どうやら俺たちは親友のようだな   作:まるろく

4 / 4
赤点なんてな〜いさ♩補修なんてうっそさ〜♩ねーぼけーたひーとが見間違〜えた〜のさ
あああぁぁぁぁーーーー!!!


名付け

 

私が宇宙人を拾ってから4日目

 

とうとうロクな対策を思いつかないうちに学校が始まってしまった

 

しかし朝起きるとあいつの姿はなかった

帰ったかと思いガッツポーズを決めたが押し入れの中にいた

ガッツリいた

 

……ワンチャンマジ宇宙人だしNASAとかに売れないかな

 

そんなことを思いながらあいつのお昼用のパンケーキを作り終えると

 

「ブラザー、戸締りはしっかりしないといかんぞ。不審者が入ったらどうする」

 

「えっ、まじ?開いてた?この前から色々ありすぎて気が抜けてたかな…」

 

?………っ……!?

 

「東堂!?何でいるの!?」

 

「葵じゃん!おはよー」

 

「ああおはよう。鍵開いてたから入ってきた」

 

「『入ってきた…』じゃないわよ!なにしてんの!?あんたが不審者じゃん!!」

 

トウドウガイタ

 

ありのまま今起こったことを話すぜ

今部屋にあいつと2人だと思っていたらいつのまにか東堂がいた

 

な、何を言っているのかわからないと思うけど

私も何をされたのかわからなかった

あれは不審者や変態なんてチャチなもんじゃあ断じてない

 

「はぁ…もうやだ突っ込むのにも疲れた。というか毎朝こなくていいからね。家遠いんだから大変でしょ」

 

「心配無用だ。なぜなら俺は今日からお隣さんだからな!」

 

「はぁ?」

 

「昨日の夜に引っ越しをしてな。ブラザーの隣の部屋に越してきた」

 

「はぁ!?」

 

何ということでしょう

この男場合によってはストーカーとして普通に訴えられるようなことをさも当たり前のように言ってきた

 

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️!?!?」

 

「大変だよ!彩葉が言語能力を失った!」

 

「何があったんだろうな?」

 

これによりこのアパートには四天王が生まれた

 

NO1変態の超越者 チョンマゲゴリラ

 

NO2宇宙人

 

NO3貧乏of貧乏 超人苦学生

 

NO4壁ドンの達人 OTONARISAN

 

この4人は後に黄金の世代と呼ばれ後世に語り継がれた

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあもう私たち行くから大人しくしててね」

 

「やだ!一緒居て!」

 

「学校なのよ。昼ごはんはあそこのパンケーキ」

 

そう言った瞬間宇宙人は目を輝かせてかぶりついたがどんどん目の輝きがなくなり言った

 

「くそまじぃ」

 

「…ブラザー、流石にそれはやめてやれ。それを食うのは拷問に等しい」

 

「拷問って何よ。私1日に一食はあれなんだけど」

 

「ねぇねぇ地球ってそんなにハードなの?」

 

「いや、ブラザーがおかしいだけだ。あんなものは豚でも食わん」

 

「おいそこのゴリラ」

 

何やら失礼な言葉が聞こえて彩葉はゴリラにキン肉バスターを決めた

効果は抜群だ!!

 

東堂は瀕死になった

 

────────────────────────────

 

あれから学校を終えて俺は帰路につこうとしたすると

 

「うわーいいな〜!こういうの欲しいな〜」

 

そう言って校門前で猫を撫でている不審者がいた

 

「…何をしているんだ?」

 

「うぇ!?葵!!いやこれは違くて…」

 

慌てる宇宙人を見て色々察した東堂は言った

 

「大方ブラザーを追いかけようとしていたというところか」

 

「ぐぅ」

 

「ぐぅの音は出るようだな。いいだろうブラザーを追うぞ」

 

「え?いいの!?」

 

「ああ。なぜなら地球にはこんな言葉がある!いやよいやよも好きのうちというな!!」

 

「なるほどさすが葵!!」

 

 

 

 

「───ひっ!?」

 

「彩葉どしたん?」

 

「大丈夫〜?」

 

「う、うん!大丈夫!」

 

私は突然背中がゾワッとした

何か嫌な予感がするが気のせいだろう

絶対に気のせいだ!!気のせいじゃないはずがない!!

 

「じゃあ彩葉ノートで赤点回避記念〜!」

 

「「ご査収下さ〜い!」

 

「あ、ありがと。」

 

今彩葉の目の前にはパンケーキがある。それに加えて状況的にこれはおごりである。

外見は平静を装っていたが内心は久しぶりのまともな甘味に喜びで震えていた

 

「いただきま──」

 

その瞬間何者かの手が伸びた

 

「うまーーー!!!彩葉!!よっ!」

 

「ブラザー!またあったな!やはり俺たちは惹かれ合う!そうdestiny(ディスティニー)!!」

 

おっとおかしい幻覚か?

 

なぜか目の前に宇宙人とゴリラが見える

しかし何度目を擦っても幻覚は消えない

 

「え〜かわいい!彩葉の友達?」

 

「パンケーキ好き?これも食べる?」

 

「これパンケーキ!?彩葉のと全然違〜う!」

 

「あっいやっ、友達っていうか…」」

 

真美と芦花が宇宙人に構っている間に意識を取り戻した

 

「月から来たの!!」

 

終わった。このゴリラと宇宙人にのせいで

しかし何とかならないかと私は全力で脳を回した

 

「つき…じ!!築地だよね!私のいとこ!」

 

流石に無理がある。ダメかと思っていると

 

「築地か〜」

 

「美味しいお寿司屋さん教えて〜」

 

誤魔化せた

そう思って一安心していると

 

「お名前は〜?」

 

次の爆弾が投下された

 

「えーっと…かぐや!!ね?かぐや?」

 

「かぐや?かぐや!!かぐやか〜!えへへへ〜〜〜!」

 

「うむ、いい名だ!」

 

何とか名前を考えて言うとかぐやは頬を緩ませだらしない顔になっていた

 

「ごめん!ちょっと帰るごめんね後で埋め合わせするから!」

 

そう彩葉は芦花と真美に行った後スンと笑顔を消して東堂の方に向いた

 

「ほら、そこのゴリラもこっち来な?大丈夫。何もせんから」

 

そう言い放った彩葉の目はハイライトが消えていた

 

 

 

 

「正気!?正体バレたらどうすんの!?第一何でゴリラも乗っかってんの!?」

 

ボギッメキャッ

 

「彩葉!もうやめたげて!葵の首から鳴っちゃいけない音なってるから!」

 

そう。今まさに彩葉の部屋でかぐやと東堂は説教を受けていた

 

東堂に関しては首を後ろから絞められておりどんどん顔色が悪くなっている

 

「かぐや俺はダメだお前といた数日悪くなかったぞ…あとは頼んだ…」

 

「やだ!!あの状態の彩葉を私1人で相手なんて無理だよ〜!起きて葵ー!」

 

そう言ってガクッと力尽きた東堂を揺さぶるかぐやに私は口を開いた

 

「あのね!時には我慢ってものが必要で…っ」

 

その時彩葉は説教をしている母の姿が思い浮かび言葉に詰まった

 

「ねぇねぇこれどうやって使うの?」

 

そう言ってかぐやは黒い箱を差し出した

 

「ん?スマコン?私の引き出しに入ってたやつ?」

 

「彩葉のノートPCで買った!」

 

「は!?」

 

スマコンの値段は新品で10万はするつまりこの一瞬で彩葉は10万を失った

 

「死ぬ気で貯めたんですけど…!死ぬ気で貯めたんですけど!!」

 

「ち、ちょっ待って!?銀行?のウォレット書き換えたらお金増やせるらしいよ!やる?」

 

「絶対やめて!絶対だよ絶対!!」

 

サラッと犯罪に走ろうとする常識知らずの宇宙人を見てあることが脳裏によぎった

 

「NASAとかに売れないかな…」

 

「えっ!?かぐや売られちゃうの!?」

 

あっやばい言葉に出てた。

その言葉を聞いた瞬間かぐやの顔が青くなり震え出した

 

「かぐや。元気でやれよ。ブラザーは金のためなら人の心がなくなるからな」

 

「えっえと…あの…売らないでください…」

 

そう言って震えながら土下座を始めた

 

「ブラザー…」

 

それを見て東堂は少し引き気味に言った

 

「ちゃっと待って!本気で売る気はないから!私も流石にそこまで人でなしじゃないから!!」

 

「あっそうだ!!かぐやご飯作ったの!食べてみて!!」

 

そう言ってかぐやは逃げるように夕飯の用意を始めた

 

そして並べられた料理を見て彩葉は震えながら言った

 

「これもウォレットで…?」

 

「あっ…えーっとね…と、とりあえず食べてみて!はいっ!」

 

そう言って無理やり彩葉の口にスープを突っ込んだ

 

「何なのよ…美味いじゃないのよ…久しぶりの温かいまともなご飯で心が喜びに満ちていくじゃないのよ…」

 

「ね?美味しいでしょ?だからまだ売らないでくださいお願いします!!」

 

東堂のお弁当も確かに美味しいがやはり弁当という以上冷めたものだった。だから久しぶりの温かい美味しいご飯で彩葉は陥落した。

 

 

「第2回かぐやどうするか会議を開催する!!」

 

「イヤッホーーーイ!!」

 

「ワースゴーイ」

 

テンションの高い東堂とかぐやに反して彩葉の目は死んでいた

 

「でさ、マジでここでは匿えないよ?ただでさえ親に無理言って一人暮らししてるし」

 

「俺は親はいないが男の家に仮にもレディが住むというのは良くないだろう」

 

「いや女子の家に入り浸ってるんだから今更でしょ」 

 

そう彩葉ひあきれたように言った

 

「とりあえずルールを決めます!」

 

「目立たない!」

 

「うっ」

 

「許可なく外でない!」

 

「がっ」

 

「私の邪魔しない」

 

「葵のは?」

 

「それは良い。むしろやったほうがいい」

 

「気にするな!もとよりブラザーの面倒を見ていたんだ。1人くらいさして変わらん」

 

「私はあんたに面倒見られた覚えはありません!で、これを守れるなら迎えが来るまでここにいて良いよ」

 

「じゃあかぐやはどこにも行けず楽しみもなくずっとこのままってこと〜!?」

 

「自分でハッピーエンド行くんでしょ」

 

「やっぱ一緒にハッピーエンド行こ〜?お願〜い」

 

そう言って彩葉に上目遣いでおねだりするが彩葉はそれを無視した今日はいつものチョロ葉とは一味違うようだ

 

「ねぇ葵この前ハッピーエンド行くって言ったよね?彩葉を説得して!」

 

今の彩葉を堕とすのは難しいと悟り標的を東堂に移した

 

「すまないが、これから俺は命に変えても成さねばならんことがあるんだ」

 

いつになく真剣な表情で言い放った東堂に流石のかぐやも身じろぎした

そして東堂は言った

 

「この後ヤチヨちゃんの握手付きライブがある!!」

 

「へ?」

 

「んなことだろうと思ってたわよ」

 

キョトンとするかぐやをよそに東堂は駆け出した

 

「ではまたツクヨミでな。さらばだ!」

 

「ちょっとまっ──」

 

かぐやが言い終わるままなく東堂は彩葉の家を後にした

 

 

 

 




素晴らしい!素晴らしいよ!私は今猛烈に感動している!こうしてかぐやの誕生日に小説を投稿できるとは!私の望む世界が今目の前にある!!
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