ナンジャモと!龍が如くの!何でも相談室! 作:洋菓子職人II
「はいはーい! キハダ先生への筋肉&プロテインたこ焼き回答で、同時視聴者数は驚異の360万人を突破! 桐生ちゃんの記録を完全に過去のものにするウルトラ大熱狂じゃんね!」
「クハハ! 見たか桐生一馬! ワシ……いや、俺の勝ちや! 配信の数字なら、俺が真の『龍』や!!」
「あはは、龍ちゃん本当に負けず嫌いなんだから!でもでも~? パルデアの様々な大人たちの魂を、筋肉とたこ焼きの熱い魂で救いきって、数字のリベンジも完全に果たしたところで…ラジオネーム『墓場からビートを刻むレジェンドラッパー』さんから、ガチの超特大リクエストメールが飛び込んできたぞ~っ!」
「今度はラッパーやと? ワシ……いや、俺のたこ焼きのソースの匂いに惹かれて、また濃い奴が湧いてきたな」
「そうなの! パルデアのゴーストタイプのジムリーダーにして、大人気天才ラッパーのライムお姉様からじゃんね! 魂に直接響くような文面だけど、読むじゃんね!」
『郷田龍司、そしてナンジャモ。あたしは今もゴーストタイプ使いの現役で、マイクを握ってラッパーをやってる身だ。
長年、生と死の狭間でたくさんの「魂」を見つめてきたからこそハッキリ分かる。……あんた、そう、郷田龍司。あんたは確実に「一度は死んだはずの人間」だ。
なのに不思議なんだよ。あんたのその魂から、ゴーストタイプの冷たい死気はまるで感じられない。むしろ、今もなお激しく燃え盛る業火のようだ。
喧嘩、たこ焼き、ラップ、どれも全く共通点はない。なのになぜ、あたしはあんたの生き様に、その魂に、これほどまでに熱く
「……ありゃ! ライムお姉様、龍ちゃんが死線を越えてきた『黄泉がえりの漢』だってことを、ゴーストタイプの直感で見抜いちゃってるじゃんね!」
『ライムさんキターーー!!!』『ゴースト使いのラッパーと、ガトリングアームのたこ焼き屋、熱すぎる対峙だ』『共通点のないはずの二人が、魂で共鳴してるの最高にかっこいい』『同接370万人突破!!! 桐生一馬を完全に置き去りにしてるぞ龍司!!』
「……クハハ、フリッジタウンのライムさん言うたな。あんた、さすが
せや。ワシはあの神室町のミレニアムタワーの屋上で、桐生一馬と命のすべてを懸けて殴り合い、確かに一度『死んだ』身や。
五代目の近江を破門され、右腕を失くし、心臓が止まるその瞬間まで、ワシの人生はあの夜に完全に終わったはずやった」
「再び…ゴクリ…もう一度…ゴクリ…」
「せやけどな……ワシの中に死気の冷たさがないのは当然や。
ワシは、あの時散っていった仲間たちや、ワシを破門した裏社会への恨みつらみで、未練がましく化けて出た『亡霊』なんかやないからや!
お前がワシに共鳴しとる理由……喧嘩も、たこ焼きも、あんたのラップも、形は違えど根っこは全部同じやからや。
それはな、『自分の
「魂を剥き出しにしてぶつける……!」
「あんたはマイク一本で、自分の人生や覚悟を
ワシは鉄板の前で、この動かん右腕の激痛に耐えながら、命懸けの火力をたこ焼きに乗せて、客の胃袋に直接響かせてる。やってる
だからあんたはワシに共鳴し、ワシもあんたに熱いもんを感じるんや!」
『龍司のラッパー論、エモすぎて鳥肌たった……!!』『たこ焼き屋もラッパーも「魂の表現者」なんだ』『「未練がましく出た亡霊じゃない」って言葉が格好良すぎる』『ライムさん、今頃フリッジタウンで極上のビート刻みながら頷いてるだろこれ』
「ライムさん。ワシらは一度きりの人生、いつ死ぬか分からん修羅場を生きてる。だったら、ゴーストになってから化けて出る暇なんかねえ。
今、この生きてる瞬間に、持てるすべての熱量を目の前の奴らにぶち込んで、ドカンと大爆発させて生きるのが、ワシらの美学やろ!
今度あんたのステージの横に、ワシのたこ焼きの屋台を出させてくれや。あんたが最高のリリックで客の心を躍らせ、ワシが最高に熱いたこ焼きで客の胃袋を掴む。パルデアで一番熱い、魂のセッションを見せてやろうやないか!!」
「うお~~! 亡霊なんかじゃない、今を命懸けで生きる漢の最強の魂論じゃんね!!ライムお姉様、聞こえた!? 龍ちゃんの魂が燃えてるのは、過去の死に囚われず、今この瞬間に命を燃やして『たこ焼き』っていう新しい表現をしてるからなんだよ!
今度フリッジタウンで、ラップ&たこ焼きの最高にホットなライブステージ、ボクがドンナモンジャTVで生中継しちゃうから、絶対開催しようねーーー★」
「…いいじゃないか…いい…あたしの求めていた答え、いや、それ以上だよ…郷田龍司…!」
「アンっ!」
「けど、あたしの隣に立とうってんなら…ステージに上がらせるよ!あんたの魂で!あたしを魅せてみな!」
「アンっ!アンっ!」
「………冷えるからたこ焼きを食うのもいいね…」