前回のあらすじ
帝「リベンジするぞ!」
ゴリラ「誰やったっけ?」
帝「(´⊙ω⊙`)」
彩葉side
目が覚めると知らない天井があった
って言いたいところだけどこれうちの天井だわ
そうだ私かぐやと出かけてる時に倒れちゃったんだ
意識が朦朧とする中起き上がると
「ブラザー!!目が覚めたか!」
「彩葉!しんどい?」
「ううん、平気」
いつものように二人がいた
そもそも現役JKの家に男がいるのが当たり前な時点でおかしいが二人の姿を見て少し安心した
そしてふと思い出しスマホで時間を見ると……
「あっやばっ!!バイト…」
「それについては心配するな。かぐやがバイト先に休みの連絡を入れてある」
「彩葉!もう休んで〜!!」
「…ありがと」
「あっそうだ!病院!病院行こ!!」
かぐやが病院に行くことを提案してくれた。けど今病院に行くわけにはいかない
「お金かかるからやだ」
「そんなもんかぐやに任せとき!!」
「俺もいるしな」
どうやら建前は通じないらしい
「でも…全部ギリギリで予定組んでるから、何日も休んだらもう追いつけないよ…奨学金も…出ないかも」
絞り出すような泣きそうな声で彩葉は言った
それを聞いたかぐやは口を開いた
「なんで彩葉はそんなに頑張らないといけないの?」
見るとかぐやは目に涙をいっぱいに溜めながら言葉を続けた
「かぐや彩葉にいっぱい無理言っちゃったし。彩葉死んじゃやだ〜!」
とうとう堪えきれなくなって泣きながらかぐやは言った
「ブラザー、お前がそこまで思い悩むその理由は何だ?」
「……言いたくない」
「いいや、ダメだ。話してくれ。話さないなら話したくなるまでここにいるぞ」
そう一歩も譲らない東堂を相手に彩葉も観念して口を開いた
母のこと。今までの自分のこと。彩葉の原点とも言える思い出を
それを聞いたかぐやは言った
「みんなそんなことしてな〜い?」
「でもお母さんはこのくらいのこと当たり前にしてたし…」
そう語る彩葉に東堂は口を開いた
「ブラザー」
「お前ほどの者が小さく纏まるなよ」
「今のお前は、ただ母の影を追い続けている。それ自体は悪いことではない、だが今のお前には余る」
「はっきり言うぞ。お前は母の型にはまろうとしているだけだ。そしてそれはお前にとっていい道だとは俺は思えん」
「……っ!!私が!どれだけ!!」
彩葉は我慢できずに声を荒げてしまう
それに対して東堂は冷静に言葉を続ける
「あぁ、お前はよく頑張って来た。だからこそ、お前の努力は数日程度で簡単に崩れ去る物ではない!」
「……つ」
「お前は母ではない。そしてお前は母にはなれない」
「だからこそ問おう!」
「
東堂の言葉を聞いた彩葉は目を見開き驚いたような、衝撃を受けたような表情をした
「今すぐ答えを出す必要はない。だがその答えが出るまで決して足を止めるな」
「……」
それを聞いた彩葉はしばらく考え込むようにうつむいた
それを見ていたかぐやが場の空気を変えるように口を開いた
「と、とりあえずご飯にしよ!葵と二人で作ったんだ〜!」
そう言って持って来たネギ味噌生姜の卵おじやを彩葉は食べた
「ではひとまず俺は戻るとしよう。ブラザーはゆっくり休むんだぞ」
「…足を止めるな、じゃなかったっけ?」
「休息は停滞ではない。前進だ。ではまたな二人とも」
「またねー!葵ー!」
そう言って東堂は部屋に帰った
かぐやが食器の片付けをしている時彩葉はずっと考えていた。東堂のあの言葉の意味、そして問いの答えを。
そしてひとまず出た結論が
「今度、東堂にお礼言お」
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「おつ〜、体調どう?」
「うん、もう大丈夫」
彩葉が倒れたあの日から数日後ツクヨミで彩葉は芦花、真美、かぐやそしてちょんまげといた
「やっぱブラックオニキス強いね〜」
「当然、帝様だもん」
「真美の裏切り者ー!」
「かぐやちゃんとニ推しで〜す」
「や〜だ!かぐやだけにして!」
そうだだをこねるかぐやを横目に彩葉と芦花は話していた
「この前ライブに帝さん乱入してたよね?じゃあコラボとかどう?世紀の竹取合戦!」
「それだ!」
「マジでなし!向こうはプロゲーマー何だよ?格が違うでしょ」
彩葉がかぐやの意見を却下する
もうあの兄を自分のチャンネルに関わらせたくないのである
「でも葵いるじゃん!」
「だとしてもKASSENだと私たちが力不足じゃん」
「ぶ〜!」
そう不貞腐れているかぐや
そんなかぐやの元に一通のメールが届いた
「よっしゃーー!!」
「嘘でしょ…」
そう、届いたメールの内容は帝からかぐやへのコラボ依頼だった
しかもその内容の一つに帝が勝ったらかぐやと結婚というお前まだ諦めてなかったんかいと言いたくなるものがあった
それを見た彩葉は力尽きた
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配信小話3
「かぐやっほー!かぐやだよ!今日の配信はコラボ!!相手はこの人!」
「8000年とブラザーチャンネルのAOIだ!よろしく頼む」
このまさかの人選にコメント欄は
:は?男じゃん
:焼け!百合に挟まる男を焼け!!
:滅滅滅滅滅滅滅滅滅
と、なかなかに荒れた
「ねぇ葵、コメントむっちゃ荒れてるよ!なんで!」
「ふむ、安心してくれ!俺はかぐやが赤子の頃から世話をした仲だ」
そう東堂がいった瞬間
:速報まさかのAOIパッパ!?
:AOIって高校生じゃなかった…?
:なるほどお父さん!かぐやちゃんを僕にください!
と東堂=パパという認識になり何とか炎上は何とか妨げられた
「はい今日の企画はお料理対決です!」
これを聞いたAOIの視聴者たちはそういえばAOIってお料理チャンネルだったなとなり、AOIのチャンネルを知らない者は宇宙猫状態になっていた
「ルール解説!食材は2000円以内で制限時間は2時間!そんで審査員はいろPにしてもらいま〜す!!」
「い、いろっP〜!いろPです…(言わされた)」
:いろPが挨拶したー!!
:尊死
:我が生涯に一片の悔いなし
「わ〜!彩葉かわい〜!!」
「うぅ…なんで私がこんな…」
そうこうした後対決がスタートした
そして完成した料理は
かぐや [前菜はアスパラガスのブラマンジェ、生ハムとトリュをアクセントに。次にコンソメ・ドゥーブル、季節の野菜の野菜のリアンヌ、メインはスズキのヴァプール…]
と一般人では到底作れないようなミシュランレベルのものが出て来た
:普段とのギャップがすごい
:結婚したい
:かぐやちゃんはいろPと結婚するんだよね
「これ店で食べたら絶対2000円超えるでしょ…」
「まぁね!天才歌姫ですから!!」
そう言いながら彩葉が食べ終えると
「幸せすぎて怖い…」
「えっへへぇ〜!!」
と、大変ご満足のようだ
:尊い
:二人まとめて娶りたい
:お巡りさ〜ん!こいつです!
そして次の東堂の料理 [マッサマンカレー]
:まさかのカレー!?
:こりゃ勝負ついたな
:いやマッサンカレーって世界一人気のやつじゃ…
「さぁブラザー!食べてみてくれ!」
「うん、いただきます」
そう言って彩葉が一口食べた瞬間
彩葉の目の色が変わった
「な、何よこれは!?柔らかな甘味と芳醇なスパイスの香り!そしてそれらが舌の上で深く絡み合う!ハーモニー!!!」
そう言ってどんどん食べ進め、完食した
「…くっそ、なんかムカつく。けどうまい。ムカうまい」
「そうか、ならよかった」
「じゃあ結果発表しよ!彩葉!どっちが美味しかった?」
かぐやがそう言った後少しの静寂が部屋に訪れた後。彩葉は動いた
「勝者!東堂!」
「俺の勝ちだな!いい勝負だったぞかぐや!」
「ぐ、ぐぬぬ…悔しいー!!次は絶対勝つから!!」
こうして東堂VSかぐやのお料理対決は幕を下ろした
「そういえば東堂のカレーの肉って何使ったの?鶏肉っぽかったけど違ったから気になって」
「む?あれか。あれはな」
「カエルの肉だ」
「は?」
「スパイスを買うのに思いの外費用がかかってな、カエルなら野生を仕留めれば無料だろう?だかr…」
その瞬間堂々の顔に拳が突き刺さった
「なんてもん!食わせてんのよ!!」
「ぐっふぉ!!!」
この時の彩葉の拳は腰の入ったいいストレートだった