人によっては拷問の様な回になってしまった。
文才の無さを痛感。
飛ばして読んでもOKです。
歴史は、藍染惣右介の描いたシナリオ通りに流れていた
──ように見えた。
井上織姫の拉致に端を発した、護廷十三隊の戦力分断。
黒崎一護を含む主力が虚圏(ウェコムンド)へと突入した際、
四番隊隊長・卯ノ花烈と副隊長・虎徹勇音も
また、その後発派遣隊として虚圏へ降下していった。
だが、その裏で八神星は、卯ノ花から直々に『現世(偽の空座町)における負傷者の後方支援』という大義名分を拝命し、ただ一人、現世側の居残り組として盤面に残る。
勇音から「必ず生きて戻ってくださいね」という短い、
けれど重い言葉を背に受けて。
偽の空座町における、十刃(エスパーダ)と
護廷十三隊の全面戦争。
星は四番隊四席として、戦場の影に潜み続けた。
転界結界の柱を巡る戦いや、フラシオン達の奇襲の裏で、
死神たちが気づかぬうちに『翡翠の突風』を吹かせ、
致命傷となる一撃を幾度も相殺。
戦線が完全に崩壊するのを裏から支え続けたのだ。
しかし、藍染惣右介という男は、
八神星という男を誰よりも警戒していた。
十刃が全滅し、満を持して藍染が前線へ進み出たその瞬間──奴が最初に行ったのは、死神の隊長格の抹殺ではなく、星の『完全隔離』だった。
藍染は『鏡花水月』の完全催眠と、崩玉の力を用いた超高密度の多重結界を幾重にも展開。八神星のいる後方救護エリアごと、戦場の時空間から完全に切り離し、彼を決戦の場へ物理的に介入させないよう、徹底的に釘付けにしたのだ。
「これで終わりだ、八神星。君の嵐も、私の新世界(天)には届かない。」
そうして障害を排除した藍染の暴力は、圧倒的だった。
日番谷、京楽、砕蜂、平子ら仮面の軍勢をも一瞬で切り伏せ、護廷十三隊の総頭首・山本元柳斎重國の『一刀火葬』すらも崩玉の進化によって無傷で突破。
駆けつけた黒崎一心、四楓院夜一、浦原喜助の3人がかりの波状攻撃すらもゴミのように蹴散らした。
すべての死神が地に伏し、絶望が空座町の戦場を完全に支配する。
崩玉と完全に融合し、白き神のごとき姿へと変貌を遂げた藍染は、市丸ギンを伴い、本物の空座町がある断界の門へとゆっくりと歩みを進めていた。
「──やれやれ。これでようやく、私の歩みを邪魔するものは誰もいなくなった。」
藍染が冷酷な笑みを浮かべ、勝利を確信した、まさにその絶頂の瞬間。
──パリィィィィィィィィンッッッッ!!!!
偽の空座町の天を覆っていた、絶対に破れないはずの藍染の多重結界。その時空間の壁が、突如として『漆黒の雷撃』と『翡翠の暴風』の爪痕によって、ガラス細工のように粉々に内側から引き裂かれた。
「……何だと……!?」
藍染の顔から、初めて余裕の笑みが消え失せる。
市丸ギンが細い目を驚愕に見開き、地に伏していた浦原喜助が「間に合いましたか……!」と血を吐きながら口元を歪めた。
結界の破片が光の粉となって降り注ぐ中、死覇装の袖を乱暴に捲り上げた男が、腰に二本の神座──『迅雷烈風』を携え、静かに歩いて現れる。
「──おい、藍染惣右介。」
地響きのような低音の風が、戦場全域に吹き荒れた。
八神星は、かつて101年前の雨の夜に藍染をハメた時と、全く同じ冷徹な瞳で王を見据えていた。
「ずいぶんと手の込んだお人好しの箱を用意してくれたじゃないか。壊すのに、数分もかかっちゃったよ。」
「八神……星……っ!」
藍染の肉体から、怒りと警戒の混ざった凄まじい霊圧が爆発的に吹き荒れる。崩玉が星の出現に過剰反応し、ドクンドクンと不気味な赤黒い光を放ち始めた。
「無駄な足掻きを。私はすでに死神をも超越した存在となった! 君のその風雷の質量とて、今の私の前では──。」
「超越? 神? 笑わせないでよ。」
星は歩みを止めず、ただ『迅雷烈風』の柄にそっと手をかけた。
その瞬間、藍染が放っていた神のごとき霊圧の圧力が、星の周囲からスゥと完全に消し飛ばされ──世界は再び、星が支配する『絶対的な凪』へと強制上書きされた。
「言ったはずだよ。お前がどれだけ高い椅子に座ろうが、僕のいる場所より高くに立とうとするなってさ。……お前がどんなバケモノになろうが関係ない。僕の四番隊(日常)に手を出そうとしたその罪、今度こそその命で償ってもらうよ。」
すべての隊長格が絶望した戦場に、本当の『天災』が帰還した。
崩玉の神へと進化した藍染惣右介と、すべてを終わらせる最強の四席・八神星。101年の因縁に終止符を打つ、真の最終決戦がここに開幕する。
ひたすら文章での説明回。
あんまり面白く無かったかも。
すいません。
精進します。