ある日本企業たちの・・・   作:適当でいいです

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第51話

2040年 2月 岐阜県庁

 

「――もう、理論実験が完了した……だと……!?」

 

岐阜県知事は、自分の机に叩きつけられた報告書を前に、信じられないという声をあげた。

わずか3ヶ月前、あの11月に連合の連絡役を務める若い遣い走りが県庁にやってきて、自動車の内装部品を作っている「E化学」の敷地を借りたいと、怪しげな排液リサイクルの申請をしてきたばかりだ。それが、もう「ラボレベルでの検証は完了した」と言うのだ。

 

それだけではない。引いては本格的な実証試験プラントを建設するための広大な用地が欲しいと、その候補地として、できれば既存のパイプラインや交通網の利便性が高い岐阜県か、隣の愛知県の工業団地の中に用意してほしい、という要求までセットで付いてきていた。

 

だが、現在の東海地方、特にものづくりの中心である愛知県で空いている化学工業団地など、もう空席はほとんどない。仮にあったとしても地価は高騰しきっており、何より行政や環境条例による制約が雁字搦めにかかっている。そこに、連合はさらに最悪の一行を付け加えてきたのだ。

 

「……製造プロセスにおいて、産業用の『放射線』を使用する……」

 

知事は頭を抱えた。一体何をどうこねくり回したら、半導体工場のゴミ廃液を再利用するだけのプロセスに「放射線」なんて物騒な材料が必要になるのか、凡たる行政組織の人間には理解の範疇を超えていた。しかし連合側は、産業用として国が認可している法的上限のギリギリに位置するレベルの放射線を照射する製法を用いれば、この『半導体洗浄後廃液の低品質リサイクル洗浄液』は原理上は完成すると平然と言いはる。

 

知事をはじめとする県庁の上層部が「住民運動が起きたらどうするんだ」と頭を抱える案件だが、そこも連合は不気味なほど冷徹に先回りしていた。

プラント敷地の四隅にリアルタイムの放射線観測モニターを設置して県庁へデータを24時間オープンソースで共有すること、排水の有害数値管理を徹底すること。それに加えて、彼らの「善意」として、内部構造は一切明かされないものの、管理がしやすくなるようにした連合オリジナルの強固な防壁廃液タンク設計で建設すると提案してきたのだ。

 

「もし、地元自治体への住民説明や政治的リスクの処理が難しいとおっしゃるなら、人間が一人も住んでいない山の中の国有林でも構いません……だと?」

 

計画書の末尾にあるその一文は、一見すると、行政側の政治的負担を減らそうという連合なりの「善意」のようにも見えた。だが、へそ曲がりな県庁の役人たちからすれば、「どうせお前たち役人には、正面から住民を説得して先端産業を誘致する根性なんてないだろう?」という、強烈な挑発とも受け取れてしまう内容だった。

 

賛成か、それとも反対か。

もちろん、常識的に考えれば、劇薬と環境汚染物質、そして高レベルの放射線という「危険物の三冠王」をわざわざ平穏な県内に呼び込むのは、知事にとってあまりにも政治的リスクが高すぎる。現在の岐阜県はリニア特需と双璧アカデミーのおかげで財政が逼迫しているわけでもない。そんな劇薬に自ら手を伸ばす必要など、どこにもなかった。

 

しかし、知事には分かっていた。ここで自分が少しでも難色を示したり、官僚的な引き伸ばし工作をすれば、連中は表情一つ変えずに「あ、そうですか。じゃあ、福井の原発の近くの自治体にでも打診します。あそこなら放射線の管理ノウハウも敷地もありますから」とでも言って、一瞬で岐阜県を見捨てるだろう。

 

そうなった後、歴史と県民は、私のことをどう評価する?

 

『超危険な産業テロのリスクを未然に退けた、賢明で市民派の知事』と讃えられるか。

あるいは、『他県が喉から手が出るほど欲しがる、次世代の半導体グリーンリサイクル産業を、無能さゆえに他所に逃した愚かな知事』と罵られるか――。

 

翌週、この誘致計画は岐阜県議会の場で激しい討論がなされた。

文字通り、賛成派と反対派の綱引きは「半々」の真っ二つに割れ、互いに一歩も引かない状態が続いた。どちらの言い分にも、ぐうの音も出ないほどの正論と納得の理由があったからだ。

 

世界に先駆けて、これまで誰も成功しなかった半導体洗浄液の低品質であるものの循環リサイクルの先陣を切れるという、歴史的な栄誉と経済効果を狙うべきだという、賛成派。

中身がブラックボックスな危険物の塊である上に、過去に地球上のどこにも前例のない化学プラントを抱え込むリスクは容認できないという、反対派。

 

熾烈な議論の末、下された最終結論は、皮肉にも連合が最初から進言してきた通りのものだった。

岐阜県の中央部。過疎地域どころか、そもそも戸籍上の人間が一人も住んでいない、深い山岳森林地帯の奥地への「特区プラント建設許可」が、県から正式に下りた。

 

2040年 3月 愛知県 名古屋市 経産省中部経済産業局

 

連合が「理論実験を完了した」と岐阜県庁と経産省に報告した、半導体廃液のリサイクル方法。

その具体的な技術プロセスは、世界中のどの学術論文にも一切掲載されなかった。県民向けに公開されたのは、ただ「これとこれの危険物質と、このレベルの放射線をいくつ使用します」という、概略にすらならない最低限の品目リストだけだった。

 

当然のことながら、東京の霞が関からは即座に『国家安全保障および国際競争力の観点から……』という大義名分のもと、この技術を公にしないための「秘密特許化」の要請が出されていた。

 

実は連合側は、あの術前麻酔薬の「佐々木製薬」の時のように、適当な国内の化学メーカーを身代わりに立てて、特許の権利ごと自分たちの存在を隠蔽しようと画策していた。しかし、今回は経産省側が事前にそれを察知し、「それだけは絶対にやるな」と強烈な通告を出して阻止していた。

後ろめたい不祥事や法的リスクから逃れるために身代わり企業を立てる悪徳企業は世に五万といるが、『功績と利権から逃れるために』身代わりを他社に押し付けようとする企業など、国家の官僚たちにとっても未だかつて出会ったことのない未知の化け物だった。

 

そして今日。

その実験を主導した連合の「福岡校」の教授陣が、中部経済産業局の厳重な会議室へとやって来た。

同席するのは、地元の名古屋大学で最先端の量子化学や流体工学を教える高名な教授たちや、日本のトップ化学メーカーから集められた超一流の技術専門家たちだ。

 

防音の施された静まり返る会議室の席上、連合の教授の口から明かされたそのプロセスは……やはり、バグ・ハンターたちが最も恐れていた、連合流の凄まじい『発想の単純さ』そのものだった。

 

「非常にシンプルな話です。半導体工場から出る使用済みの廃液の中には、ウエハを削った際に出る微細な『化合物の削りカス(デブリ)』が一番多く混入しています。ならば、それをタンクの底に沈殿させて、上澄みだけをすくい取ればいいと考えました。……」

 

「……」

 

部屋を支配する沈黙。数秒が経過しても、連合の教授はそれ以上口を開こうとしない。

耐えかねた専門家の一人が、促すように声をかけた。

 

「……続きを。その削りカスをどうやって完全に分離したのですか?」

 

「え? 以上ですが?」

 

説明役の連合の教授は、何を当たり前のことを聞いているんだという風に、本気でキョトンとした顔をしてみせた。

(まさか、これだけのヒントを出してあげたのに、日本の最高頭脳が集まっておいてプロセスの全容が理解できないの?)と、暗に煽られているように受け取ってしまった数人の大学教授やメーカーの専門家、そして若手官僚たちが、屈辱感から露骨に貧乏ゆすりを始めた。スーツのズボンの擦れる音と、床を叩く靴のコツコツという音が、張り詰めた部屋の中に不快に響き渡る。

 

このままでは決裂すると察したベテラン官僚が、すかさず柔和な笑みを浮かべてフォローを入れた。

 

「失礼、先生方。私はあいにくこの最先端化学の分野には少々疎いものでして……。本日はここにいる全員が、外には絶対に内容を漏らさないという厳格な守秘契約(NDA)にサインしております。どうか、もう少しだけ、子供に教えるように具体的に教えていただけないでしょうか」

 

「ああ、そうでした。失礼しました。契約がありましたね」

 

連合の教授は悪びれもせず、ぽんと手を打って説明を再開した。

 

「まあ、実験の結果から言うとですね。第一段階として、回収した廃液タンクに向けて、外側から特定の放射線を照射します。すると、液中に混入している不規則なウエハ屑の一部が、放射線エネルギーによって結合を解かれ、『錯体イオン(特定の分子と結びつきやすい状態)』へと変化するんです。そこへ、あらかじめ計算しておいた、その錯体イオンをわざと化学結合させて『物理的に重くするため』の分子を含んだ、強アルカリ性の劇薬たちを一気に投入します。するとどうなるか。重くなった不純物の一部が自重に耐えきれなくなって急速に沈殿するか、もしくはタンクの下層部へと強制的に滞留を始めます。その結果、タンクの上層部から中層部にかけての液体からは、製品のバグになる深刻な不純物のうち、約23%ほどが綺麗に除去されることになります」

 

そこまで一気にまくし立てると、教授は嬉しそうに眼鏡を押し上げた。

 

「この、不純物を2割ちょっとだけ取り除いた『上澄みの液体』を、我々のローエンドなメモリ製造ラインの一次洗浄プロセスに実際に流してみたところ……ウエハ化合物の残留屑自体は依然として液中に残ってはいるのですが、放射線と劇薬の効果によって、その残留物質の分子の角が若干『丸くなった上に化合物化』していたため、高速で噴射してもウエハの表面に致命的な傷(スクラッチ)を付けにくくなっていることが判明しました。これなら、我々の作る製品の品質基準であれば十分に『洗浄液として使える』という結果に至ったわけです」

 

「……なるほど。ありがとうございます」

 

ベテラン官僚が感心の声をあげる中、隣に座る最高峰の化学メーカーの専門家たちほど、石のように硬直して沈黙していった。

 

なぜなら、彼ら日本の誇る最先端化学メーカーは、これまで全員が「最高純度(イレブンナイン)」という絶対的な呪縛に囚われていたからだ。『最先端市場で通用する最高純度の超高価な薬剤さえ作っておけば、大は小を兼ねるのだから、ミドルエンドでもローエンドの工場でも共通して使えるだろう』と。

実際、彼らの最大の顧客である大手半導体製造企業たちからも、コスト削減のために「洗浄液の共通規格化」を強く求められていたため、それこそが業界の絶対的な常識(ルール)となっていた。

 

それを、24社連合は、

「ウチの工場は元々ローエンドの枯れたチップしか作ってないんだから、2割しか綺麗になっていない『低品質で傷をつけないだけの廃液の上澄み』でも、十分に機能する。というか共通規格品レベルの洗浄液必要なのか?」と、平然と言ってのけたのだ。

 

だからこそ、既存の巨頭たちはこの領域に真似して参入することができなかった。廃液のリサイクルというアイデアや思い付き自体は、どのメーカーの研究所にもあったのだ。しかし、彼らはプライドと常識ゆえに、少し実験しただけで「こんな低純度なゴミ液体、半導体プロセスで使い物になるはずがない」という結論に達し、自ら思考を打ち切ってしまっていたのだから。

 

「……ちなみに、事前の申請書にあった、超高温・超高圧環境や、マイナス200℃の極低温環境における分子変化の実験というのは……そちらはどういった結果になったのですか?」

 

官僚が、残された品目リストの謎について教授に尋ねた。すると、先ほどまで饒舌だった連合の教授は、一瞬でビジネスライクな冷たい顔に戻り、短く告げた。

 

「あ、それは機密(ブラックボックス)です。お教えできません」

 

「……」

 

その瞬間、名古屋大学の教授や、化学メーカーの専門家たちは、ハッと目を見開いてすべてを察した。

(そうか……連中は、高温高圧や極低温という『過酷な失敗実験のデータ』こそを、他社に絶対に渡したくない、次のイノベーションのための最大の武器(バグデータ)だと知っているんだ……!)

 

失敗の履歴こそが財産であり、そこを隠すことこそが真の機密保持であるという、現場主義の極地。

一方で、それを取りまとめるお役所仕事の官僚だけが、「せっかく成功例のプロセスは明かしてくれたのに、なんで失敗した条件の方は教えてくれないのだろう?」と、狐につままれたような顔で、一人首を傾げているのだった。

 

「――ご説明ありがとうございます。プロセスについてはよく理解できました。ですが先生方、くれぐれも今回は、先生方『ご自身』の御名義で特許をお書きくださいね」

 

「う……っ」

 

中部経済産業局の官僚が、東京のバグ・ハンターたちから「これだけは絶対に釘を刺しておけ」と耳にタコができるほど念を押されていた言葉を告げた瞬間、それまで傲然としていた連合の教授たちの顔があからさまに強張った。

 

「それから、書類作成を依頼する弁理士の方も、そのへんの適当な野良の事務所に丸投げしないでください。ちゃんとパトロンであるD社の法務部門がお抱えにしている、一線級のプロフェッショナルたちに相談と添削を受けて提出してください。よろしいですね?」

 

「……あ、はい。分かりました」

 

先ほどまで専門家たちを散々知性主義で煽り散らかしていたはずの連合の教授陣が、この時ばかりは子供のように縮こまって小さく頷いた。

 

連合が唯一、明確に弱みを見せるのがこの「面倒な事務手続きや法的書類の作成」という領域だった。

彼らの本音はどこまでいっても「現場で楽をしたい。技術の最適化実験は最高に楽しいけれど、役所に提出する書類仕事や特許の文言調整なんて非効率な作業には1分たりとも脳のリソースを割きたくない。既存の制度と法を最低限満たしているなら文句ないだろ?」というものだからだ。

同時に、この急激な態度変更には「人間的な理由」もあったのかもしれない。先ほど最高純度に囚われていた大学教授やメーカーの専門家たちを完膚なきまでに論破し、恥をかかせてしまったことへの、彼らなりの歪んだお詫びのポーズ――このお役所との押し問答という喜劇の「負け役(演者)」を自ら買って出ることで、場の空気のバランスを取ろうとしたという側面もあった。

 

ピリついた空気のまま会議が終わり、連合の教授陣がノートPCや資料を抱えてそそくさと退室していく。

ドアが完全に閉まったのを見計らい、どっと張り詰めていた息を吐き出すように、名古屋大学の教授が呟いた。

 

「はあ……あれが、噂に聞く24社連合の頭脳ですか。凄まじいな」

 

「なんというか、自分勝手(エゴイズム)の極みですな」大手化学メーカーの専門家が、苦々しく、しかしどこか羨ましそうに腕を組む。「世界の常識がどうなっていようが知ったことか、『ウチの生産ラインがローエンドなんだから、2割しか綺麗になっていないリサイクル品でも十分に動くでしょ』と言い切ってしまうのだから」

 

そんな中、若い官僚がずっと気になっていた疑問を、居並ぶ化学の専門家たちへと投げかけた。

 

「諸先生方、少しお聞きしたいのですが……企業としてのビジネスの観点から見て、彼らのこの廃液リサイクル事業は、今後まともな収益(リターン)が見込めるものなのでしょうか?」

 

官僚の懸念はもっともだった。現在、世界市場を牛耳る海外の半導体メガテック企業は、巨大なギガファクトリーの中で何百台もの製造装置を稼働させ、効率化のために巨大な薬剤タンクや配管システムをすべて「1本化」して共通運用しているはずだ。

そこに、連合が「ローエンド専用の、ちょっと濁ったリサイクル液が安くできました」と売り込んだところで、受け入れる側はそのためだけに、既存の完成された工場内に別の専用タンクや、別系統の複雑な配管(ライン)をわざわざ莫大なコストをかけて増設しなければならなくなる。

 

世界の巨頭たちが、今さらそんな「過去の非効率な工場体制(マルチライン)」に逆戻りするような選択をわざわざするだろうか? 官僚にはそれが疑問だったのだ。

 

「いや、世界市場への外販という意味での収益化は、100%ないでしょうね」

 

メーカーの専門家が即座に断言した。

 

「アジアの受託製造(ファウンドリ)で、彼ら連合と同じように『ローエンドの枯れたチップしか作っていません』という極小規模の工場なら商機はあるかもしれませんが、果たしてそんな怪しいリサイクル液を混ぜることを、半導体の発注主(クライアント)である世界的なテック企業たちが納得するかと言えば、完全に未知数です。リスクが高すぎる」

 

「だからこそ、先ほど自分勝手と言ったのです」

名古屋大学の教授が、眼鏡の奥の目を光らせた。

「彼らは初めから、外の市場なんて一切見ていない。自社工場と、そのサプライチェーンで繋がっている身内のベンダー相手にしか、この市場(システム)を開放する気がないのですよ」

 

「……あ」

 

官僚はハッとして、手元の品目リストを見つめ直した。

 

もしこれが、世界中の半導体工場から「ゴミ収集者」のような顔をして廃液を買い回り、自社の特区工場で高額な放射線設備を回してリサイクルし、それを外へ外へと売るビジネスモデルであれば、輸送コストと設備投資のせいで確実に大赤字を垂れ流して破綻する。

 

しかし、これは「24社連合というひとつの巨大な自給自足の生態系(エコシステム)」の内側だけで完結するクローズドな循環なのだ。

 

自社の半導体工場から出た廃液を、すぐ近くの山奥の身内のプラントでリサイクルし、そのまま自社の製造ラインへ戻して再利用する。

外部の市場に売る必要がないのだから、他社の配管仕様など気にする必要すら最初からない。ただ自分たちの工場の配管をMX(マニュアル)通りに1本繋ぎ変えるだけで、本来なら高額だった洗浄液の購入コストが、それだけでダイレクトに「2割、3割削減」されるというとてつもない経営効果(インセンティブ)に化ける。

 

「もし……」メーカーの専門家が、戦慄を隠せない声で呟いた。

「もし彼らがこの技術をさらに煮詰めて、1次リサイクルだけでなく、そこからさらに『2次リサイクル、3次リサイクル』と、液体の寿命を何重にも引き延ばす循環マニュアルを現場で完成させてしまったら……」

 

「……彼らの作る汎用半導体のコスト耐性は、世界中の誰も太刀打ちできない『底なしの暗黒』になる」

 

会議室に、冷たい沈黙が広がっていく。

世界がバブルの崩壊や最先端技術の覇権争いに一喜一憂し、外向きの華やかな市場で血を流し合っているその足元で。24社連合はただひたすらに、自らの体内の無駄なコストを削ぎ落とし、傷をつけずに循環する「濁った上澄み液」のように、独自の絶対的な生存圏をこの日本の山奥に完成させようとしていた。

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