ああ、まただ。この微睡む様な感覚。そしてその中で必死に叫ぶ小さな子。
そんな小さくて幼い子供が何かを語りかけるが、私の限界は近いらしく、上手く聞き取れない。
辛うじて確保できている視界。それも暗くなりつつある制限時間のあるそれ。私は最後の力を振り絞り、その子の口元から言葉を推測しようとする。
―――何度でも、何度繰り返しても絶対に―――
沈みゆく意識の中、私が理解できた言葉はそこまでだった。
「――せい。」
何かが聞こえる。
「せん…い?」
「先生。」
”んぁ…?”
しまった。どうやら居眠りをしてしまっていたようだ。ここは…見慣れぬ場所だが…オフィスだろうか。
何故こんなところに?と寝ぼけて頭が回っていなかったが、目の前で困惑した表情を覗かせる髪の長い女の子を見て自分の置かれた状況を思い出す。やっちまった。
「お疲れのようですが、大丈夫でしょうか?」
”ああ、ごめんね。こうも陽気な天気だとつい。”
「そうでしたか。本来であればゆっくり説明したいところなのですが、少々問題が発生しまして。体調に問題がなければ歩きながら説明したいと思いますが、大丈夫でしょうか。」
私の言葉に困惑の表情から、胡乱なものを見る目に変わっていく少女。
確かに着任初日に居眠りなど、社会人としてあるまじき行いであったことは認めるが、そんな悲しくなるような視線を向けないで欲しい。
おじさん歳だから若い女の子に軽蔑されると本気で傷ついちゃう。へへへ、すいませんね。
どうやら私を起こしに来てくれた刺激的な視線を向ける少女は、ここキヴォトスにおける最高機関、連邦生徒会の会長代理主席行政官の七神リンというらしい。
彼女が言うには、現状私にしかできない仕事があるらしく、まずはそちらを最優先に済ませたいということだった。
なんでも、私を呼んだ連邦生徒会長が引継ぎを一切しないで失踪してしまったらしく、現状権限があるのが私だけなのだとか。そこで連邦生徒会所属、連邦捜査部”シャーレ”というところで仕事をしてほしいということであった。
軽い説明だけして早速現場に、と歩き出したところで扉を開けると、そこには白髪の小さな少女が姿勢を正して立っていた。―――メイド服で。
えっ、なに?なんで女の子がメイドさんのコスプレしてるの?おじさん喜んじゃうよ?教師として赴いたのに、ご主人様になりたい欲がこんにちはしちゃうよ?先生としての威厳が赤点取っちゃうよ?
なんて脳内ハッピーでも悟られないようにする、大人の男に備わったパッシブスキルを展開していると、メイドの少女と目が合った。メイドさんと目が合っちゃった!ひゃっほー!!今日の運使い切っちまった!死ぬんじゃね私。
「はじめてお目にかかります。このたびシャーレに所属いたしました、藤城アヤと申します。何卒よろしくお願い申し上げます。」
そう言って少女は先に扉を開けたリンちゃんにではなく、私に挨拶をしてきた。
え、カーテシーまでやってくれるとは。メイド喫茶でもされたことないんだけど。マジで死ぬ?
「ああ、言い忘れていました。先生はキヴォトスの外から来た人。銃弾飛び交うことが日常として存在するこの場所で、先生の体を危険から守るために、事務員兼、身辺警護として彼女がシャーレに常駐して先生のサポートをします。」
「何かご不明な点がございましたら、何なりとお申し付けくださいませ。いかなる事柄におきましても、十全にサポートさせていただきます。」
可愛らしくも上品に微笑む少女に己のパッシブスキルの限界を感じる。私は前世でどんな徳を積んだのだろう。もう死んでもいいや。いや死なないけど。
そこで教師としての威厳と、今すぐ写真に収めたいという葛藤で私の鉄仮面の危機が迫った時、助け舟が運良く現れる。
「あー!いた!代行、やっと見つけた!連邦生徒会長を呼んできて!」
此方に視線を向けるや否や、怒り心頭といった様子でずんずんと近づいてくる生徒がいた。
4人とも服装に統一性がない。つまりは連邦生徒会の生徒ではなく、その様子から抗議しに来たといった様子。そしてその推察はあたりであったようで、隣にいたリンちゃんがまるでクレーマーを相手にする人のような、苦虫を噛み潰したような顔をした。
「あぁ…厄介な人たちに見つかってしまいましたね。」
「こんにちは、各学園からわざわざここまで訪問してくださった生徒会、風紀委員会、その他時間を持て余している皆さん。」
ひぇ。にっこりと笑っているが、隣にいるだけで冷気を感じるほどの冷たさを感じる。
これは絶対に怒らせてはいけないタイプの女性だ。一緒に仕事をしていればクーラーいらずで完璧だね。使用料は電気じゃなくて寿命だけど。
そんなリンちゃんの絶対零度で冷えるのに対抗して、抗議に来た生徒たちはヒートアップしていく。本来ならば大人として仲裁に入らねばならないのだが、女性の争いの中心に割って入るのは自殺行為であるというのは長く生きてきた中で、絶対の法則という経験が私にはある。私は詳しいんだ!まだ死にたくねぇ!
…それに詳しい事情も分からないのにとりあえず収めるのは些かマナーに欠ける。
勿論、取っ組み合いの喧嘩になるようであれば口出しするが、それぞれ思うことがあっての口論であれば私は静観するつもりだ。そうやって人との距離感を学ぶのも学生には大事だからね。
そんな屁理屈をこねて現実逃避しているとメイドちゃんと目が合う。にこっ。
はぁぁぁ~私の天使はここに居たんだぁ~。あっちの紛争地域と違って平和そのものだ。
願わくばこの子には争いを知らない穢れ無き子でいて欲しいね!
「この先生こそが、現状の問題解決に協力してくれるフィクサーになってくれるはずです。」
おっと、決して口に出せない妄想にふけっていたら、いつの間にか私の紹介になっていた。
…話聞いてなかったけど紛争のど真ん中に引っ張り出されたりしてないよね?大丈夫だよね?
「この人が…?そういえばずっといたけど誰なの?」
おおん、飛び火しないで平和だなんだなんて喜んでいたら、まさかの認識すらされていなかったとは。先生寂しい。泣く。泣いた。
なんてのは冗談で一歩前に出て自己紹介をする。
”こんにちは!連邦生徒会長ちゃんに呼ばれてやってきた先生だよ!趣味は無駄を極めて無駄を無駄でなくすることだよ!よろしくね!”
「え…何この人……代行、大丈夫なの?」
ドン引きされてしまった。ちくせう。
「………一応、本当です。この方は連邦生徒会長が直々に指名して、キヴォトスの外から来てもらいました。このキヴォトスにおける様々な問題を解決するために、ある部活の担当顧問として招いたのです。」
「その部活の名前は、連邦捜査部”シャーレ”。」
「シャーレ…。噂には聞いていましたが本当にあったのですね。」
「あなた方が騒いでいる問題解決のためにも、先生をここから30キロ離れた建物へお連れしなければなりません。……モモカ。シャーレに直行するヘリが必要なのだけど。」
リンちゃんが突然どこかに通信を繋げると、どこからか声が返ってくる。
『シャーレの部室に?……あぁー、今はやめておいた方がいいかも?なんか大騒ぎになってるよ?』
『なんか知らないけど、矯正局から逃げた生徒が騒ぎを起こしてるみたいで。その辺戦場になってるよ?』
「……………。」
『あっ、お昼ご飯のデリバリー来たから切るね!』
oh…先ほどの比ではないほど、リンちゃんが冷え切っている。まるで私の懐のようだ。
流石にこれには4人の生徒達も感じ取ったらしく、無言で一歩下がってしまう。だよね、いやな予感するよね。大丈夫。先生もだから。
「な、なに?なんでこっちを見つめてるの…?」
「…丁度ここに、各学園を代表する立派で暇そうな方々が居るので、私は心強いですね。」
「現状の問題に憂いて講義をしに来たのでしたよね?であればその行動力を貸してもらいましょうか。勿論、文句だけ言って帰る、なんて無責任な事をする方々でないと信じています。」
行きましょうか、とだけ言い残して足早に去っていく色々と限界突破しそうな生徒。
有無を言わさぬその勢いに負けたのか、それとも不名誉な肩書を嫌ったのか、生徒4人+αも置いて行かれないように走り出すのだった。
「ううぅ、なんで私たちが不良生徒の相手なんて…。」
「仕方ありませんよ…サンクトゥムタワーの制御権を取り戻すためですし……。」
「状況の確認と共有をします。先生はキヴォトスの外から来た人。なので銃弾一発当たるだけでも致命傷となります。優先順位は先生の身の安全が第一。その次に建物の奪還、最後に不良生徒の捕縛です。」
”みんなありがとう。でも生徒にだけ戦わせて、大人である私が後ろに…と言う訳にいかないから私も前に出て戦術指揮をするよ。もし危ないと思ったら、個人の判断で無視してもらっても構わないから。”
大人からの突然の提案。4人は連邦生徒会に抗議しに来て、現状を七神リンにいい様に押し付けられたせいでここに居る。
生来の真面目さからか、ここで仕事を放りだすのはプライドが許さないからなのか、キヴォトスではありえないほどに貧弱な肉体を持つ大人を、雨霰の如く降り注ぐ戦場で守りながら進もうと話し合っていた矢先、その貧弱な、たった一発の銃弾で地に伏す大人にされた提案に、4人の生徒は困惑を隠せないでいた。そんな突飛な話を聞いて内心皆思うことは同じであった。
―――お前は何を言っているんだ?と。
だが考えようによっては、ここに居る5人の生徒は互いに学園も所属も違えば、戦い方もよく知らない。
連携を取るなど絶望的な状況で、数に勝る不良生徒に対してお荷物を抱えた上で、目標地点の奪還など現実的に不可能であった。
ならば、その宣言通り、1人が司令塔になって無理やりチームとしてまとめる方が合理的か。
先生の言葉に、驚愕と困惑を隠しきれなかった生徒達ではあったが、幸いにもここに居るのは各学園の良識と能力を兼ね備えた協調性のある生徒。大人の言葉に思うことも同じであれば、納得の仕方も同じであった。
そして戦うために互いの武器や、得意なポジションを共有している際に、旧知の仲である生徒が武装していない事に今更ながらにハスミは気が付く。
「今更ですが、お久しぶりですね、アヤさん。セイア様の付き人を離れたというのは聞いていましたが、シャーレに所属となっていたとは。」
「ご無沙汰しております、ハスミさん。このたび先生のお側付きを拝命いたしました。何卒よろしくお願い申し上げます。ご挨拶が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます。」
”ん?二人は知り合いなの?”
「はい。この子は私達トリニティの現ホスト……先生に分かりやすく伝えるなら生徒会長の使用人をしていた生徒です。」
「ところでアヤさん、武器を変えたんですね。とてもコンパクトでカワイイと思いますよ。」
「ありがとうございます。こちらはトリニティを発つ際に、ナギサ様より餞別として頂戴いたしました。ハスミさんのおっしゃる通り、コンパクトで大変センスもよく、普段使いに優れた品と存じまして。」
ハスミの説明に、メイド服の少女は否定せず、只々人当たりのよい微笑を浮かべる。そして懐の拳銃を誉められた事が嬉しかったのか、ホルスターから抜いて見せてくれる。
その拳銃にはとても細かい意匠が施されており、銃に詳しくない先生でもわかるほど、高級でそれを送った人の愛情が分かるものとなっていた。
そんな愛情たっぷりの拳銃をしまう少女を見ながら、先生は戦術を考えていく。
旧知の間柄であれば、この二人は連携が少し取りやすいかもしれない。そう考える先生であったが、先ほどハスミが「武器を変えた」と言っていた事を思い出す。であれば慣れない武器で連携を取るのは些か危険か。
キヴォトスに初めて来る先生にとって、話には聞いていても、銃弾で致命傷を負わないという話は半信半疑であり、特に幼い見た目をしている少女には戦闘に出てほしくないと内心思っていた。
それでも彼女たちの反応を見るに、本当に銃弾一つや二つでは然程のダメージにならないという、この世界での常識が窺い知れる。
そんな己の葛藤にメイド服の少女から声がかかる。
「私は銃撃戦には不向きでございますが、先生の警護に専念させていただきたく存じます。身体が小さく、頼りなく映るかもしれませんが―――銃弾一つ、ネズミ一匹たりともお通しいたしません。どうか信じていただき、お傍に置いていただけないでしょうか。」
”うん、わかった。それに頼りないなんてことはないよ。よろしくね。皆もそれでいいかな?”
「問題ありません。アヤさんは元々、セイア様の使用人とはいえ、身辺警護も兼ねていました。そのポジションの方が慣れているでしょう。」
「私も問題ないわ。……それにそんな小さくてかわいい子を、前線に出すなんて私が許さないんだから!」
他2人も異論はない様子で、各生徒のポジションと戦術が即興で組み上がっていく。
そして急遽出来上がった、学園も違えば組織も違う急造のチームは、破竹の勢いで目標地点周辺に展開する不良生徒を無力化していった。
正面で戦闘を行う4人中3人が治安維持部隊に身を置く生徒とはいえ、こうも順調に進む事が出来たのは先生の類稀なる戦術指揮のおかげであると、この場にいた生徒は信じて疑うことはなかった。
だがそんな天才的な先生の指揮でも手こずる相手が現れる。
「ふふ、連邦生徒会の犬風情が…相手をするのは面倒ですので、ここは頼みましたよ。」
大量の不良生徒達とともに現れたのは、狐面を付けた異彩を放つ少女。
その口ぶりや、風貌から情報にあった、矯正局から逃げて、騒ぎを起こしている生徒、その本人であることが窺えた。
だがそんな少女は数的有利や地形有利を捨てて、即座に撤退を選択してしまう。
代わりに、入れ替わりで来た戦力があった。戦車だ。何処から入手したのかは分からないそれだが、その装甲故に生徒の攻撃が一切通らず、苦戦を強いられることとなった。
「せ、戦車なんてどこから入手したのよ!?」
「クルセイダーⅠ型……!?おそらく私の学園の廃棄パーツを使って組み立てたものかと。」
「ガラクタじゃない!でもどうやって倒せば…こんなのでも火力と装甲は本物…!私たちの火力じゃ倒せないわよ!?」
いくら先生の指揮が天才的であれど、目の前の装甲を抜く手段がない為、後退を余儀なくされる。
そんな戦況を良く思ったのか、あってはならない―――致命的な攻撃が後方にいた先生を襲う。
突然の死の予感に、一瞬体の硬直という致命的な隙を晒してしまう先生だったが、これまで戦闘に一切参加せず、身辺警護に徹するといった生徒が、最後の防衛線として動いた。
それはあまりにも一瞬で、目の前にいたのにもかかわらず、何が起こったのか分からなかった。
戦車の主砲。掠るだけでも生存が絶望的になるソレが、先生に対して照準を合わせたと思ったら、視界がブレて、元居た位置から1メートルほど横にずれていたのだ。
自身の横に、先ほどと変わらない様子で控えている彼女を見て、初めて救われたことを実感する事が出来た。
「先生を狙いましたね。放置はいささか危険と判断いたします。差し出がましいようではございますが、私の独断にて排除させていただきます。」
少女は呟き、巡行戦車と先生の間に立つと、拳銃を抜くでも無く中指と親指を只々合わせる。
「んー…この辺かな。よし、くらえ偽:術〇反転・赫!!」
何処かで聞いた覚えのあるフレーズを口にして指パッチンをしてキメポーズ?を取るメイド服の少女。
だが戦場に似合わない、見る人が見ればふざけているとしか思えない行動は、彼女の思い通りの結果を生んだ。
指パッチンと同時、あれほど装甲を抜けずに苦労した戦車の側面が爆音とともに弾け飛び、重厚な車体をひっくり返す。そしてそれを成した生徒は、残心と共に満足げなドヤ顔を浮かべていた。
「んんー!決まった。アヤちゃん超カッコいい。いやー、やってみたかったんだよね、これ。パチモン戦車にはパチモン赫で十分っしょ!」
「え、何が起こったの!?」
先ほどまでの堅苦しい印象とは反対に、年相応のはしゃぎ方をしてみせる少女と、目の前の謎の現象に理解が追い付かない先生と生徒達。その様子を見てさらに愉悦に表情を歪ませる少女。
そんな可愛らしい顔から一転、悪魔のような表情の生徒が爆風で尻もちをついた先生に近づく。
「ほらほら、いつまで呆けてるの先生。そんなに座ってるとどっかの紅茶ジャンキーのようにケツがデカくなっちゃうじゃん?デカくなったケツをシバキ回してほしい訳じゃないなら、さっさと立つっしょ?」
”え?あ、うん、そうだね…?”
「あにその顔。まるで美少女でも見たような反応して。イヤー可愛すぎて困っちゃうわぁ!なになに?もしかして本物のメイドだと思った?たはー!私にご主人様のように扱ってほしかったら金出せ、金!この素寒貧のすっとこどっこいが!1億と2千万と298円用意して出直せこら。」
”え、えらく具体的な金額だね…?”
「1億2千万ちょっとなら……。」
突然の変わり様に驚きながらも、口座の金額を確認し始めるユウカ。まさか本当に検討されると思ってなかったのか、金額を提示した本人も慌て始める。
どうやら冗談半分で言ったことで、ご主人様呼びは嫌らしいということが分かる。
「!?待ちな、ロリコン算術使い!これは愚鈍で貧乏で可哀想な先生を憐れんでの出血大サービスな金額だし!同じロリコン仲間の先生と違って、その気になれば株なりFXなりで一山出来る、天才美少女の甲斐性抜群の良妻待ったなしのユウカさんにはお譲りできないのだ!」
「誰がロリコンよ!バカにされてるのか褒められてるのか分からないから、怒りづらいわね!」
”私は間違いなくバカにされたよね?”
騒ぎ立てる2人を前にしても、なんのその。今度は無力化した不良生徒達の方へ一人、歩いていくとボロボロになった彼女たちに声をかけてまた戻ってくる。
声をかけられた不良生徒達は、バネのように跳ね起き、ひっくり返った戦車の中に居る仲間を救出してから足早に逃げて行った。
”なにを言ったの?”
「いや、悪いことしちゃメッ♡って言ってきただけだし。次やったら戦車の装甲を両面貫通させる攻撃を顔面に叩き込むとか言ってないし。嘘じゃないし。」
”絶対嘘じゃん。”
「はぁー!?この超絶美少女完璧メイドのアヤちゃんの言葉を疑うとか信じらんないんだけど!まぁ嘘だからどうでもいいけど。ほら、人の嘘追及する前にさっさと仕事するし。」
”少しは悪びれなさいよ……でもまぁ折角道が開けたし目標地点へ急ごうか。”
こうして私たち6人は当初の目標に歩を進める事が出来たのだった。
捕捉
偽:術式〇転・赫
ループ系アヤちゃんはクルセイダーが最初に立ち塞がることを知っていたので、撃破可能な兵器をあらかじめ戦車が射線上に入る位置へと配置してタイミングよく発射しただけ。
何も知らない人からすれば不思議な力で撃破したように見えるが、自分たちの学園の最強ならワンチャン出来そうなんて思ったので追及はされませんでした。
あくまでも主人公ちゃんは、元の体となった名もなき神々の王女の基礎スペックしかなく、特別な力はありません。器は機械そのものなのでアクセス権限やらなんやらがあるくらい。
勿論処理スペックはアリスや肉体を得たケイに劣ります。