をして、他のソルタードⅠのように出口へと向かう。考えごとをしていたせいか、すっかりこの式場には誰もいなくなっているようだ。
とりあえずはソルタードに用意されている寮に向かうとしよう。
そう思い、一歩踏み出した瞬間─────
「おい、そこのソルタード」
呼び止められた。この式場には僕以外いなくなったと思ったのだが……おおよそ、同期のソルタードか何かだろう。
「はい、なんでしょう?」
言葉を吐いた、瞬間だった。
下顎への殴打───頭で理解する前に
「……なんだ、お前ら」
バックステップで距離を取り、背後を振り向く。
視界の先には3人の男……腕章を見る限り同じソルタードのようだが、なぜ急に襲いかかってきたんだ…?
「はっ!今年のソルタードIは豊作だな。ソルタードI程度が俺らソルタードⅡの攻撃を避けるなんてな」
中心にいる男が言った。……ソルタードⅡ?僕より上の階級ということだろうか。
「ただ……それはそれで、これはこれ。礼を重んじない奴には罰が必要だよなぁ」
と、左の男。
「ああ。発言の許可なしに喋ったこと、そして上級組員を相手にクソみたいな言葉遣いをしたこと。下顎に加え、腕も砕く必要があるだろうな」
と、右の男。
つまり……あれだ。しくじったってことだ。
ここ数日で決まったことだから親指の規則をちゃんと読まなかったのが原因だろう。……発言許可なしには喋ることすら叶わないのか、親指という組織は。
思考の間にも、相手は動き出す。
左右のソルタードは銃剣の照準を僕に合わせている最中で……真ん中の男は───
「しゃらあっ!!」
銃身による左からのストレート。空中に跳び、
回避した瞬間に、左右から弾丸が飛来してくる。
「ちっ。面倒だな」
空中で体勢を立て直し、銃剣の剣先で弾丸を逸らす。
さて、どう対処したものか……。初日から問題を起こすのは不味いだろうし、かといって下顎を砕かれるというのもこれからの活動に支障をきたす。
思考の最中にも攻撃の手が止まることはない。
執拗に下顎と左腕を狙ってくる男から逃げ続け、飛来する弾丸を受け止める。
いや、待てよ。バレなきゃいいんじゃないか?
この式場にはこのソルタードⅡ3人と僕だけ。隠蔽することは容易だろう。
ならば……どうせいつかは
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下からの顎に向けた銃剣によるアッパー。
今度はそれを───“掴んだ”。
「な!?」
なにが起こったか判らない、という顔で僕を見上げるその男を全力で地面に叩きつける。
床の大理石は砕け、男から噴出されたであろう血と砕けた大理石の粉により、射出二人と僕の間には“血の霧“が形成される。
「な、なにが起きて───」
ならば、あとは簡単だ。
懐に入れたマスケット銃を取り出す。
あのソルタードⅡたちは霧に遮られて打てないのかもしれないが……僕は違う。
呼吸音、発泡したあとに出る特有の火薬の匂い。
全てがその場所を知らせてくれる。
片手にマスケット銃を持ち変え、その引き金を……引いた。
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「ふう……こんなとこか」
裏路地の中でも特段
明日にでもなれば掃除屋が全てを消し去ってくれるだろう。死体の処理にはこれより優れた方法はそうない。
「ソルタード、か。弾丸数が少ないとはいえ、下っ端構成員にも銃が配られているのはかなり厄介だ。数人集まれば中指の末弟相手でも引けを取らないだろうな」
寮の屋上の上、最近吸い始めたタバコに火をつけながら呟く。
「僕の標的はアンダーボス、そいつさえ殺せばあとはどうにでもなるだろう。……故に、感情を移入させるな。保て。揺れるな、
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東部親指ってセクシーですよね。