ご当地伝奇百合カードバトル ヤミヨロズ・アーカイブ ―神々の相棒を探そう―   作:Linkscape

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ぶりかえす戦いの炎

<<<<<<<現実世界<<<<<<<

 

現実世界。キャンディはいろいろ思うことがあった。

 

キャンディ「…………。」

 

キャンディ「相手に悪気はない……わかってるけど……。」

 

キャンディ「自分が加害者になる可能性もあるのよね……。」

 

ジュオン「私は本当に仕事ができなくて、毎日怒られています。正直辛いですが、部署移動したら少しだけ楽になった気がするんです。」

 

キャンディ「やっぱり仕事とプライベートは分けて考えないとダメよね……。部署移動はお願いするけど、メルダムとはプライベートで付き合う! 相手も何か感じているでしょう!」

 

***

 

メルダム「やられて分かった、力の差がありすぎると『嫌ならやり返して来いよ』が成立しないのか……。」

 

トーメ「まあ、私もジュオンとかと組まされたらイライラすることはあるかもしれないし、しなくてもジュオンは劣等感を感じるだろう……。仕事は指導関係もあるから難しいが……。人間関係が一番危ないんだ。」

 

メルダム「キャンディ……ごめん……でも向こうはデュエルやりたくないだろうし……。」

 

キャンディからメルダムにLINEが来た。

 

キャンディ「腹いせに私とハンディキャップマッチしてくれない?」

 

ゴルフなどでよくあるハンデは、弱いプレイヤーでも楽しむためにあるのだ。それで遊べば楽しめる。それだけの話である。

 

メルダム「いいけど、キャンディが初期シールド10枚とか?」

 

キャンディ「それって不利じゃない? 引きたいカードがシールドに入りやすくなるから、暴発系じゃないとちょっと……。」

 

ツムギ「そこで私が登場するという訳です。」

 

キャンディ&メルダム「!?」

 

ツムギ「今からキャンディ&メルダムコンビには私とボスデュエルをしてもらいます。」

 

ツムギ「1VS2で不利なので当然私は手札10枚貰います。私のカードがまだ無いので、モエウタ&キダリイ混合デッキで戦いましょう。」

 

キャンディ&メルダム「いや、絶対不公平じゃん!!」

 

キャンディ「ふふ……。」

 

メルダム「ははは……。」

 

ツムギ「では、妄想フェイズに入ります!!」

 

 

>>>>>>>カードゲーム世界>>>>>>>

 

カードゲーム世界。控室でアキューとアーシエルが会話している。

 

アキュー「4人の日程合わせるの大変だったんすよ!! 褒めてほしいっす!」

 

アーシエル「偉い! 本当にアキューちゃんもアズサちゃんも頑張ってる!!」

 

アーシエル「そしてヨノバルちゃんもわかってくれたみたいだし……。」

 

ヨノバル「ちょっと私も反省したよ。選手も大切な仲間なんだよね。だって同じヤミヨロズなんだもん。」

 

ヨノバル「キャンディちゃんもスランプから抜けてよかったよ。元気なのが一番。」

 

アーシエル「その通り。休憩終わるからそろそろ行くわね。」

 

ヨノバル「ツムギちゃんが呼び寄せた4人。どんな戦いになるんだろう。」

 

***

 

ヨノバル「本日の最終戦はタッグマッチです!! キャンディとメルダムの鎮守府コンビ!! それに対するはキダリイとモエウタの富士山コンビ!」

 

キダリイ「モエウタさん。彼女もクトゥルフの力を持っているから、ぶちのめしたい……ってことですよね?」

 

モエウタ「七伏市そのものが出てきたら逃げるしかないんですが、やはり真のネクロノミコンは私にあると言いたいですよ!!」

 

メルダム「作戦通り行こう、キャンディ!!」

 

キャンディ「そうね! ところで打ち合わせしてたっけ?」

 

メルダム「忘れてた。」

 

キャンディ「そういうところなのよね……まあいいわ。これ使って。」

 

キャンディはゴルフクラブをメルダムに渡す。これには何の効果も無いのだが、ブラフとしては役に立つ。プラシーボ効果や、奪われたときのことも考慮するとなおさらだ。

 

ヨノバル「何でもかんでもクトゥルフという風潮には正直異を唱えたい、日本はアマテラスの国なのですよ? 神々は強い奴もいれば弱い奴もいる、でも人間よりは多分強い。それだけ。」

 

メルダム&モエウタ「?」

 

ヨノバル「つまり……。」

 

ヨノバル「勝手に、戦え!!」

 

<<<<<<<現実世界<<<<<<<

 

妄想フェイズが終わり、数日後。ツムギは報酬として、アーシエルをいちご狩りに連れてきていた。

 

ツムギ「本当にありがとうございました!! そしていちご美味しいです!! クレープもいいですね……。」

 

アーシエル「七夕いちご園のいちごは天の川の力がこもっているとか……なんとか。」

 

ツムギ「米原市には七夕伝説発祥の神社がある……というのは米原市民ならみんな知ってますよ。ステキな街ですね。」

 

ツムギ「ちなみにキャンディさんは百貨店部門に行ったら結構活躍できてるみたいですよ。仕事ができるできないも、適性がありますからね。」

 

アーシエル「そうですね……。」

 

ツムギ「その……本当に八咫烏のために、他人のために戦ってるアーシさんですけど……。」

 

ツムギ「自分の幸せを見失っちゃだめですからね……!」

 

アーシ「それは大丈夫です! ツムギさんといちご狩りできて良かったです!! 幸せですよ!!」

 

ツムギ「はい!!」

 

アーシ「そうだ……!」

 

ツムギ「?」

 

アーシ「ツムギさんって、出身どこでしょうか?」

 

ツムギ「ひ・み・つです。でもすんごいレアとかじゃないですよ。普通に当てられると思います。」

 

アーシ「わかりました! カードを作る時は凄いの作ります! とはいえ、ヤミヨロズ・アーカイブのカードはみんなすごいですけど!」

 

ツムギ「わかりました! 楽しみにしてますね!」

 

ツムギはスマホを見る。そして驚いた表情で眺めている。

 

アーシ「どうしたんですか?」

 

ツムギ「八咫烏財閥の、2年前の事件が今頃になってネット炎上している!!」

 

アーシ「!?」

 

まだまだやることは多そうだ……。

 

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