どうやら俺たちは親友のようだな   作:まるろく

1 / 2
初投稿ヒャッハーーー!!!


予感

 

 

どいつもこいつも退屈だ 

 

頭脳 身体能力 技術

そのどれも俺に勝るものはいなかった。

 

 

それに加えて女の趣味も悪い

それゆえに俺に友はいなかった。

 

前に俺に舐めた口きいた高校生をボコったが何も感じなかった。

それもそうだ。退屈なやつを殴っても退屈に決まっている。

 

そしていつからか俺は妖が見えるようになった。それからはそいつらと戦闘をし暇を潰していた。

その戦いは確かに俺の心を少しだが満たしていた。

だがそれでも俺の魂は何かを求めていた。

 

そんな日々に不満を感じ、ヤチヨちゃんという唯一の癒しを得ながら高校に上がり、最初の定期試験を受け、張り出されている順位を見た。

 

どうせ1位だろうと見るとそこに俺の名はなかった

そこにあるのは酒寄彩葉という名のみ

初めての敗北に悔しさを感じる間もなくその時俺は感じた

『退屈が裏返る』そんな予感を!

 

そう思った瞬間俺の体はすでに動いていた

そして気がつけば俺は酒寄彩葉の席の前にいた

 

「お前が酒寄彩葉だな?」

 

「え?あぁはい。そうですけど・・・」

 

「どんな男が好み(タイプ)だ?」

 

「はい?」

 

「ちなみに俺は、月...」

 

「ちょっと待って!なんで初対面のあんたに男の趣味話さないといけないの?」

 

「東京都立武蔵川高校一年東堂葵。自己紹介終わり。これでお友達だな。だから早く答えろ。」

 

「どういう理屈よ!?」

 

「女でもいいぞ」

 

「そういう問題じゃない!」

 

「気にするな、ちょっとした品定めだ」

 

「えぇ・・・はぁ、もういいわ答えてあげる。このまま断った方がめんどくさそうだし。じゃあ強いていうなら...

 

 

 

 

 『月見ヤチヨ』 みたいな人かな・・・」

 

 

 

ドクンッ

 

瞬間東堂の脳内に溢れ出した『存在しない記憶』

 

キーンコーンカーンコーン

 

「俺、ヤチヨちゃんに告る」

 

「はぁ?やめときなさいよ。私あんた慰めるの嫌よ!絶対めんどくさいし。」

 

「なんでフラれる前提なんだよ」

 

「逆になんでオッケーもらえると思ってんのよ...」

 

「かのアンサリバンはヘレンケラーにこう説いた。やる前に負けることを考える馬鹿がいるか、と」

 

「それ言ったの猪木でしょ。絶妙なネタ入れるのやめなさいよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんなさい。私好きな人がいるの。」

 

 

 

 

 

こうして俺の初恋は儚く散った

 

 

「・・・好きな人が俺ってパターンは?」

 

俺は体育座りでうずくまりブラザーが呆れた顔で近づいてきた

 

「あるわけないでしょ」

 

トンッ

俺の肩を軽く叩いた親友(ブラザー)は微笑みながら

 

「ほら、行くわよ。パンケーキ 奢ってあげる」

 

そう言って俺たちは夕陽に向かって共に歩いて行った・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「地元じゃ負け知らず・・・・・・か」

 

「?」

 

「どうやら俺たちは"親友"のようだな」

 

「今会ったばっかなのに!?」

 

こうして俺たちの新たな日々が始まった

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。