翌月 霞が関合同会議
プロジェクターの不自然な青白い光が、薄暗い会議室を照らしていた。スクリーンに映し出されているのは、いくつかのピースが欠落した「24社連合」の相関図だ。
公安調査庁の担当官は、レーザーポインターの赤い点をその空白に這わせた。
「我々は引き続き、この企業群を国家安全保障上の監視対象として扱うべきだと考えています」
卓を囲む面々から、明確な反応はなかった。重苦しい沈黙だけが、エアコンの微かな駆動音と共に部屋に落ちる。
最初にその静寂を破ったのは、国土交通省の席だった。
「申し訳ないが」
物流担当課長が、手元の資料をめくる指を止めずに言った。
「その主張には、いささか根拠が欠けているように見えます」
紙が擦れる乾いた音が響く。
「彼らが運営している外国人ドライバーの育成事業。これのおかげで、崩壊寸前だった地方物流網の維持率は目に見えて改善している」
また、ページがめくられる。
「中小トラック運送会社の倒産件数も、今期は減少傾向だ」
さらに、もう一枚。
「我が省の立場としては、彼らは監視対象どころか、公共インフラを支える重要な協力企業という認識ですよ」
公安の担当官の口元が、わずかに引きつった。
すかさず、経済産業省の資源課長が、待ち構えていたように言葉を重ねる。
「レアメタル備蓄計画についても同様です。そもそも、あれは国家備蓄ではなく、法的には純然たる民間在庫(民間企業の私的財産)だ。何ら法的な瑕疵(かし)は存在しない。そればかりか、地方の空き家対策と災害時の分散備蓄を同時に解決している。これに文句をつけろと?」
「しかし、彼らは事実上、国家インフラ級の影響力を――」
公安が反論を試みるが、経産省は冷淡に首を振った。
「影響力を持つこと自体は、違法ではありませんよ」
次いで、厚生労働省の担当審議官が、感情の起伏を排した声で告げた。
「Kバイオについても精査しました。国内の製薬会社への治験委託は、業界における一般的な商慣行の範疇です。地域雇用は創出され、研究開発投資の額も右肩上がり。厚労省として、彼らを問題視する理由はどこにも見当たりません」
農林水産省。総務省。内閣府。
誰も、公安の投げた球に乗ろうとはしなかった。各省庁にとって、彼らは「厄介な行政課題を、自腹を切って解決してくれる都合のいい存在」に他ならなかったからだ。
審議未了のまま、会議は予定通りに打ち切られた。
廊下へ出た瞬間、公安の若手職員が全くなす術のなかった悔しさを押し殺すように吐き捨てた。
「何なんだよ、あいつらは……」
その背中を追うように歩いていた宮田が、前を見据えたまま答える。
「簡単な話だ。連中は法律を何一つ破っていない」
「でも、明らかに危険です」
「分かっている」
宮田はふと足を止めた。重厚な回廊の窓からは、茜色から群青色へと変わりゆく霞が関の夕暮れが見えた。
「問題はな、法律を破っているから危険なんじゃない」
宮田は一拍置き、ガラスの向こうの街並みを見つめた。
「あいつらは法律を完璧に守ったまま、国家よりも必要な存在になろうとしていることだ」
翌日 公安調査庁 非公式対策会議
一転して、こちらの会議室には、乱雑に印刷された資料と紙コップのコーヒーが並んでいた。
ホワイトボードの白い表面は、黒と赤のマジック、そしてそれらをつなぐ無数の線で埋め尽くされている。
『D社』『C社』『L社』『Kバイオ』『NEXA』『GRID』――。
「やはり、決定的な証拠が足りません」
「資本の繋がりが巧妙に隠蔽されている。外形上はただの独立した民間企業同士だ」
「業務提携の実態も、ペーパー上は合法的な取引に偽装されている」
「城島ファンドとの接続も、状況証拠の域を出ないな」
焦燥感だけが空回りし、議論が三度目の堂々巡りを迎えたその時、若手職員のポケットでスマートフォンのバイブレーションが鳴り響いた。
「失礼します」
席を外そうとした職員の足が、耳元に端末を当てたまま止まる。数秒のうちに、彼の顔から血の気が引いていくのが分かった。
「……え?」
全員の視線が、その不自然な硬直に集まる。
「どうした」宮田が低い声で促した。
「D社です」
「何だと、動きがあったか?」
「いえ……ゲロりました」
一瞬、部屋の換気扇の音だけが大きく聞こえた。
「……は?」
「だから、全部吐き出したんです。向こうから」
「何をだ」
「全部、です」
部屋の空気が完全に凍りついた。若手職員は、複合機から吐き出されてきたばかりの、まだ温かいFAXの束を、信じられないものを見る目で凝視している。
そこには、『業務提携企業一覧』『技術提携企業一覧』『資本提携企業一覧』という見出しと共に、彼らが血眼になって探していたネットワークのすべてが、緻密なリストとなって並んでいた。
しかも、D社の広報部が添えたと思われる、あまりにも無機質な定型文が末尾に添えられている。
『お問い合わせありがとうございました。経営の透明性向上のため、ここに開示いたします』
「……」
誰も喋らなかった。あまりの拍子抜けさに、誰も言葉が見つからない。
「待て」
宮田が資料をひったくるように受け取った。
「これは、彼らにとって最高機密のセクターのはずだろう」
「向こうは、これを機密だなんて最初から思っていないようです」
「なんだそれは」
「……全部合法だから、隠す必要がない、と」
会議室に冷気が走る。
宮田は貪るように資料をめくった。資本提携、業務提携、研究提携、物流提携、教育提携、海外提携。あらゆる情報が、そこには白日の下に晒されていた。隠蔽されていたのではない。彼らは最初から隠してなどいなかったのだ。誰も、尋ねなかっただけだった。
ここで、宮田は自分たちの致命的な盲点に気がつき、背筋が寒くなった。
「違う」
「何がですか、宮田さん」
「俺たちは、こいつらを『犯罪組織』と同じ文脈で追っていたんだ。無意識のうちに、地下に潜む敵だと思い込んでいた。だが、違った。こいつらは地下になんか潜っていない。堂々と、俺たちと同じ地上を歩いているんだ」
別の捜査官が、力なく椅子に背中を預けた。
「これ以上の追及は、法的に不可能です。このリストによると、文科省の総和短大騒動で関与が疑われたB社とも正式に提携している。あの一件でこちらが打った手は、向こうに合法的に処理され、身内である文科省の悪手(バツ)として記録されている。これ以上突けば、こちらが濫用で訴えられます」
2035年 6月 栃木県 鬼怒川温泉
霞が関で公安調査庁が非公式の合同会議を立ち上げた、という報は、D社の法務ネットワークを経由して、その日のうちに城島ファンドへと共有されていた。
だが、その情報が彼らの足を鈍らせることはなかった。法に準拠している以上、国が彼らの事業を停止させる法的根拠(トリガー)など、この国の六法全書のどこにも存在しないからだ。
「現地資産のデューデリジェンス(資産査定)を完了。予定通り、次のフェーズへ移行します」
服部経営コンサルタントの若手、福部は、鬼怒川温泉の深い渓谷を見下ろす古い客室の一室で、タブレットのダッシュボードをタップした。画面上の進捗バーが、滑らかに「進行中」へと切り替わる。
かつて隆盛を極めた鬼怒川地区は、隣県の草津や伊香保といった競合とのインバウンド誘致合戦に敗れて久しかった。海外の富裕層や巨大資本のトラフィックは、岐阜の高山、下呂温泉、あるいは京都・大阪・有馬温泉へと続く「黄金ルート」へ集中し、このエリアには20年前から時が止まったような老朽施設と、不気味な廃墟群が放置されていた。
福部らが買収したのは、先月まで辛うじて息をしていた、旅館とホテルが複合した大規模宿泊施設だ。
帳簿上は完全な債務超過。地方銀行が抱える、処分に困った不良債権となっていた物件を、ファンドは実質的な解体費用を下回る時価で買い叩いた。
買い受けたバランスシートを即座に整理し、法律が求める最低限の耐震補強工事と、見栄えを整える程度の最低限の内装更新だけを行う。
新しく設定されたコンセプトは、極めて現代的、かつ奇妙なものだった。
『ハイエンド・コスチューム体験、および館内3D-VRXスタジオにおけるメモリアルコンテンツの内製化』
客室のテーブルに並べられたのは、連合傘下の「小林服飾研究所」から供給された衣装群のポートフォリオだ。
だがこれらは、一般の市場には決して流通しない、いわゆる「社内規格未達品(B品)」だった。
どれほど熟練した日本の職人であっても、微細な縫製のズレや、テキスタイルの光沢加減の個体差といったエラーは確率論的に発生する。また、育成課程にある新人職人の試作品など、ブランドの厳格な「製品合格マニュアル」に達しなかった個体が、年間数百着規模でデッドストックとなっていた。
一般の消費者から見れば「新品の一点物」と何ら判別のつかない最高級の不良品を、彼らはスクラップにせず、レンタル資産として再定義したのだ。
宿泊基本料金はビジネスホテル並みに低く抑える。その代わり、衣装のレンタル費用として1着につき定額1万5000円を徴収する。館内でのスマートフォンの撮影は無料としたが、最新の「VRXスタジオ」による背景合成やデジタルデータ出力を行う場合、プログラムのレンダリング負荷に応じて料金を上乗せした。最低でも1時間1万円、最高ランクのシチュエーションでは10万円という、極めて強気なプライシングだ。
衣装の仕入れ原価は、元が廃棄物なのだから実質ゼロ。それどころか、小林服飾研究所にとっては廃棄処理費用が消え、帳簿上は利益を生む資産に変貌する。VRXスタジオも新規開発ではない。研究所に設置されている既存の装置とアルゴリズムのデータをそのまま流用しただけだ。
福部の計算では、客が衣装を1着借りた時点で、その部屋の採算ラインは突破する。
この鬼怒川の施設は、死に体となった地方の観光インフラを、連合の「産業廃棄物」だけで高利回りアセットへと強引に組み替える、冷徹な実験場だった。
実際、稼働を始めたホテルの客入りは目覚ましかった。
訪れる客の9割は、その衣装を目当てにやってくる。正規品として購入すれば、安い物でも30万円、髪の毛(ウィッグ)から靴まで職人の手作業によるフルセットなら65万円は下らない超高級品が、ここでは手軽に身にまとえるからだ。
平均客単価は優に6万円を超えていた。
従来の鬼怒川の宿泊業の常識からは、完全に逸脱した異端の数字だった。
福部は売上ダッシュボードのグラフが右肩上がりに伸びていくのを見て、満足げに口元を緩めた。
彼らに温泉街の再生などという、大層なボランティア精神はない。ただ、誰も価値がないと見捨てたマテリアルを、別の市場へと繋ぎ替えただけだ。
廃ホテル。
不良在庫。
新人職人の失敗作。
その三つの「ゴミ」を組み合わせた結果、鬼怒川で最も利益率の高い宿泊施設が誕生していた。
「やはり、人は温泉という湯に金を払うのではない」
福部は窓の外、暗い渓谷を見下ろした。
「物語に金を払うのですよ」
料理についても、自社で厨房を動かすような非効率な真似はしない。すべてアウトソーシングだ。
幸いなことに、ホテルの隣には、経営こそ火の車だが、料理の味には地元で定評のある老舗旅館があった。
ならば、連合が導き出す最適解は一つだった。わざわざ自前で高い料理人を囲い込む必要はない。その老舗旅館に調理を委託し、保冷剤を詰めた軽トラックやクーラーボックスで、時間通りにホテルの裏口へ運んでもらえば済む話だ。
ホテル側からすれば、火災のリスクが最も高い「調理場」を完全に閉鎖できるため、火災保険の掛け金を大幅に引き下げられるという実務的なメリットがある。
一方で、売上に苦しんでいた隣の老舗旅館からすれば、連合のホテルは「定期的に大量の仕出しを発注してくれる、絶対に焦げ付かない上客」となった。敵対するのではない。地域の胃袋を握ることで、既存の勢力を自らのシステムに組み込んでいくのだ。
さらに、温泉街の片隅にある古いバーとも提携を取り付けた。
宿泊客が深夜にアルコールを求めた際、ホテル側が自前で酒類の在庫を抱えるのではなく、そのバーから直接客室へデリバリーしてもらう体制を整えた。
いくら「他社のゴミを資産に変える」のが得意な連合といえども、賞味期限のある生の飲食品でそれをやるのはそれなりのリスク計算とシステム網が必要だ。万が一にでも食中毒という「バグ」を起こせば、ホテルの稼働そのものが停止してしまうからだ。
自分たちは「場所」と「衣装」という、最も高利益率なコアアセットの運営に集中する。
調理や酒類販売といった、在庫・衛生・許認可の管理コストが重い工程は、すべて既存の事業者に丸投げする。
鬼怒川の寂れた温泉街は、連合の冷徹な効率主義によって、静かに、しかし確実にその経済構造を書き換えられようとしていた。
老舗旅館は料理を売る。
バーは酒を売る。
ホテルは部屋を売る。
小林服飾研究所は衣装を貸す。
誰も、新しいことは何もしていない。
ただ、それぞれが一番得意な仕事だけをやるように、パズルのピースを並べ替えただけだった。
それだけで、二十年以上衰退を続けていた温泉街に、久しぶりの、そして莫大な金が流れ始めていた。
同日 東京 霞が関
公安調査庁の大川は、デスクの上でまたしても頭を抱えていた。
連合がまたしても地方に手を広げた。その報告書を読み進めるほどに、彼らの打った一手の鮮やかさに眩暈(めまい)がする。
廃業寸前のホテルが再生され、
老舗旅館は料理の受注で息を吹き返し、
場末のバーも売上を伸ばし、
地方銀行は長年の複数の不良債権の処理の目途が立ち、
職人の抱えていたB品在庫は現金へと化け、
観光客は格安で最高級の体験に満足し、
地域雇用は増え、
自治体の税収も増加している。
そして当然、法律は何一つ破っていない。
完璧な、幸福な経済循環。
「これの、一体誰が被害者なんですか?」
そう外部から問い詰められた瞬間に、公安の論理は崩壊する。誰も不幸になっていないのだ。
「大川さん、金融庁のルートから報告が入りました」
部下が緊張した面持ちで駆け込んできた。「連合の所属企業たちが一斉に、複数の市中銀行に対して、融資の繰り上げ返済を申請してきたそうです」
「そうか……」
大川は力なく呟いた。
「手の内を明かした以上、もう隠れる必要もない、ということか」
大川は机に両肘を突き、指を組んで思考を巡らせた。
銀行という「資本の鎖」すら自ら引き千切り、国家の管理下から完全に脱出しようとする怪物。これを止め、せめて牽制するための新しい法案や規制の枠組みを、彼は必死に脳内で組み立てようとした。
しかし、導き出される結論は、常に『不可能』の三文字だった。
いくつか思い浮かんだ規制案は、どれも机上の空論に過ぎない。連合の企業群に打撃を与えるような網を張れば、その網に引っかかって、連合以外の「普通の、体力の落ちた日本企業」が先に窒息してしまう。
ならば、ピンポイントで連合だけを狙い撃ちにする超法規的なパッケージを作るか?
それも不可能だ。そんな国家の暴走の兆候を少しでも見せれば、彼らは一瞬でこう言い出すに決まっている。
『――では、本社機能をすべてシンガポールに移転します』
彼らは実物インフラを国内の過疎地に分散させつつ、その頭脳である知的財産や資本のコアは、どこにでも移動できるよう、はじめから上場を廃止して身軽になっているのだ。一度シンガポールへデータと拠点を移されれば、日本の法律は完全に無力化する。その後に待っているのは、鬼怒川のシステムも、地方の物流網も、レアメタルの備蓄も、半導体も、英才教育も、すべて「海外企業となった連合」に首根っこを握られるという、今以上のディストピアだった。
大川の背中に、じっとりと冷たい汗が伝わった。
「D社は防衛省の契約企業です。電子機器の供給でかなりの収益を国家から保証されている。そこを人質に使えば……」
防衛省からの出向者が苦肉の策を口にするが、大川は天井を見上げたまま、それを遮った。
「そんな単純な脅しに怯む奴らが、メモリ、グラボ、欧米のスーパー網、輸送網、看護人材の囲い込み、地方再生なんて巨大なパズルを解けると思うか?仮に、防衛省が契約を打ち切る、と通告したとする」
大川は視線を落とし、一同を見回した。
「連中は何と言うと思う?」
誰も答えない。大川が自嘲気味にその答えを口にした。
「『そうですか』だろう。」
部屋の空気が、再び凍りついた。
「補助金を止めても同じだ。規制を強めても同じだ。税務調査を入れても同じだ。連中は多少は痛がるだろう。だが、絶対に死なない」
大川は資料の表紙を、人差し指でトントンと叩いた。
「一番まずい相手は、違法組織じゃない。合法的に利益を出し、国民にも支持され、地方にも金を落とし、しかもすでに国家インフラの一部になってしまっている組織だ」
「問題は、合法の怪物による、国家インフラ級の独占だ」
大川が静かに言った。
「そうだな?」
誰も反論しなかった。
「なら、答えは一つだ」
大川は立ち上がり、ホワイトボードの余白に、太いマジックで大きく文字を書き殴った。
『第二連合』
会議室がにわかにざわつき始める。
「待ってください、大川さん」
「まさか……」
「そうだ」大川は頷いた。「潰せないなら、競わせる。それしかない」
静寂が戻る。
「電力もそうだ。通信も、鉄道も、金融もそうだ。一社しか存在しないインフラは、必ず国家を脅かす」
大川はさらに言葉を書き足していく。
【24社連合 VS 第二連合】
「独占が問題なら、その構造を壊せばいい」
ここで、泳ぐような目をした若手官僚が手を挙げた。
「しかし、そんなものを一体誰がやるんです? どこが神輿に担がれるんです?」
大川は少し苦笑した。
「そこが一番難しい。ただ既存の大企業を24社集めても、寄り合い世帯になるだけで意味がない。彼らに対抗できる『思想』が必要だ」
公安の資料にある、連合の行動指針――『捨てる力』。それこそが24社連合のコアにある思想だった。前例を踏襲し、組織を守ることを最優先する官僚組織とは、まさに真逆の発想。
「では、どうする? 連合に勤めていた転職者をハントして、同じマニュアルを作らせるか?」
若手が問いかけるが、大川は静かに首を振った。
「いや、我々は我々の道を行く。それしかないだろう。だが、まずは見極めが必要だ。いつもの縦割り行政のように、物流も、半導体も、教育もと、同時にすべての分野に手を付ければ、確実に同じ轍を踏む。今、第二連合に必要なのは、24の器じゃない」
大川はマジックをデスクに置いた。
「最初の一社、だ」