「いってらっしゃい、おばあさん」
そう言ってケモミミの少女はおばあさんを見送る
「私も少し家の近くを散歩でもしようかな~」
そう言って赤いフードを纏う彼女の名はナツメ
小さな小屋に一人で暮らす、フワフワのケモミミとモフモフのしっぽを持った女の子だ
「う~ん、いい天気〜」
玄関を出て空を眺めるナツメは、しっぽを揺らして嬉しそうに歩き始める
「さ~て、今日はお花畑の方にでもっっ!
が、晴天に気を取られ、
「…いってて、ビックリしたぁ」
「ついてないなぁ〜もぉ…って、え?」
足元を見て驚く
ナツメが足を取られたのは、美しく長い金髪であった
「…うぅ」
「…!?」
声がしてさらに驚く
ナツメの転んだ先に、その長髪の持ち主であろう一人の少女が倒れていたからである
「…!大丈夫ですか!」
「…たす…けて」
「どうしたんですか!こんなところに倒れて!なにがあっっ!
謎の少女に気を取られ
「ふぎゃ…!」
そしてその少女の上に倒れる
「…!ご、ごめんなさい!…大丈夫…ですか?」
すぐに起き上がって少女に問いかける
「…」
「…おなか…すいた」
「…え?」
どうやら少女の問題は
……………………
「いっただっきま~す♪」
「召し上がれ…と言っても、私のお昼ご飯のあまりものですけど…」
「~!おいしい~!」
「大丈夫そうですね…」
少女は夢中で食事をとる
「えっと…色々聞きたいことがあるんですけど…」
「その前に、私の自己紹介から…」
「私はナツメ…この小屋で一人暮らしをしてます」
「私はエル!よろしくね、ナツメちゃん!」
立ち上がってもなお床に着くほどの長髪を揺らしてエルは答える
「それと、敬語じゃなくて良いよ!見た感じ同い年くらいだし!」
「そ、そう…じゃあ…エル、どうしてあんなところで倒れてたの?」
「…話せば長くなるんだけど…聞いてくれる?」
「…う、うん」
ナツメは覚悟して聴く
「実は…家出してきたから、お昼ご飯食べ損ねたんだ!」
「…それで?」
「以上!」
「一行で終わった…」
ナツメの覚悟は虚空にスッと消える
「ということで、しばらくここに泊めてくれない?」
「え?…う〜ん…まぁ…いいけど」
「やったぁ~!ありがとう!ナツメちゃん大好き〜♡」
「えっと…あ、ありがとう…」
かくしてこの家に
感想等一言でも良いのでいただけるとモチベーションがぐぐーんとあがるのでぜひよろしくお願いします!
って言ってもこの話だけは感想書く要素無いけれどね…
という事で良ければ次話の感想を書いていただけると…