ご当地伝奇百合カードバトル ヤミヨロズ・アーカイブ ―神々の相棒を探そう― 作:Linkscape
カードゲーム創作において大切なこと
博士「ヤミヨロズ・アーカイブの世界のヤバさに気が付いてきたかのう? わしはヤミヨロズを研究している木戸博士じゃ!」
博士「厨パーティというのは知っているかのう? 対戦ゲームで強い奴ばっかを脳死で固めているパーティのことじゃ! 厨とは厨房→中坊→中学生のことを指すのじゃ。中学生が愛用していると聞くとあれじゃが、大切な青春の1ページなのじゃ。」
博士「そしてこのヤミヨロズの世界では残酷なまでにキャラクターの性能差があるのじゃぞ~。特別に厨ヤミヨロズ2体をお見せしよう!」
ジャスカ カメラの付喪神(ヤミヨロズ) エスパー/はがね
長崎市佐世保市民。旧鎮守府の面汚し。彼女と二人きりになってはいけない。魂を抜かれるからである。
マヤ やすりの付喪神(ヤミヨロズ) ドラゴン/じめん
広島県呉市民。旧鎮守府の面汚し。彼女と二人きりになってはいけない。魂を削られるからである。
博士「めっちゃ強い。それでも日本は戦争で負けたからのう。アメリカ強すぎじゃのう。」
ジャスカ「すみません。」
マヤ「ちょっと気になることがあります。」
博士「日本が負けたのは事実じゃろう?」
ジャスカ「そういうことではありません!!!」
マヤ「そういうことではないんだよなあ。」
博士「何のことじゃ?」
ジャスカ「旧鎮守府の面汚しってどう考えても舞鶴市ですよね?????」
マヤ「旧鎮守府の面汚しってどう考えても舞鶴市ですよね?????」
博士は二人に襲われてしまった。
博士「ぎゃああああああああああああああああ!!!!!!」
そしてアーシエルは夢から覚めた。そこには現実世界が広がっている。
アーシ「よし、学校に行くか!」
しかしアーシは感じていた。
ヨノバルに朝の挨拶をしても、どこか不安げだったことに。何か悩んでいるのだろうか?
ヨノバル「これは……アーシさんを巻き込めないです。ツムギさんからのお願いがあったんでしたっけ? それはよろしくお願いします。」
アーシエル(どうしたんだろう……? こんなに悩むなんて。)
***
学校の休み時間、女子トイレでヨノバルはヤイバラに話しかけられた。
ヤイバラ「ヨノバルさん、何か悩んでいるんですか?」
ヨノバル「創作で『これをやったら絶対に面白いのに、倫理的にまずい』ことがあるんです。これをどう扱ったらいいのかわからなくて……。」
ヤイバラ「ほうほう……。」
ヨノバル「呉市と佐世保市は、それぞれ1つのエッセンスでさらに強くなるし面白い。でもさすがに、怒られそう……。」
ヤイバラ「やりたいならやればいいと思いますよ? あなたに愛があるなら皆納得してくれますよ。」
ヨノバル「…………。すみません、伝え方が間違っていました。他人からの評価の話ではなかったです。」
ヨノバル「何度でも復活できるけど殺されまくっている人、性的に襲われまくっている人を創作で作り出すと、その人は不幸なんじゃないかって……。」
ヤイバラ「うーん……別にそうとは限りませんよ。」
ヤイバラ「気にしてないかもしれないし、逆に救われている可能性すらある。全く効いてない可能性もあるし、好きな相手ならうれしい説もある。」
ヨノバル「そんなの分からないじゃないですか。普通に襲われたらいやですよ。」
ヤイバラ「特殊なケースは作っていいんです。嫌がる相手に強いてなければ。それは創作者であるあなたが決めることです。腕の見せ所ですよ!」
ヨノバル「わかりました、ありがとうございます!」
放課後。カードゲーム制作部が始動する。ツムギとアーシエルの待ち合わせまで時間があるので、旧鎮守府の強化についてヨノバルと話し合う。
アーシ「佐世保市と呉市の対決が近々あるという話を聞いた。今日持っていくけど、強化していきたい、と言う話だったよな?」
ヨノバル「正直この強化で、佐世保市と呉市の強さはほとんど変わらないです。しかし二人の結びつきを強めるため、1つの共通点を追加しようと決断しました。」
アーシ「旧鎮守府4市を強化するということか?」
ヨノバル「…………舞鶴市の強化ポイントが無かった、横須賀市はこれ以上強化すると壊れるので2つだけです。」
アーシ「なるほど……何を加えるんだ?」
ヨノバル「禁断の力を付与します。封印を付けて、取り除かれると本性を現すあれです。」
ヨノバル「そして二人の『罪の被害者』を作ります。」
アーシ「被害者、か……。アキューとアズサにおける、キュアとティアラとは違うんだな?」
ヨノバル「はい。違います。」
アーシ「わかった。それで二人が結ばれやすくなるならやろう。」
ヨノバル「で、具体的な方策ですけど……。」