ご当地伝奇百合カードバトル ヤミヨロズ・アーカイブ ―神々の相棒を探そう―   作:Linkscape

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指示厨もヤミヨロズ・アーカイブは指示できない

昨日、アキューは偶然チャバシラの配信を見ていた。そこでアキューはチャバシラを煽ってみることにした。彼女はたまに配信をしているので、そこで住所を特定できるような質問をするのだ。

 

チャバシラ「おはぷく~~! 今日も話題の炎上ニュースを取り扱っていくよ!」

 

アキュー「千葉県が東京ディズニーランド名乗るの滑稽っすよね?」

 

チャバシラ「そうだね! だって東京じゃないもん! あ、あきる野市が東京サマーランド名乗るのも面白いですよね! だって23区じゃないじゃん!!」

 

アキュー(何だこいつ!!! カウンターしてくるだと!? こっちは身元を明かしてないのに、やるじゃねえか!!)

 

アキュー「茨城県って納豆臭いですよね?」

 

チャバシラ「そうだね。クラウドファンディングの匂いもするよねw 」

 

アーシ「群馬県ってグンマーですよね?」

 

チャバシラ「お前馬鹿? グンマーって言われる群馬県民の気持ち考えたことあんの? そもそも群馬=黒人=未開の地という偏見時代が既に時代遅れなんだわ。価値観ランクアップできてる? RUMーポリコレフォース3積みは基本だよ? 無いならシャイニングドローで作れよ。というか群馬県って富岡製糸場もあるし決して未開の地ではないし、明治時代は産業集積してたんだわ。そもそも群馬県は上毛かるたを皆覚えているぐらい郷土愛強いしミヤビの心あるんだわ。GHQだぞ? GHQに上毛かるた検閲されても作ったっていう苦い歴史あるんだよ。見てるかGHQ? 残ったのは上毛かるただよ、勝ったんだよ、今は『力合わせる百九十万』だけど本気出したら一千万になるから!! 群馬すげーから!!!」

 

アキュー「GHQは全てを検閲するっすからね。そりゃ当然なんすよ。GHQのことは日本国民全員知ってるけど上毛かるた知ってる奴って群馬県民しかいないじゃないっすかwwwじゃあ上毛かるたはGHQに知名度で負けてるんすよねww悔しいっすかww? 検閲された人々を『義理人情』でごまかしてるっぽいすけどねwww あと群馬県って人口減っていくっすよね? 2500年ぐらいだと力合わせる0万になるっすねwww」

 

チャバシラ「へ? あんたGHQなん?」

 

アキュー(やりすぎた! ついGHQ魂に火がついてしまった!)

 

アキュー(でも間違いない……。)

 

アキュー(こいつ、群馬県民だ!!!!!!)

 

アキュー(ん……? なんか配信コメント欄に『小豆荒らし』ってアカウントがあるな……。もしかして、この人……。)

 

アズサ「群馬県前橋市って県庁所在地に相応しくないですよね?」

 

チャバシラ「前橋でも高崎市でもないから割とどうでもいいんだよね~。」

 

アズサ「安中市って舌切り雀の伝説があるんでしょう?」

 

チャバシラ「群馬は昔話の宝庫だからね~。」

 

アズサ「群馬県伊勢崎市って日本一暑いですよね?」

 

チャバシラ「すまん、これは流石にキレていいよな? 伊勢崎市って何がある? アニメ日常とワークマンしかないだろ? そんな奴が持ってていい称号じゃないんだわ『日本で一番暑い街』ってな。それよりも群馬県館林市が持つべき称号だよ。だって暑いもん。舌切り雀の話とも関係するけど、館林市には文福茶釜があるんだぞ? あの素晴らしいハートフルな童話が伝わってる。お茶だからアツいしな。あと宇宙飛行士の向井千秋さんの出身地でもある。つまり宇宙に轟いてんの。だから群馬県館林市が一番暑いんだっての!!! もはや地球で一番暑いまである。」

 

アキュー(これ罠? 罠とすら思えるわかりやすさなんだけど……。)

 

アキュー「いや……絶対……。」

 

アキュー&アズサ「こいつは群馬県館林市民だ!!!」

 

***

 

アズサ「という訳です。二人の力で『偶然』住所がわかりました。」

 

アキュー(めっちゃ話合わせてくれた……。)

 

ツムギ「ヨノバルさん、群馬県館林市の相方って誰だと思いますか?」

 

ヨノバル「私はカードゲーム論の強さでしか語れません。人と人を結ぶ……みたいな話はアーシさんが詳しいと思うんですけど……。」

 

ヨノバル「候補、いっぱいあるんですよね。館林市って猛暑の街だし昔話もあるし、グンマーだし『固定の相手』というのが分かりづらい。」

 

ヨノバル「そもそも街を絞り込めても、対象は全人類なので……。八咫烏社内に限定できないから。」

 

ツムギ「ちなみに、『シズルの呪い』のシズルさんは、東北出身だそうです。」

 

アーシ「なら暑い街じゃないよなあ……。」

 

ヨノバル「ちょっとわからないです。相手の出方を待つしかないかもしれない。」

 

アキュー「何かされたら普通に開示請求とかすればいいけど、そうすると『言論弾圧だ!』って騒ぎ始めるっすからねえ。」

 

アーシ「今日は皆さん、ありがとうございました! 外に出ましょう!!」

 

アーシ「そうだ、方向が同じだからヨノバルは家まで送るよ。あたりは暗くなっている。」

 

ヨノバル「正直、心細いので助かりますよ。」

 

アーシ「まあ、なんとかなるだろ。アーシはギャルだし、そういう精神を持った方が良い。」

 

ヨノバル「そうですね!」

 

***

 

帰り道————

 

????「か、かーどげーむで、人をたぶらかすのは悪いと思います……!」

 

小学生ぐらいの、一人の少女が犬を連れて立っている。何気なく通り過ぎようとしたとき……。

 

????「あの!」

 

ヨノバル「どうしたんですか?」

 

????「私は、犬飼(いぬかい)ネルといいます。『囃し立てる女』さんの配信を見て、これはだめだと思って注意しに来ました!」

 

アーシ「…………注意って……。」

 

少女は小柄だが、犬は非常にデカい。彼女が犬笛を吹いて襲ってこられればひとたまりもないだろう。しかし犬を連れているだけなので、警察に相談しても無意味そうだ。

 

????「私の友達は、みんなカードゲームにはまって、成績が落ちました!! カードゲームは悪い文化です!!! 囃し立てる女さんによれば、2人はカードゲームを作ってるんですよね……? やばいですよ……!!」

 

アーシは思った。この子は小さいから、情報をうのみにしてしまうんだろう。それよりも……。

 

アーシ「もうアーシたちの情報、公開されてる!?」

 

ネットニュースを見たら、「八咫烏社員は勤務中にカードゲームをしている高等遊民、しかもそのカードゲームはぶっ壊れ効果がはびこる世紀末環境」とうわさが広がっているのだ。

 

そもそも八咫烏財閥は入るのが簡単ではない! 嫉妬なども入りまじり、アーシたちは嘲笑されるに至った……。コメントを見る。

 

「勤務時間中にカードゲームなんて良いご身分だな」

 

アーシ「身に染みる。別に勤務時間中にやれって言ってないのに……。」

 

「渋谷担当は絶対ギャルだろw」

 

アーシ「すみません……リアルがギャルで、カードゲームではママなんです……。」

 

もうコメントを見るのは止めることにした。精神が削られるだけだ。

 

イヌネル「とにかく、人々をカードゲームでたぶらかすのは、わるいことです! まさに奈落の王様、アバドンですね!」

 

アーシ(どんどん悪魔扱いされてないか、アーシ……。)

 

アーシ「お嬢ちゃん、いつも情報って何から手に入れてる?」

 

イヌネル「Xとか、まとめサイトから……。」

 

アーシ「別にそれはいいし新聞を読め、とは言わないけど……。もう少し心が落ち着くものを見た方が良いよ。感情が怒りに支配されるから。」

 

イヌネル「ごめんなさい……。私はネットで悪い人とされてる人のところに行って、犬で脅すことしかできないんです……。」

 

アーシ「みんな怖がるからダメよ? 犬が人をかんだら、怒られるのは犬もなんだから。あなたもお巡りさんに捕まるかもしれない。」

 

イヌネル「……?」

 

アーシ「でも『世の中を正したい』という思いはあるのよね。そこはママ、凄いと思っちゃうな。」

 

イヌネル「ママ?」

 

アーシ「!? アーシ、今一瞬ママになってた!?」

 

イヌネル「ふふっ……面白い人ですね。」

 

アーシ「うーん……。一応聞いておくか……。昔は別の街に住んでたりする?」

 

イヌネル「昔は、埼玉県熊谷市に住んでた!」

 

ヨノバルに電流が走った――――

 

ヨノバル「熊谷市出身なんですね!?」

 

ヨノバル「じゃあちょっとこのカードとデッキを渡すから、『囃し立てる女』さんとデュエルできたらしてほしい!」

 

イヌネル「名前を言わないでって言われてるけど、親戚のお姉ちゃんなんだ。お姉ちゃんの言うことはいつも正しいから。」

 

ヨノバル「わかった! こっちの『イヌネル』ってのがお嬢ちゃん側、『チャバシラ』ってのがお姉ちゃん側だよ、わかった?」

 

イヌネル「わかったよ、やってみるからね!」

 

イヌネルは帰っていった。それにしてもデカい犬だ……。

 

イヌネル(なんでお姉ちゃんの名前知ってるんだろう?)

 

ヨノバルは心配していた。

 

ヨノバル「でもやってくれるんでしょうか? 特にチャバシラさんの方が。」

 

アーシ「配信者なら絶対にやる! 一般流通して無い怪しいカードゲームが手に入ったら、絶対にネタにするし、やりたくなるはず!!」

 

アーシは確信めいたものを持っていた。

 

アーシ「できるものなら見てみたいな……。ヤミヨロズ・アーカイブが配信で映えるのか……。」

 

***

 

チャバシラ「おはぷく~~!! 今日は親戚の女の子(顔出演NG)とカードゲームを行います!! なんと、渦中のカードゲーム、ヤミヨロズ・アーカイブだ!!」

 

アーシエルの狙い通り、チャバシラはカードゲームを配信で行っていた。アーシエルは自宅の画面の前で待機していた。

 

イヌネル「よろしくお願いします。」

 

そうして数分後……。

 

チャバシラ「なんと!! 妄想フェイズがこのゲームにはあるみたいだ!! これは恐ろしい!! 共通幻覚を見せる邪教のカードゲームに違いないね!!」

 

イヌネル「では入りましょう、コメント欄の皆さんもいいですか……?」

 

全員「妄想フェイズに!!」

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