セリカは驚きながらホシノを見る
「えっ!?ホシノ先輩が!?」
アヤネも驚いたように見る
「うそっ……!?」
「いやぁ〜その反応はいくら私でも、ちょーっと傷ついちゃうかなー。おじさんだって、たまにはちゃんとやるのさー。」
ホシノは不愉快そうに言う。
「……で、どんな計画?」
セリカは尋ねる
「ヘルメット団は、数日もすればまた攻撃してくるはず。ここんとこずっとそのサイクルが続いているからねー。」
「だから、このタイミングでこっちから仕掛けて、奴らの前哨基地を襲撃したおうかなって。今こそ奴らが一番消耗しているだろうからさー。」
とホシノは説明する。
アヤネは顔をしかめながら言う。
「い、今ですか?」
「そう。今なら補給とか面倒なことも解決できるし。心強い先生もいるからねー。」
ホシノは得意げに言う。
「なるほど。ヘルメット団の前哨基地はここから30kmくらいだし、今から出発しよっか。」
シロコは敵の位置を思い出しながら言う。
「良いと思います。あちらも、まさか今から反撃されるなんて、夢にも思っていないでしょうし。」
ノノミは言う。
「そ、それはそうですが……先生はいかがですか?」
流れるように進む話にアヤネは怯えつつ先生へ尋ねる
「学校を占領されるわけにもいかないし、こんな無意味なことを続けても意味はないからね、やろう」
それを聞くなりホシノは喜ぶ。
「よっしゃ、先生のお墨付きももらったことだし、この勢いでいっちょやっちゃいますかー。」
「善は急げ、ってことだね。」
とシロコは言う。
「はい〜それでは、しゅっぱーつ!」
とノノミは告げた。
「ただし」
と先生が止める
「今回は奇襲したからだけど、僕は女性を撃つ趣味はないから指揮は執る、もちろん、自分の身は自分で守るよ」
と先生は言うと
「……分かりました。では改めて、行きましょう!」
とアヤネは答え、仕切り直した。
アビドス市街地
通信がつながりアヤネはシロコ達へ伝える。
「カタカタヘルメット団のアジトがあるとされるエリアに入りました。半径15km圏内に、敵のシグナルを多数検知。
おそらく敵もこちらが来たことに気付いているでしょう。ここからは実力行使です!」
アヤネがそういった後、ハンズフリーで聞いていた全員が頷く
「「「「「了解!」」」」」
すると彼女達の前に1両の装甲車両が出てくるそれは自衛隊の今は退役した車種の90式戦車だった
それは44口径 120 mm 滑腔砲を構え、そして放つ
砲弾が飛び爆発が起こる、瞬く間にヘルメット団の前哨基地はダメージを負う
直後、ボロボロの前哨基地からヘルメット団が続々と出てくる
「出てきた……数は、15!」
とハンズフリーから先生の声が聞こえる
「任せて!」
それを聞いたセリカが前に出る
「!?」
突然のことに何も言えずにいた先生すると
「よしみんなー、張り切っていこー」
とホシノはノノミとシロコへ言う
それを聞き先生はすぐさま指示を出す
「……!、ホシノはセリカの援護!ノノミとシロコで二人の撃ち漏らした敵を相手して!」
先生の指示に「はいっ!」と答えた彼女たちは指示されたとおりに展開する
「うへぇ、セリカちゃん、切り込み過ぎはいけないよー?おじさんが追いつけないよ〜」
「ホシノ先輩……大丈夫です!それと先輩と私とはそんなに歳変わらないでしょ!?」
「いやいや〜心は永遠におじさんだから!」
と言い合いながらも、敵を倒していくホシノとセリカ
その頃
役目を終えた90式戦車はそのまま先生の指揮する車両としていた
「敵損耗率30パーセントです」
アヤネはそう言うと先生は
「……このままなら何とかなるかな」
と先生が言うと
アヤネの端末がピピッと反応する
「?」
彼女が確認すると
「……先生、どうやら新手です」
先生もそれを望遠鏡で確認していた
「……あの形からして……大戦後の中戦車か」
先生はそう言うと車体の中へ体を隠し自身の車両を起動させる
「とはいえ、ここじゃマズイな、まずは引き寄せるか」
そう言いながら車体を後退させる
彼の戦車を追いかけているのはその戦車からかなり性能差のあるT-55である90式の砲撃で撃破もありうる車体だがヘルメット団はそれに気付いていなかった
「打て打てー!」
ヘルメット団のT-55は次々と砲撃を放つが着弾しても90式の車体には傷一つつかない
戦場から離れた所まで来た2両の戦車、
車体を止めると先生はボタンを押す
すると機械的な音が聞こえるとその彼の頭上では44口径 120 mm 滑腔砲に砲弾が装填され始める
ほんの数秒で初弾が装填され、先生は引き金に手をかける
「…………発射!」
彼が叫ぶと同時に90式の滑腔砲が火を吹き一瞬でT-55を破壊する
「うぎゃー!?」
というヘルメット団の叫び声が響き、戦闘は幕を下ろす
「敵の退却を確認!並びに、カタカタヘルメット団の補給所、アジト、弾薬庫の破壊を確認。」
アヤネは戦闘が終わったことを告げる
「これでしばらくはおとなしくなるはず。」
音声のみの通信でシロコは言う、
「よーし、作戦終了。みんな、先生、お疲れー。それじゃ、少し休んだら学校に戻ろっかー。」