春休みの高等部体育館には、学年が入れ替わる時期の落ち着かなさが残っていた。
卒業した三年生の声はもうない。壁際の荷物は減り、練習メニューを書いたホワイトボードにも、新しい組み合わせが増えている。正式な入学式はまだ先だったが、監督の許可を得た大喜と匡は、この日から高校男子バドミントン部の練習へ合流することになっていた。扉を開けた途端、準備をしていた部員たちの視線が集まった。
「あれが猪股か」
「中学の全国優勝だろ」
「代表にも入ってたんだよな」
「一年から大会メンバーに入るんじゃないか?」
声を潜めているつもりなのだろうが、体育館の中ではよく響いた。悪意はない。中高一貫の栄明では、大喜が中学で残した結果を知っている部員も多い。秋のU-17アジア大会に出場したことまで知られているのは、むしろ当然だった。ただ、まだ一球も打っていない。
名前と結果だけが先にコートへ入り、大喜本人はその後ろから追いつこうとしているような感覚があった。大喜はラケットバッグを肩から下ろし、匡と並んで頭を下げた。
「今日から練習に参加します。猪股大喜です。よろしくお願いします」
「笠原匡です。よろしくお願いします」
顔を上げると、コートの奥から針生が歩いてきた。肩へラケットを載せ、口元にはいつもの笑みがある。
「全国一位様、やっと高校に来たな」
「針生先輩、その呼び方やめてください」
「入学前から注目されてるんだから、慣れとけ」
「慣れたくないです」
周囲から笑いが漏れた。針生も笑ったが、次に大喜を見た目は先ほどまでと違っていた。
「まあ、冗談はここまでだ。ここからは高校のバドミントンだからな」
「はい」
「中学の実績だけで勝てるほど甘くない。体も球も違うし、こっちだって一年遊んでたわけじゃない」
「知ってます。針生先輩の試合、見てましたから」
「だったら話が早い。遠慮するなよ」
「お願いします」
針生は大喜の返事を聞くと、今度は匡へ顔を向けた。
「匡も、大喜の隣に立って挨拶して終わりじゃないからな」
「分かっています」
「本当に?」
「その確認、大喜にもしてください」
「こいつにはしなくても勝手に前へ出るだろ」
再び空気が緩んだところで、監督の集合を告げる声が響いた。アップが始まると、視線を気にしている余裕はなくなった。中等部と似たメニューでも、高校生の集団に入れば基準が違う。切り返しも、崩れた姿勢から戻る速さも一段上だった。先輩の背中を追ううち、大喜の脚には普段より早く疲労がたまっていった。
基礎打ちで針生と向き合うと、その差はさらに分かりやすかった。中学までなら「返せた」と思えた球でも、次の一球への準備が半歩遅れる。大喜は追い込まれた時に無理に速さで返すのをやめ、いったん体勢を戻すようにしたが、それでも針生はその次を逃さなかった。
「今の、最初の返球まではよかった」
「はい」
「そこで終わったと思っただろ」
「思ってないです」
「だったら、次の準備が遅い」
針生は自分の立ち位置へ戻りながら、ラケットで大喜の足元を示した。
「拾った後に安心するな。高校じゃ、返した球が甘ければ、その次の方がきつい」
「もう一回お願いします」
「言われなくてもやる」
きつい。それでも、大喜は落ち込むより先に楽しいと思った。中学で勝ったことも、代表に選ばれたことも、高校で次の一球を返す保証にはならない。知らない速さがあるなら、まだ強くなれる余地がある。
大喜は構え直し、もう一度針生の球を待った。
一方、匡は西田とのドライブで、自分の持ち味だった「相手を見てから選ぶ」時間が、高校では十分に与えられないことを感じていた。狙いは悪くなくても、決めるのが遅れれば次の球に間に合わない。
「今の、コースは悪くないと思うぞ」
西田は落ちたシャトルをラケットで拾い上げた。
「でも、打つまで待ちすぎだな。高校だと、相手を見てから全部決めてたら間に合わない時もある」
「最初から二つくらいに絞るということですか」
「それもあり。ただ、俺の言った通りにする必要はないからな。匡が何を残したいか考えたほうがいい」
匡は床へ落ちたシャトルを受け取った。
「もう一度お願いします」
「いいね。大喜ばっかり目立たせるなよ」
「そのつもりはありません」
匡は返事をしながら、構える位置を半歩前へ変えた。大喜が全国優勝者として注目されることと、自分が高校で出場機会をつかめるかは別の話だ。匡もまた、自分の競技を高校仕様へ作り直し始めていた。
練習の後半、大喜は針生に指摘された「返した後」の動きを繰り返し試した。すぐに正解になったわけではない。直したつもりでも別の球で崩され、それに対応すれば針生はまた次を変える。ようやく一度、崩された後から自分で攻める形を作ると、針生が短く頷いた。
「今のはいい」
「ありがとうございます」
「でも、同じ形はもう取らせない」
「俺も同じ形で取るつもりはないです」
「言うようになったな」
次のラリーでは、すぐに別の高さの球が来た。一つできたから終わりではない。そのことが、大喜にはむしろ心地よかった。
男子バドミントン部が高校の基準へ踏み込む一方、女子バスケットボール部でも千夏は二年目の役割へ移ろうとしていた。
去年までの千夏は、先輩の指示を聞いてから動くことが多かった。けれど、二年生になって試合に出る時間を増やすなら、自分が見えたものを周囲へ伝える側へ回らなければならない。
この日の練習でも、最初の守備でボールへ寄りすぎ、反対側への戻りが遅れた。次のプレーでは早めに声を出し、渚と守る位置を入れ替える。失敗を消すことはできなくても、同じ遅れを続けないことはできた。
笛が鳴り、監督が次の組を呼ぶ。コートの外へ出た千夏へ、渚がタオルを投げた。
「今の声、早かったね」
「最初に遅れたから」
「それで次に直せるならいいじゃん」
「試合だと、最初の一本で終わることもあるよ」
「二年生になると急に厳しくなるね」
「渚も二年生でしょ」
「私は前から厳しいから」
渚はそう言って、水を一口飲んだ。
「でも、今年は千夏ももっと出るでしょ。コートの中で黙ってたら、もったいないよ」
「うん」
「返事は軽いけど」
「じゃあ、もっと重く言おうか?」
「それは暑苦しいからいい」
二人で笑い、千夏はコートへ戻った。自分のプレーだけを整えるのではなく、周囲を動かす側へ回る。それが今年の課題なのだと、少しずつ輪郭が見えてきていた。
休憩中、隣のコートでは大喜が針生に何度崩されても、次のラリーで立つ位置を変えていた。家ではいつもの大喜なのに、コートでは中学の全国優勝者ではなく、高校の一球へ追いつこうとする新入部員の顔をしている。千夏は一度だけそれを見て、自分のコートへ戻った。
全体練習後、千夏と渚はそれぞれ残った課題を短く確認した。千夏は疲れた時にシュートが短くなる原因を確かめ、渚も自分の反復を続ける。互いにボールを拾い合うのは、片方を支えるためではなく、二人とも試合へ出るためだった。
最後に千夏が二本続けて決めると、二人はそこで切り上げた。女子側が片づけに入る頃、男子バド部も練習を終えていた。
「大喜も匡も、今日はちゃんとほぐして帰れよ。初日だからって飛ばしすぎるな」
「大丈夫です」
「明日、階段で手すりにつかまってたら笑うけどな」
「使いませんよ」
「ならいい。手に違和感あるなら今日のうちに見とけ」
「はい」
「そんじゃ、明日も同じ時間な」
針生はそれだけ言うと、今度こそ用具室へ向かった。初日から大喜を持ち上げるつもりはない。大喜が一つ対応すれば、次の課題を置く。大喜を特別に持ち上げることはなくても、ただ突き放しているわけではなかった。その厳しさの中には、後輩としてではなく、自分を脅かす選手として見ている気配もあった。大喜は足首を回しながら、隣へ来た匡を見る。
「匡、手どうしたの?」
「ドライブで力を入れたら、グリップがずれた」
「巻き直す?」
「帰りに買う。今の太さ、速い展開だと力が入りすぎるみたいだから」
「一緒に行こうか?」
「いや、色々見てみようかなって。だから大丈夫」
匡はラケットをケースへしまった。
「それに、千夏先輩を待たせるんじゃないの?」
「別に約束してないよ」
「じゃあ、先に帰る」
匡は大喜の返事を待たず、千夏へ軽く頭を下げた。
「千夏先輩、お疲れさまでした」
「お疲れさま。匡くん、また明日ね」
「はい」
匡は昇降口を出ると、体育館とは反対側の門へ向かった。大喜と同じ部へ入っても、使う道具も、必要な調整も同じではない。匡は自分に必要なものを、自分で選び始めていた。大喜と千夏が外へ出る頃には、春の空は夜へ近づいていた。
汗を吸った練習着の上から制服を着ているため、風が吹くと体温を奪われる。二人は歩幅を合わせるというより、昔から知る速さで自然に並んだ。大喜が肩を回しながら息を吐く。
「高校の練習、速い」
「やっぱり?」
「うん。球が速いっていうより、返した後が早い。拾って終わったつもりになると、その次でやられる」
「針生君、容赦なかったね」
「見てた?」
「休憩の時だけ」
「ずっと見てたみたいな言い方だった」
「大喜くんじゃないんだから、部活中に別のコートばかり見ないよ」
「俺も見てないよ」
「音で分かるんでしょ?」
「それは朝練の話」
大喜は自分で言ってから笑った。疲れてはいるが、声は明るい。強い相手に押されても、落ち込むより先に、次はどう返すかを考えている。
「でも、楽しかった」
「うん。そういう顔してた」
「どんな顔?」
「針生君に負けたくない顔」
「それはずっとしてるかも」
大喜は否定しなかった。しばらく歩いてから、わざと姿勢を正す。
「千夏先輩は、二年目の部活どうでしたか」
「その言い方、すごい変に聞こえる」
「でも先輩は先輩じゃん」
「学校で毎回そう呼ぶの?」
「部活の人がいたら」
「本当に?」
「どうだろ、忘れないかな」
「今の時点で怪しいね」
「じゃあ、ちーちゃん先輩」
「もっと変」
二人の笑い声が、暗くなり始めた住宅街へ流れた。笑い終えると、千夏は前を向いたまま話した。
「私も、今年はもっと試合に出たい」
「うん」
「出るだけじゃなくて、自分がチームを引っ張るくらいになりたい」
口にすると、思っていた以上に大きな目標だった。それでも、取り消す気にはならなかった。
「朝練で見てると、去年より次の動きが早くなってるよ」
「分かるの?」
「シュートを打った後とか、切り返した後。前は一本終わってから次へ動いてたけど、今は先に身体が向いてる時が増えた」
「そんなところまで見てるんだ」
「同じ体育館にいるから」
大喜にとっては、それだけの理由なのだろう。けれど、千夏が自分でも確かめきれなかった変化を、大喜は見ていた。
「じゃあ、大喜くんに言った以上、ちゃんと証明しないと」
「俺に?」
「毎朝見てくれるんでしょ?」
「見てるけど、俺のために証明しなくていいよ」
「分かってる。自分のため」
千夏が答えると、大喜は満足そうに頷いた。
「それなら、俺も負けられないな」
「針生君に?」
「まずは」
その先にいる相手を、大喜はもう見ている。千夏も、同じだった。猪股家へ帰ると、夕食の匂いが玄関まで届いていた。大喜の母が台所から顔を出し、二人の汗の残った制服を見る。
「二人ともおかえり。今日は長かったわね」
「ただいま」
「ただいま帰りました」
「千夏ちゃん、別に『帰りました』まで付けなくてもいいのよ」
「まだ慣れなくて」
「大喜なんて、ただいまより先に冷蔵庫を開ける時があるんだから」
「今日は開けてないよ」
「今から開けるつもりだった?」
「……水飲もうかなって」
「先に手を洗いなさい」
祖父がリビングから笑う声が聞こえた。千夏も笑い、自分の部屋へ荷物を置きに向かった。夕食と片づけを終えた後、千夏がリビングへ戻ると、大喜が床にマットを敷いていた。祖父はソファでスポーツニュースを見ており、大喜の母は台所で明日の朝食の準備をしている。大喜はその間を邪魔しない位置で、練習後の身体をほぐすようにゆっくり脚を伸ばしていた。
マットの横には、一冊のノートが開かれている。書かれているのは、その日の睡眠時間、体の調子などに加え、練習で気になったことだった。針生の球を返した後、次の準備が遅れたこと。速い展開に合わせようとして、余計な力が入ったこと。どれも、後から読み返せる程度の短い言葉でまとめられている。千夏が近くへ座った。
「今日の練習?」
「うん。忘れないうちに」
「針生君に言われたことも?」
「それも。次に同じ形が来た時、どうするか書いてる」
「もう答えは出た?」
「まだ。明日試す」
大喜はノートへもう一行書き加えた。今日うまくできなかったことを、悔しがるだけで終わらせず、次の練習へ持っていこうとしている。千夏もマットの端へ座り、片脚を伸ばした。祖父がニュースを見終えて自室へ戻り、大喜の母も台所の明かりを一つ消した。
「二人とも、ストレッチが終わったらマット片づけてね」
「分かった」
「はい」
リビングの音が減る。大喜はペンを置き、ノートを閉じようとした。千夏は、その前に尋ねた。
「大喜くん、今年の目標って、やっぱりインターハイ?」
「うん」
大喜は迷わなかった。
「出たい、じゃなくて、出る」
「強い言い方」
「弱く言っても、行きたいのは変わらないから」
大喜はノートの表紙へ手を置いた。
「出るだけじゃなくて、優勝したい」
言い切った声には、初日の練習で押し込まれた迷いはなかった。高校の速さを知ったから目標を小さくするのではなく、今の自分に足りないものが見えたうえで、それでも一番上を選んでいる。大喜らしいと、千夏は思った。同時に、大喜が自分で口にした目標を、誰より重く受け止めることも知っている。勝つと決めた言葉が、背中を押すだけではなく、逃げ道をなくすこともある。
だからといって、無理をしないでとは言えなかった。大喜が本気で優勝を目指すなら、千夏も自分の目標を曖昧にしたくない。
「私も、インターハイに行きたい」
大喜が顔を上げる。
「去年の夏も、冬も届かなかった。でも、今年は行きたい。ちゃんと自分の力でチームに貢献して」
「ちーちゃんも?」
「うん」
「じゃあ、約束しよ」
「約束?」
「二人とも、インターハイに行く」
同じ競技ではない。同じ予選を戦うわけでも、同じコートへ立つわけでもない。それでも、同じ夏を目指すことはできる。千夏は立ち上がった。
「ちょっと待ってて」
「何?」
「すぐ戻る」
自分の部屋へ上がり、机の引き出しから小さな袋を取り出した。中には、二本のミサンガが入っている。日本へ残り、栄明で全国を目指すと決めた後、目標を形にしたくて少しずつ編んだものだった。青と白を中心に、二本ともわずかに糸の組み合わせを変えてある。
作り始めた時は、いつ渡すかまで決めていなかった。ただ、大喜と同じ夏を目指す約束ができた今なら、競技者として渡すことができる。
リビングへ戻ると、大喜はマットを片づけずに待っていた。千夏は袋を差し出す。
「本当は、いつ渡そうか迷ってたんだけど」
「これ、何?」
「ミサンガ」
「ちーちゃんが作ったの?」
「うん。そんなに上手じゃないけど」
「いや、すごいよ。これ編むの大変じゃない?」
「途中で何回か間違えた」
「全然分からない」
「分からないなら、成功だね」
大喜は袋から二本を取り出し、交互に見比べた。
「どっちが俺?」
「こっち」
「違いある?」
「あるよ」
「どこ?」
「作った人にしか分からないところ」
「教えてくれないの?」
「インターハイの約束用だから、細かいことはいいの」
千夏が答えると、大喜は納得したような、していないような顔をした。
「約束用」
「そう。切れるまでつけてたら、願いが叶うっていうし」
「じゃあ、切れたらインターハイに行ける?」
「切れる前に決めようよ」
「それもそうか」
大喜が笑い、千夏もつられて笑った。二人はリビングの床へ座った。先に千夏が、大喜の足首へミサンガを結ぶ。練習後の足には、小さな擦り傷とテーピングの跡が残っていた。糸が緩まないよう二度結び、指で結び目を確かめる。
「きつくない?」
「大丈夫」
「走って痛かったら外してね」
「外したら約束がなくならない?」
「約束はなくならないよ。怪我する方が困る」
「じゃあ、痛くなったらちゃんと言う」
「うん」
大喜は足首を動かし、糸が当たらないことを確認した。
「いい感じ」
「本当?」
「うん。明日から速く動けそう」
「そういう効果はないと思う」
「分からないよ。まだ明日になってないし」
次は大喜が千夏の足首へ結ぶ番だった。大喜は細い糸を持ち、表と裏を確かめる。ラケットを握る時には迷いのない指が、結び目を作る時だけ慎重に止まった。
「これ、先にどっちを通すの?」
「こっちを押さえて、反対を上から」
「こう?」
「逆」
「難しいな」
「大喜くん、ネット張るのはできるのに」
「ネットはもっと太いから」
千夏が片方の糸を押さえ、大喜が結び直す。指先が触れたが、千夏は手を引かず、緩まない位置を示した。近さを意識し始めれば、約束よりも別のことを考えてしまう。今は、大喜と同じ目標を持てたことを大切にしたかった。大喜は二度目で結び目を作り、軽く引いて確かめた。
「できた」
「うん。今度は大丈夫」
「今度は、ってことは最初は駄目だった?」
「ほどけそうだった」
「言ってくれてよかった」
千夏は足首の糸を見た。重さなどほとんどない。けれど、そこには二人で言葉にした目標がある。
「インターハイ、行こうね」
「うん」
大喜は足首のミサンガを一度だけ見て、千夏へ顔を上げた。
「一緒に行こう」
同じ試合へ出るわけではない。それでも、その言葉は間違っていなかった。
「うん。一緒に行こう」
大喜は嬉しそうに笑った。千夏にとっては、大喜の背中を追うだけではなく、自分も同じ夏へたどり着くための約束だった。大喜にとっては、目標を自分以外の誰かへ初めて預けた約束だった。千夏が袋を片づけて自室へ戻った後、大喜はリビングに残したノートへ向き直った。
今日の練習で見つかった課題の上には、これから目指すものを書く欄がある。大喜はページ上部へ、迷わず記した。
インターハイ優勝。足を動かすと、ミサンガの結び目が肌へ触れた。約束をしたから、急に強くなるわけではない。むしろ、やるべきことは増えた。大喜は書いた文字をもう一度見て、ノートを閉じた。
二階では、千夏も自分の練習ノートを開いていた。同じ家の中で、二人は別々の目標と向き合っている。その先にある、同じ夏へ向かうために。