物を書くのって想像以上に難しいです。
平穏は、唐突に破られる。
数日後。尸魂界の警戒区域に、
突如として無数の巨大な「虚(ホロウ)」の群れが出現した。
前線に赴いたのは、先日の十一番隊の部隊。しかし、予想以上の敵の物量と、空間を歪める謎の能力の前に、十一番隊は孤立、壊滅の危機に瀕していた。
「緊急要請! 第一救護班、直ちに出動してください!」
詰所に緊張が走る。星と花太郎を含む四番隊の救護班は、即座に現場へと急行した。
現場は凄惨だった。
地面には倒れ伏す十一番隊の死神たち。
そして、彼らを取り囲むように、巨大な虚たちが咆哮を上げている。
「ひいっ、八神先輩! 敵が多すぎます!」
「花太郎、お前は負傷者を物陰に!
動けるやつから順に治療だ!」
星は叫び、花太郎を下がらせる。しかし、一体の巨大な虚が、星たちの存在に気づき、鋭い爪を振り上げた。
逃げ遅れた十一番隊の死神が、絶望に目を瞑る。
「……チッ、四番隊の仕事の範疇を超えてるだろ」
星は長身を翻し、負傷者と虚の間に割って入った。
その手に握られているのは、浅打(普通の刀)ではない。
星は、静かに呼吸を整える。脳内で、迅雷と烈風のふたりが、獰猛に、そして冷徹に微笑むのが分かった。
「──星、いきましょう。風の準備はいつでも」
『しんクン! ドカンと黒焦げにしちゃおー!』
星は二本の刀を構えた。右手の刀を前に突き出し、
左手の刀を逆手に。
そして、戦場に響き渡るほどの、
けれど凛とした長い解号を紡ぎ出す。
「──烈風(かぜ)吹き荒びて天を穿ち」
星の銀髪が、突如として巻き起こった暴風に激しく揺れる。
「──迅雷(いなずま)轟きて地を焦がせ」
左手の刃から、バリバリと空間を裂くような紫電が爆ぜる。周囲の空気の温度が一気に跳ね上がった。
「──『迅雷烈風(じんらいれっぷう)』!!」
次の瞬間、星の手の中で、刀がその姿を変えた。
一本は、大気を切り裂く真空の刃を纏う細身の刀。
もう一本は、先端が二股のフォーク状(電叉)になり、
狂暴な紫電を放つ重厚な刀。
護廷十三隊において数例しか存在しない、
「二刀一対」の斬魄刀が、その姿を現した。
「四番隊が……二刀流……!?」
倒れていた十一番隊の死神が、驚愕に目を見開く。
「烈風(かぜ)で揺さぶり──」
星が右手の刀を一振りした。
目に見えない真空の嵐が吹き荒れ、巨大な虚の巨体を、いとも簡単に空中へと巻き上げ、その体勢を完全に崩す。
「迅雷(かみなり)で落とす」
隙だらけになった虚の胸元へ、星は左手の電叉を突き出した。
「撃龍(げきりゅう)!!」
星の咆哮とともに、刀身から超高電圧の龍の形をした稲妻が放たれ、虚の巨体を内側から一瞬で黒焦げの塵へと変えた。
一撃。文字通りの一撃だった。
「……さて」
星は銀髪に付いた煤を払いながら、
周囲を取り囲む残りの虚の群れを見据える。
その瞳は、普段の温和な一般隊士のものではない。
戦場を支配する、圧倒的な強者のそれだった。
「四番隊をナメるなよ。──ここからは、僕の領域だ」
四番隊の木陰に潜む、牙を隠した怪物の戦いが、
今ここから始まる。
一先ずストック無くなったので長考します。
ヒロイン誰が良いですかね?
-
松本乱菊
-
虎徹勇音
-
卯ノ花烈
-
朽木ルキア
-
雛森桃
-
砕蜂