寝台特急・殺人海峡-小樽着10時07分の死者- 作:新庄雄太郎
東京・新宿
「えっ、暫くは休暇で北海道に。」
と、猪谷は言った。
「うん、明日の上野発16時50分の寝台特急「北斗星」に乗って北海道へ行くから、来週頃には東京へ帰って来るよ。」
「東京へ帰って来るのはいつ頃なの?。」
「来週の夕方頃だ。」
と、男は言った。
私は、新宿のバーで角ハイと生ハムと一緒に酒を飲んだ。
「えっ、北海道へ行かれるんですか?。」
と、チーママの池本が言った。
「ええ、小樽へ行ってつねちゃんに会いに行って、次の日には友人と一緒に函館へ行くんですよ。」
「まぁ、もしかしてパン屋時代の。」
「そうだよ。」
そして彼は猪谷と池本と話をした後、上野駅へ向かった。
7月17日 金曜日
次の日
私は上野駅へ来ていた。
13番線ホームで、猪谷は彼を見送りに来ていた。
そして、男は上野駅へ向かった。
「札幌行か、これに乗ればいいのか。」
と、男は言った。
16時50分、上野駅で彼が寝台特急「北斗星」に乗り込んで北海道へ向かった。
「じゃあ、気を付けてね。」
「ああ。」
「つねちゃんによろしくね。」
「ああ、伝えておくよ。」
まもなくー、16時50分発東北本線回り寝台特急「北斗星1号」札幌行が発射します、ドアが閉まりますご注意ください。
と、駅のアナウンスが流れた。
ピィーッ!
16時50分、寝台特急「北斗星1号」は上野駅を発車した。
「気を付けてね。」
「ああ、必ず帰って来るからな。」
と、彼は言った。
そして、私は旅人になった。
私は寝台特急「北斗星」の中でも、一番人気なのはロイヤルである。夕日を眺める、寝台特急「北斗星」に乗って北海道へ向かった。
「つねちゃんに会いに行った後は、函館で友人に会うのは4月以来だよ。」
と、彼は言った。
寝台特急「北斗星」に揺られて、新宿の猪谷はつねちゃんに似ていたのだ。
と、そこへ車掌がやって来た。
「すいません、乗車券を拝見。」
「はい。」
と、特急券と寝台券を拝見した。
「札幌は翌朝の8時55分です、札幌から小樽へは快速「マリンライナー」に乗り換えてください。」
「わかりました。」
車掌は、高見に言った。
高見は、ロイヤルデラックスに乗って車掌を見ていた。
「明日には、札幌か。」
と、高見は言った。
高見が乗った、寝台特急「北斗星1号」は上野を16時50分に発車して、途中停車駅は大宮、宇都宮、郡山、福島、仙台、盛岡、函館、東室蘭、苫小牧、南千歳、終着札幌へは翌朝の8時55分に到着する、約16時間の旅である。
郡山に近づくと、夕食の時間になった今日はグランシャリオで夕食をとった。私はフランス料理を注文した。
そして、次の日。
高見は、上野駅から寝台特急「北斗星」に乗って北海道へ向かった。