ご当地伝奇百合カードバトル ヤミヨロズ・アーカイブ ―神々の相棒を探そう―   作:Linkscape

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現実社会の解釈は1通り

<<<<<<<現実世界<<<<<<<<

 

現実世界。妄想フェイズが終わり二人は戻ってきた。

 

メルダム「ジャスカちゃん。マヤちゃん。まさか本当にやってないよね?」

 

ジャスカ「いや、私シリアルキラーじゃないですよ!?」

 

マヤ「他人をレズレイプしたりなんてしません!!!」

 

メルダム「じゃなくて、妄想フェイズの中の二人、絶対元カノだったでしょ。そしてお互いに相手を失った埋め合わせにシグラスとアリキラの2人を……」

 

キャンディ「さすがに疑いすぎではないかしら?」

 

メルダム「私の言うことに間違いがあるっていうのか~~~生意気だな~~~!!」

 

メルダムはキャンディの頭を力いっぱい、わしゃわしゃして撫でた。

 

キャンディ「い、いえそんなことないわよ!?」

 

正直本気で嫌がってそうである。

 

ジャスカ「別にそんなことはないんですが……おそらく死ぬほど薄い共通点はあると思うんですよね……。」

 

マヤ「はい……。」

 

マヤ&ジャスカ(中学生の時、中二病で殺人/レイプ系小説を書きまくってた黒歴史は流石に言えない……。別に卒業して真人間になったからいいけど、さすがに恥ずかしい!! 別の共通点は何か、ないか……?)

 

ジャスカ(そうだ……!!)

 

ジャスカ「お、お互いに『がんばったのに馬鹿にされた』という経験があるのではないでしょうか?」

 

マヤ「といいますと、何ですか?」

 

ジャスカ「私は昔、通販番組に出ていたことがあったんですが、インターネットで死ぬほど馬鹿にされていたんです。どうもしゃべり方が独特だったそうです。」

 

マヤ「私もです! お金が必要だったのでレズ映画に出たことがあるんですが、滑舌が悪すぎてネタにされてました。声も震えていたので……。」

 

ジャスカ「そうですよね……。カードゲーム世界のジャスカとマヤさんに共感できない理由は1つです。」

 

マヤ「理由はともあれ、まじめに演技している人を馬鹿にして笑うのは良くない! 通販番組やホモビデオとかは関係ない! 演者はまじめにやっているんです!」

 

ジャスカ「でも面白いならば仕方ないという気持ちも、私は持ててしまった気がします。」

 

マヤ「うっ……。」

 

ジャスカ「イジりも愛なんじゃないでしょうか?」

 

メルダム「だってよ! 私がキャンディをイジってるのも愛だからな、よっ、鎮守府の面汚し!」

 

キャンディ「それ、マジで傷つくからやめて……。」

 

メルダム「そういえば、あの2人ってまだ何か隠してる気がするな?」

 

キャンディ「カードゲーム世界のマヤとジャスカさんは、そもそもどういう経緯でアリキラとシグラスの知り合いになったのかしらね?」

 

メルダム「勝手に入るか!」

 

キャンディ「妄想フェイズに!!」

 

>>>>>>>カードゲーム世界>>>>>>>

 

数日後、佐世保市のハウステンボス前で二人は待ち合わせていた。今までの試合と違い決着時に相手を誘っていなかったが、普通に知り合いなので後日遊ぶ約束をしていた。

 

ジャスカ「ようこそおいでくださいました! ここが我が佐世保市が誇る一大遊園地、ハウステンボスでございます!!!」

 

マヤ「テンション高いですね。」

 

ジャスカ「二人きりですが、遊園地みたいな衆人環視の眼があるなら問題ない、それはゴエティアでもわかったでしょう?」

 

マヤ「いや、お互いに襲いまくってましたけど……。」

 

しばらく観光で巡った後に、マヤが問いかける。

 

マヤ「2つ質問があります。なんでバニーガールの恰好し始めたんですか? そしてシグラスさんとはどうやって出会ったんですか?」

 

ジャスカ「実はその2つ、両方ともこのハウステンボスで説明できるんです。」

 

マヤ「…………?」

 

ジャスカ「ハウステンボスにカジノができるかもしれない……そんな計画がありました。そして私はとてもワクワクしました。」

 

ジャスカ「カジノってキラキラして楽しそう!! 私もバニーガールやってみたい!! そして先取りしてこんな姿になったのです。名前もアスカからアイ・イン・ザ・ジャスカネットに変えました。カジノを監視するカメラから取ってます。」

 

マヤ「EYE IN THE JASKANETか……アナグラムがはかどりますねえ。」

 

ジャスカ「そして賭博をやったことが無かったので、競艇発祥の街、長崎県大村市に勉強しに行ったときにシグラスさんに出会ったんです。」

 

マヤ「シグラスさんは大村市のヤミヨロズですもんね。」

 

マヤ「でも……大阪にカジノ誘致は取られた。」

 

ジャスカ「いや、長崎はあきらめたんです。でも私はあきらめきれなくて……。ずっとこの服装をすることに決めたんです。」

 

ジャスカ「そこからは自分の元々あった殺人衝動と、彼女がそれを受け入れたことと……いろんなことがあって今に至ります。」

 

マヤ「実は、私がアリキラ様と出会ったのも同じ理由なんです。」

 

マヤ「ヒロシマナタリーという遊園地をご存じですか?」

 

ジャスカ「聞いたことが無いですね……。」

 

マヤ「広島県廿日市市にかつてあった遊園地です。今はもうないですけど……。」

 

マヤ「昔はそこでよく遊んだんです。海外から来た船、ナタリー号がプールの真ん中にあって、それがトレードマークだったんですよね。」

 

マヤ「そこでアリキラ様と出会いました。彼女はフマキラーの手先で、けんだまの付喪神だと言ってますが……何か感じるんですよね。」

 

マヤ「彼女、実はナタリー号の付喪神だったりとかしないかなって……。」

 

ジャスカ「いやいや、だとしたら襲っちゃまずいですよ!!」

 

マヤ「呉は造船の街なので、私が彼女のこと好きになってもおかしくないし。私が体をこすりつけてる時、彼女は寝ながらぷよぷよをやっています。マジでうまいです彼女。昏睡して襲われてても勝ってます。」

 

ジャスカ「多分天井のシミ数えてるみたいな感じだと思いますよ……。」

 

ジャスカ「そうですか……なんか危なくなってきたので、『この世界はカードゲームの世界説』を採用して、『この物語はフィクションです、現実の組織・船舶とは関係ありません』と主張しておきましょうか。」

 

マヤ「とにかく、私たち2人の本当の共通点は『鎮守府』でも『2人きりになると魂を汚される』ことでもなく……。」

 

ジャスカ「無くなってしまった/あったかもしれない楽園の幻想を見続けている愚か者……ってとこでしょうかね。」

 

マヤ「ですね……。」

 

二人はしばらく空を見上げていた。

 

マヤ「あとフラシキさん多分拗ねてるんで、使ってあげましょう。曜日ごとに使用日決めましょうか! 正直彼女は感情無いふりしてるけど、普通にあると思ってる。」

 

ジャスカ「鬼ですか? でもツムギさんを見た時、隣にフラシキさんが座ってたのはビビりましたね。絶対これバレてるやつやん、って思いましたよ……。」

 

マヤ「浮気……なのか……?」

 

――――その一方、広島県側では何が起こっていたか?

 

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