ご当地伝奇百合カードバトル ヤミヨロズ・アーカイブ ―神々の相棒を探そう― 作:Linkscape
<<<<<<<現実世界<<<<<<<
こうしてカードゲーム世界では互角になったものの――――現実は違っていた。
シガラミ「ヤミヨロズ・アーカイブもサプレッションも、ツムギとわしでイーブンか……。」
シガラミとツムギはカードゲームの必殺技を持っていた。それは相手の心の動きを目線などから読み、手札を予測する『マインドスキャン』である。しかしお互いにそれは通じなかった。
何故なら、お互いに二重人格なため、『マインドシャッフル』を持っていたからである!! ツムギはクルミ、シガラミはカコがいた! そうして人格を交代することで悟られない高等技術が使われていたのである!
二重人格のマインドシャッフルのミラーマッチ……そんなありえない戦いが繰り広げられていたが、そこまで理解できていたのは、世界でもごく少数だろう……。
ツムギ「ネット投票で現状50% VS 50%でヤミヨロズ・アーカイブとサプレッション自体の戦いもイーブンです。」
ツムギ「…………このまま『お互いにすごい』で終わればいいんですけど。」
ツムギ「決着つけたいよな?」
シガラミ「そうじゃのう……。なぜなら……。」
ツムギ&シガラミ「面白いから!!!」
二人はカードゲーム世界の二人の戦いから何かを見出そうとしている。
シガラミ「ヤミアカはここから何かを見出すんだっけ?」
ツムギ「私もあなたも、双子を1つにするために手術を受けた。そこも一致しています。」
ツムギ「あなたの親は、莫大な手術費を集めましたよね?」
シガラミ「子を思う親なら当たり前だと思うがのう……?」
ツムギは待ってました、と言わんばかりに目を見開いた。
ツムギ「私は真逆だったよ! 親は実験台として、多額のお金を受け取ったからな!!」
ツムギ「それで本来必要ない手術を受けて、体を切断されてくっつけられた!!」
自分のトラウマを、必殺のカードを切るかのようにウキウキと話すツムギ。
ツムギ「あなたは親が大好きなのを感じる。親も、あなたをいろんな人に好いてほしくて、そのために宗教を始めた……そうとすら思える。あなたも、親のことを考えていろんなことを判断している。」
ツムギ「私は違う! 高田寺先生の実験台になった後は孤児院に入れられた! だからずっと、一人で生きてきて……他人の顔色を窺って……今まで……。」
シガラミ「あ…………あ…………。」
シガラミ「ってうろたえると思った? 私の方が不幸だよ?」
シガラミ「だって、君は友達いるじゃん。鎮守府の。」
ツムギ「!!!」
シガラミ「私、友達一人もいないよ?」
シガラミ「私の親は私を運命の双子と祀り上げて、神格化した。当然神に友達はいらない。崇拝する者とされる者。対等の関係なんかじゃないんだ……。」
ツムギ「ご、ごめんなさい…………!! 正直、あの4人は対等じゃなくて、私は鎮守府ではないから! むつ市は大湊で海上自衛隊の5大基地ではあるけど……。」
ツムギ「だってあの4人、同い年だもん! 私1個下だもん!!! それだけだけど!! 大事なことから!!!」
シガラミ「でも、『友達になれたらいいな』って思ったでしょ?」
ツムギ「え……?」
シガラミ「私はもう『友達の価値』すらわからなくなってるからね? もう一人の自分は自分でしかないし。旦那様か親しかいらない。家族か信者しか……いらない。」
ツムギ「……。」
ツムギ「私はどうしたらいいかわからない……。」
ツムギ「私とあなた、どちらも優劣をつけることは不可能なんですね……。」
ツムギ「親か友達、誰に愛されたかの違いでしかないから!!」
シガラミはしばらく黙っていた。
シガラミ「結局バトルもカードゲームの優劣も、不幸バトルも……引き分けか……。じゃあさあ……」
シガラミ&ツムギ「アーシに勝者を選んでもらえばいいじゃん!」
二人はアーシエルの方を見る!!
シガラミ「私を選んでくれるよね?」
ツムギ「私を選んでくれますよね?」
シガラミ「こんな幽霊見える痛い女が選ばれたら私死んじゃうよ?」
ツムギ「こんな悪徳商法やってる人選んだら私死にます!」
シガラミ&ツムギ「さあ、どっち!?」
アーシ「まずい……どうすれば…………。」
アーシ(二人とも錯乱している!! これで判断を間違えたら本当に死にそうだ!! うまくこの場をまとめる方法は……!!!)
アーシの頭はパニックになった。胸に手を当て考える。
アーシ「アーシはアーシ…………。」
アーシ「ママ……どうすればいいんだ……?」
アーシ「アーシの現身……アーシエルならどうする!?」
>>>>>>>カードゲーム世界>>>>>>
カードゲーム世界で、会場の皆は困惑していた。
アーシエル「ツムギ選手とシガラミ選手、二人が、同時に倒れたあああああああああああああああああ!!!!」
ヨノバル「これはドローということになるか……?」
クロア「この時、勝負はどうやってつけるんだ……?」
アーシエル「わかりません!!! 団体戦の戦いなので、決着は付けたいところです!!!!」
ギナミス「ふうむ………。どうすればいいんですぞ?」
アーシエル「女子格闘技だからこそ許せる、とっておきの秘策があります!!!」
全員「なんだ、それは!!!!?????????」
アーシエル「おっぱいが大きい方を勝者とする!!!!」
ギナミス「ぶふぉwwwwありえないwwwwww」
クロア「公式プロフィールによると、シガラミは89cm!!!」
アーシエル「ツムギさんも89cmです!! 同じか!!」
アーシエル「私は88cm!!!」
ギナミス「私も同じですぞwww88cm!!!」
観客A「ゴエティアとアレイスター、運営のバストサイズまで同じなのか!!?」
観客α「ゴエティアとアレイスターもまた、『双子』だったっ!!!!!」
クロア「俺は90cm!! ヨノバルは!?」
ヨノバル「90cmです!!」
クロア「この中で最大だが、同じか!! 万事休す!! 決着がつかない!!」
観客γ「ヒップで決めるか!?」
観客C「下らん。もっと先に見るべきものがあるだろう。」
アーシエル「そうかっ、アンダー!!!? アンダーなのね!?」
おっぱいの大きさで最も大切なのはアンダーである。アニメキャラのスリーサイズはトップバストでしか公表されないことが多い。しかしアンダーとトップの差が大事である。まあウェストで代替されているのだが。
アーシエル「計測に入るわっ!!! アキューちゃん、アズサちゃん、お願い!!」
アキュー&アズサ「はいっ!!!」
アズサ「クロアのウェストは―――60!!!」
アキュー「そしてヨノバルのウェストは―――」
アキュー「59!!!!!!!!」
その瞬間、会場は静まり返った。
アーシエル「決着ううううううううううううううううううううううううううう!!!!!」
アーシエル「何もかもが似通っていたこの戦い!!!! アレイスターVSゴエティア!!! 1cm差の結論が出てしまったあああああああああああああああああああああ!!!!」
アーシエル「ヨノバルさまのバストが一番大きかったあああああああああああ!!!!!! ゴエティアの勝利だあああああああああああああああああ!!!!」
アーシエル(これが私たちの結論よ!! とどいて……!)
アーシエル(私の片割れに……!)
<<<<<<現実世界<<<<<<
現実世界。アーシの決断は既に固かった。
アーシ「俺はおっぱいが一番デカいヨノバルを選ぶ。」