ナンジャモと!龍が如くの!何でも相談室! 作:洋菓子職人II
はいはーい! それじゃあ、大吾さん、さっそく最初のお悩みメールを読んじゃうぞ~っ! ……おろ? ラジオネーム『最高のモービルを作る美少年』くんからじゃんね」
『堂島さん、ナンジャモちゃん、こんばんは。一応、ボクはパルデアでも有数のアパレルブランドを経営する親を持つ、超資産家の子息なんだけどさ……。アカデミーでは実家が裕福すぎるあまり、周囲の凡凡たる一般生徒から「金持ちの鼻持ちならない奴」として妬まれたり、悪意のあるからかいを受けたりして本当に不愉快だったんだよね。
ボクのこの完璧な可愛らしい見た目と、ちょっと大人びた態度が、上級生のくだらない反感を買ったらしいんだ。しかもボク、リアクションが上品で大きいからさ、頭の悪い不登校予備軍のいじめっ子たちから「からかうと面白い相手」として目を付けられて本当に迷惑したわけ。
だから仕返しとして、スター団の仲間たちと、親の金や権力に一切頼らないで、ボクの最高のメカニック技術だけで「スターモービル」を作って、そいつらにドカンとケジメをつけてやったんだよね。
でも…今思うとこれは間違いだったのかな? 仕返しができたことでスター団の皆は喜んでくれたし、ボクの技術を認めてくれたけど……いじめっ子たちへの対応として、ボクのやり方は合っていたのかな…?裏社会のトップとして意見を教えてよ』
「……うわ~お! これ、絶対にスター団のオルティガくんじゃんね! 傷ついてるはずなのに、文面から溢れ出る『上から目線のお坊ちゃん感』が隠せてないんじゃが!?」
『オルティガくんキターーー!!!』『いじめられてた割に口調が見下しモードで草』『「凡凡たる一般生徒」www』『でも親の金に頼らずモービル作ったのはガチで凄いんだよなぁ』『大吾さん、このお坊ちゃんの傲慢と苦悩にどう答える?』
お便りを静かに聞き終え、グレイスーツの襟をすっと正す。その瞳には、オルティガの傲慢さを見透かしつつも、どこか懐かしむような優しい光が宿っている
「……アパレルブランドの経営者の子息、オルティガくん、ですか。まず、あなたのその『上から目線』な物言い……かつての、甘やかされて育った若い頃の私を見ているようで、少し気恥ずかしいですね。親の権力を自分の実力だと勘違いし、周囲を見下していれば、周囲から妬まれ、反感を買うのは至極当然のことです」
「おおっ…! いきなり六代目会長からのガツンとした正論ストレートじゃんね!本当にヤクザなの、堂島さん?」
「ですが……。そのからかいやいじめに対して、あなたが『親の金と権力』を一切使わなかったこと。
そして、自分自身の技術と、スター団という『仲間たちの力』だけで巨大なスターモービルを作り上げ、真っ正面から跳ね返してみせた。
……その点に関しては、私は東城会の六代目として、あなたを最大限に称賛したいと思います。実に見事な、漢のケジメの付け方です」
「えっ!? 大吾さん、仕返ししたことを肯定しちゃうの!?」
「仕返し、というよりは『己の力による証明』ですね。
いじめっ子たちへの対応として、それが正しかったのか、という疑問ですが……大正解ですよ。
私の世界でもそうですが、一度『からかうと面白い舐められた存在』として標的にされた場合、言葉でどれだけ抗議しても、相手の悪意は止まりません。
それを止める唯一の方法は、相手の想像を遥かに超える『圧倒的な実力と覚悟』を真っ正面から叩きつけて、二度と逆らおうと思わせないことだけです。
あなたは実家のブランドの力ではなく、自分の知恵と技術でそれを示した。いじめっ子たちは、あなたの『本物の実力』に恐怖し、二度と手出しができなくなったはずだ。これは組織の防衛としても、非常に理にかなっています」
『大吾さん、全肯定してくれた……!』『「己の力による証明」って言い方格好良すぎる』『大吾さんも若い頃は親(堂島組長)の七光りって言われてたもんなぁ』『オルティガくん、ツンデレだから今頃画面の前で真っ赤になってそう』
「そして何より素晴らしいのは、あなたがその力を、自分のためだけに使うのではなく、スター団の『仲間たちの居場所』を守るために捧げたことです。
あなたの技術に救われ、あなたが戦う姿を見て、仲間たちはどれだけ救われ、喜んだことか…。
オルティガくん。あなたはただの『鼻持ちならない金持ちの坊ちゃん』ではない。自分の力で仲間を率い、居場所を勝ち取った、立派な『一つの組織の
真面目にスターモービル作るの凄くね?と思う