ナンジャモと!龍が如くの!何でも相談室! 作:洋菓子職人II
「はいはーい! ペパーくんの感動エピソードで全パルデアが泣いた後は……おろおろ? またまたアカデミーの学生さんからお便りじゃんね! ラジオネーム『モフモフのハッカー』ちゃんから!」
『桐生さん、ナンジャモ氏、夜遅くにごめんなさい…。あの…友達が連れてる大型のトカゲみたいなポケモンについての相談なんですけど……。嫌いってわけじゃない、むしろ可愛いとは思うんですけど、会うたびに私の顔をベタベタになるまで舐め回してくるんです……。毎回顔を洗うハメになるし、さすがに毎回ベタベタなのは勘弁してほしくて。嫌われずに、舐められる時間を減らす良い方法ってありますか?』
「あはは! これ完全にボタンちゃんと、問題児ブラザーズの相棒コライドン、ミライドンコンビじゃんね! あの伝説のポケモン、ボタンちゃんのこと大好きだもんねー!」
『ボタンちゃんwwwww』『伝説のトカゲに好かれすぎ』『舐められウサギ』『俺も舐めたい…』
「なるほどな……。主人の親しい友人に、最大級の親愛の情を示しているわけか。俺もな、神室町を歩いていると、やたらと人が寄ってきてな……。中には出会い頭に『見つけたで!桐生ちゃん!』と熱烈に絡んでくる『真島吾朗』という男がいる。隙あらばドスを突きつけてきたり、変装して襲いかかってきたり、時にはキャバ嬢として接客してきたり親愛の表現が少々過激すぎて、毎回付き合うのは骨が折れるんだ。飯炊き係くん……じゃねえ、ハッカーちゃんの気持ちはよく分かるぞ」
「いや、ボタンちゃんの悩みより桐生ちゃんの日常のほうが100倍ハードなんじゃが!?真島さん、本当に狂犬じゃん! トカゲに舐められる方がまだ平和じゃんね!」
『真島兄さんwwwww』『コライドン=真島吾朗説』『ドス突きつけられるよりはマシだなw』『呼んだか?桐生ちゃん!』
「さて、その大型のポケモンに舐められる時間を減らす方法だが……力ずくで引き離すのは、相手の好意を無下にすることになるから勧めん。俺からのアドバイスは、『相手の興味を引く別のアイテムをあらかじめ仕込んでおく』だ」
「別のアイテム……? ポケモンのおもちゃとか?」
「いや、俺の経験から言うと、神室町の
「あーーーっ! それマジで大正解じゃんね!あのトカゲ、サンドイッチ見せたらヨダレ垂らして大人しくお座りするもん! ボタンちゃんが顔をベタベタにされる前に、サッとサンドイッチを差し出せば、サンドイッチが秒で消えるだけで済むじゃん!」
「ああ。相手の好意を受け止めつつ、
「ひゅ~う! 桐生ちゃん、最後は綺麗にまとめるじゃんね!ボタンちゃん聞いた!? 今度から主人公くんに会う時は、ペパーくんに頼んで『トカゲ用サンドイッチ』を常備させてもらおうね★」
「因みにだが真島の兄さんもこの手の応用で喧嘩を避ける事が出来る」
「え?あの狂犬を?どうやるの桐生ちゃん!」
「例えば『兄さん、拳で語る前に、ポケサーで白黒つけませんか』と誘うとな、あの人は目の色を変えて『おぅ、受けて立とうやないか!』とミニカーを握りしめてコースへ走っていく。あるいはボウリングのレーンでピンを倒し合う勝負に切り替えることもできる。そうすれば、
「なるほどーーー! 溢れんばかりの情熱(暴力)を、別のゲームに『受け流す』ってわけじゃんね!駄犬と狂犬、どっちも犬だから同じ方法で解決できるんだね!あれ?でもそれって…」
「桐生ちゃんの
「………正解だ………」
◆
「…………………」
「「アギャス!!」」ベロベロ
「…………………………」
「「アギャス!!アギャス!!」」ベロベロベロベロ
「……………………………………」
(サンドイッチあげたら感謝の気持ちでもっと舐められるようになった…)
多分駄犬はこうなりますよ。