ナンジャモと!龍が如くの!何でも相談室! 作:洋菓子職人II
「おはこんハロチャオ~!あなたの目玉をエレキネット!ドンナモンジャTVの時間だぞ~っ!桐生ちゃん、吾朗ちゃんと、神室町のヤバすぎるレジェンドたちがカチこんできたこの伝説のコラボシリーズ……なんと今日も!またまた別世界からとんでもないビッグゲストが来てくれましたじゃ!」
「……パルデア地方の皆さん、はじめまして。東城会六代目会長、堂島大吾です。ナンジャモさん、本日はお招きいただき感謝いたします」
『うわあああ!今度は東城会のトップ、六代目会長の登場だ!!』『めちゃくちゃイケメンだし、声が良すぎる……!』『今までの二人が暴れすぎたから、急に画面が紳士的になったww』『大吾さんパルデアに何しに来たの!?』
「うおおお……!これまでのゴリゴリな『漢!』って感じの桐生ちゃんや、チェーンソー振り回しそうなゴロちゃんと違って、めちゃくちゃシュッとしてて落ち着きのある雰囲気じゃんね!ジムリーダーのボクとしても、こういう紳士的なゲストさんだと胃が痛くならなくて本当に助かる~!」
「はは、そう言っていただけると助かります。実は私の世界の先輩方……桐生さんや真島兄さんが、この『ドンナモンジャTV』にお邪魔して、随分と好き勝手に暴れ回ったと聞きましてね。組織のトップとして、その節はうちの人間が大変ご迷惑をおかけしました、とまず一言お詫びに伺った次第です」
「えっ!?まさかの組織のトップ直々の謝罪案件!?全然いいのいいの!おかげさまで同接数はシビルドンのぼりだったし、パルデア全土に大感動を巻き起こしたから、ボクとしては感謝しかないんじゃじゃーん!」
「それを聞いて安心しました。パルデア地方は空気も綺麗で、ハッコウシティの経済の発展ぶりにも目を見張るものがある。私の世界にある神室町とは大違いだ。非常に刺激になりますよ」
「へへ~、褒められちゃった!でもでも、大吾さんは普段、何万人もの極道さんたちを束ねる『六代目会長』っていう超偉いポジションにいるんだよね?そんな大吾さんから見て、このパルデア地方のポケモンたちや、ボクたちの
「これまでの二人と違って、私はポケモンという存在をただの『インフラ』や『武器』として見るつもりはありません。パルデア地方を巡る中で、人間とポケモンがこれほど深く共生している姿を見て、いたって真面目に感心しているんですよ」
「おおお~っ! さすが六代目、言うことが最初から知的でアカデミックじゃんね! ちなみに、大吾さんから見て、ポケモンのどんなところに一番面白さを感じたの?」
「『多様な個性が一つの目的のために連動する』という点ですね。私の世界では、数万人規模の東城会という組織を動かす際、思想や利害の一致が不可欠です。
しかしポケモンたちは、言葉を交わさずともトレーナーの『覚悟』や『信頼』を感じ取り、命を懸けて戦う。これは組織のトップとして、非常に興味深いコミュニケーションの形だと思います」
「あ~、なるほどね! ポケモンは言葉が通じないからこそ、心と心のガチなぶつかり合いで絆が深まるのよ。ボクの手持ちも、ボクが配信でバズりたいっていう執念を分かってくれてるからこそ、最高のパフォーマンスをしてくれるじゃんね!」
「なるほど。つまり、ビジネスにおける『ビジョンの共有』に近いわけだ。
さらに面白いのは、彼らの持つ『進化』のシステムです。自分の限界を感じ、追い詰められた瞬間に、全く新しい姿へと生まれ変わって力を開花させる。
……実は、かつての私もそうでした。親の七光りと言われ、若くして崩壊寸前の東城会を背負わされた時、私は自分の無力さに絶望した。
しかし、桐生さんや仲間たちとの戦いの中で、自分の弱さを受け入れ、六代目として這い上がった…。
ポケモンたちの『進化』を見ていると、あの過酷な修羅場をくぐり抜けて人間的に成長していった漢たちのドラマを思い出すんですよ」
『大吾さんの言葉の深みがヤバい』『ポケモンの進化と極道の成長を重ね合わせる男』『ビジネス書として出版してくれこの対談』『ナンジャモが引き込まれて真剣に聞いてるの尊い』
「うわぁ……深い、深すぎるじゃんね……。確かにポケモンバトルって、ただの強さの押し付け合いじゃなくて、トレーナーとポケモンの『お互いの成長の物語』なんだよね。大吾さんが言うと、モンスターボールを持つ手の重みが変わってくる気がする!」
「言葉は通じなくとも、背中を預け合える関係。これはヤクザの『親子の血縁』や『兄弟の契り』よりも、ある意味で純粋で、強固な組織論の理想形かもしれません。
……実は、パルデアに来てから私自身の身にも、その『進化』のドラマが起きたんですよ」
「おろっ!? 大吾さん自身の身に!? なになに、大吾さんもポケモンをゲットして進化させたの!?」
「ええ。こちらに来て最初に出会ったのが、『リオル』という小さなポケモンでした。
最初は非常に警戒心が強く、私が東城会の会長だと知ってか知らずか、その鋭い眼光でずっと私を睨みつけて、一切心を開こうとしなかった。……その頑なな姿が、かつて東城会に反旗を翻した若い衆の姿と重なりましてね。私は焦らず、ただ一人の漢として、正面から徹底的に向き合おうと決めたんです」
「うわぁ、不器用な若手との対話から始めるあたりが、ガチのトップの器じゃんね……! で、どうやって心を通わせたの?」
「特別なことはしていません。ただ、私が書類仕事でどれだけ夜更かしをしようとも、あいつは部屋の隅でじっと私を見ていた。だから私は、自分が背負っている組織の重み、孤独、そして『仲間を守りたい』という覚悟を、ただ静かにあいつに語りかけ続けたんです。
そうして旅を共にするうち、ある夜、急襲してきた野生のポケモンの群れからあいつが私を庇って前に出たんです。
ボロボロになりながらも拳を握りしめるあいつの背中に、私は迷わず駆け寄り、抱きしめました。
『もう一人で背負うな。お前の覚悟は、私がすべて受け止める』……そう伝えた瞬間でした。あいつの身体が温かな光に包まれ、『ルカリオ』へと進化を遂げたのは」
「うっひゃあああーーー!!! ルカリオ、めちゃくちゃ格好いいじゃんねーーー!!!そっか、リオルって『トレーナーとの十分な
「あいつが進化の光の中で私の目を見つめてきた時、言葉を超えた『命の契り』を交わしたのだと確信しました。
力でねじ伏せるのではない。互いの孤独を分かち合い、信頼を積み重ねた先にしか生まれない真の『進化』がある。……東城会の六代目として、また一つ、大切なことをこの相棒に教わりましたよ」
『大吾さんとルカリオの組み合わせ、最高に絵になりすぎる』『「命の契り」って表現がエモすぎる……!』『懐き進化の理由がガチの人間ドラマで草』『ルカリオ大吾さんのこと大好きじゃん、尊い』
「ううぅ……深すぎてボクちゃんの胸のメーターが限界突破じゃんね!大吾さんとルカリオの熱い絆のおかげで、ドンナモンジャTVの知性レベルが過去最高を記録中!……よし、場がバッチリ温まったところで、お次はパルデアの『組織のリーダーたち』から寄せられた、ガチの経営・組織論のお悩みを大吾さんにズバッと解決してもらいましょーかね!」
一番好きな漢は真島吾朗
一番好きな獣はルカリオ