ご当地伝奇百合カードバトル ヤミヨロズ・アーカイブ ―神々の相棒を探そう― 作:Linkscape
キズツルの猛攻は続く!!
キズツル「さあ、食らいなさい!! これは虐げられてきた、女性たちの怒りです!!」
スバルコ「LIGHTNING....」
キズツル「甘い!! 雷はもう見切っている!!!」
キズツル「そして……。」
キズツルはメジェドカセ鳥を召喚し、炎を吹かせる!!
カセ鳥は、かつて鳥が火事を広げたという伝承に基づき、火事防止のために祀られている神である。そしてメジェド様も炎を吐けるという。つまり……。
キズツル「2倍の炎ですよ!!! これで熱暴走を起こせ、ポンコツAppleウォッチが!!」
スバルコ「OVERHEAT....。」
その時……。
スバルコ「ぽっぽ!」
キズツル「んあっ!?」
スバルコの胸に空いた穴から、鳩が射出された!! すさまじい勢いで脳にクリーンヒット!!
キズツル「まずい、脳を揺らされ――――」
スバルコ「THUNDERBOLT....!!!」
ビシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!
アーシエル「落雷がクリーーーーーーンヒットオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
お互いに大ダメージを受けてしまった。そして力なく倒れる。
ヨノバル「お互いに倒れてしまいました。これで終わりでしょうか?」
アキュー&アズサ「もちろんまだ続けてもらうっすよ?」
アキュー「この試合はラーメン対決に姿を変えるっす!!」
アーシエル「なんだとおおおおおおおおおお!?」
アズサが台車を持ってくる。そこには大量のラーメンが乗っている。
アズサ「ここにお互いの故郷のラーメンを用意しました。」
スバルコ&キズツル「ラーメン!!」
アズサ「観客から5人選んで、それでジャッジ。勝負を決めましょう。」
***
スバルコ「では私から。私の故郷のラーメンを混ぜてみました。」
スバルコが出してきたのは『背脂カレーラーメン』。
キズツル「ナニコレ……? カレー+醤油に極太麺……?」
スバルコ「同時に食べられるように混ぜてますからね。」
キズツル「うーん……。別々に食べた方がよかったかも。」
続いてキズツルが出してきたのは『冷やし赤湯ラーメン』。
スバルコ「おお……。辛みそで汗が出るのを氷で打ち消している……。」
キズツル「本当は冷やさないんですけどね……。」
アーシエル「さあ、観客5人のジャッジをお願いいたします!!」
いつもしゃべっている4人+1人のジャッジが下される!!
観客A「このごちゃごちゃ感がたまらない! カレースープ+醤油+極太麺+背脂の『太らせる』というすさまじい意思を感じる、スバルコ様相手にボート!」
観客B「面白い試みですね。激辛+氷のキズツル様側にボートです。」
観客C「下らん。混ぜればよいというものでもない。普通に別々に4つ食べた方が旨いだろう。あと個人的にクソデカ女とアンドロイド娘は性癖ではない。なのでこれはどちらにも入れられないな。」
観客D「カレー好きなんだ。スバルコ様に入れるよ。キズツル様のは味噌ラーメンと醤油ラーメンが混じっててうーんって感じ。」
観客E「えっと……今まで一言もしゃべってなかったんですけど……。やっぱりラーメンに氷入れるのは悪くないと思います……。キズツル様に入れるよ。」
アーシエル「2-2で、イーブンだああああああああああああ!! これでも決まらない!!!」
ヨノバル「そして、ラーメンを食べた二人は元気になったようです。」
キズツル「まだやれますよ?」
スバルコ「こんな持続性、見たことが無い領域へ。」
二人は再び向かい合う。
キズツル&スバルコ(相手のラーメンを食べてわかったことがある……。)
キズツル(彼女は……新潟県三条燕出身か……。燕背脂ラーメンと、三条カレーラーメンの混合物だったから間違いない……しかしなんで十字架を使うんだ……?)
スバルコ(彼女はおそらく山形県南陽市・上山市。赤湯ラーメン、冷やしラーメンはとにかく、このミイラのような包帯まみれの恰好は……。)
キズツル&スバルコ「新潟VS山形のラーメン対決では終わらない、まだまだお互いのことをわかっていない!!」
新潟県と山形県はラーメン消費量で激しく争っている! しかし問題はそこだけではない!!
二人はお互いを理解するために、戦うことを辞めない!!
アーシエル「スバルコ選手、落雷のチャージをしています!!!」
スバルコ「TIME MACHINE...」
キズツル「え、時間戻せるんですか!?」
スバルコ「嘘です。そして、さようなら。」
アーシエル「サンダーボルトーーーーーーー!!!」
キズツル「ではこれでどうですか!?」
キズツル様は四股を踏んだ!! そして――――
アーシエル「地面が真っ二つに割れたーーーーーーーーーーーー!!! なんて威力の四股だ!!!」
キズツル&スバルコ「なるほどね……やっとわかりましたよ。あなたの根源は……。」
キズツル&スバルコ「モーセの墓/キリストの墓の力か!!!」
石川県宝達志水町にはモーセの墓、青森県新郷村にはキリストの墓が実在する。真偽はともかく、ある物は仕方がないのだ。
キズツル「私の生まれは石川でね……!! 正直……細かい事情は終わってから話しましょうよ!」
スバルコ「そうですね……そして……使えるんでしょう?」
スバルコ&キズツル「相撲/プロレス!!」
スバルコは十字架を捨てた。そして腕を広げ、相手の攻撃を受け入れる体制をする。キズツルは腕を下ろしかがむ。相撲の体勢だ。
アーシエル「こ、これは、あれなのかあああああああああああああ!?」
上山市にも南陽市にも著名な相撲取りが存在した。一人は非常に巨大で、もう一人は女相撲で最高位まで上り詰めた。そして三条市も燕市も、伝説のプロレスラーが1人ずつ存在している。二人はその魂を勝手ながら受け継いでいた。
観客C「結局、相撲VSプロレスに帰着するのか……。」
観客C「めちゃくちゃ面白いじゃないか!!」
観客D「ベタだねー。」
会場のボルテージはマックスだ!! これまで変な戦いを無限に魅せられてきた人々にとって、何度も語られつくした相撲VSプロレスは逆に新鮮すぎて、楽しみで仕方がなかったのだ!!!
観客「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
もはや叫ぶしかない!