寝台特急・殺人海峡-小樽着10時07分の死者-   作:新庄雄太郎

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北海道と九州の間で犯行は可能なのか?


第10章 北海道と九州の間

「豊橋は、東京から寝台特急に乗って博多へ向かったから、2人の女子高生は新幹線に乗って新大阪へ行ったんだよね。」

 

と、高山は言った。

 

「うん、豊橋は奥さんと娘が駅で寝台特急「あさかぜ1号」の見送りに来ていたから確認されているよ。」

 

「でも、問題の方は高見の方なんだよね。」

 

「しかし、彼は事件当日には北海道へ行っていたから犯行は無理ですよ。」

 

と、松本は言った。

 

「ほう、そうか。」

 

「やはり、高見には無理ですね。」

 

「ええ。」

 

「それから、豊橋が博多で研修会へ行った後に長崎へ行ったんだよね。」

 

「ああ、そうだ。」

 

「そこで、女子高生にあった。」

 

「友人の母親の話によると、7時の新幹線に乗って新大阪へ行ったんだよね。」

 

と、梶山は言った。

 

「山田、何かわかったか。」

 

「ええ、彼女たちが乗ったのは7時発の東海道新幹線「ひかり201号」だ。それに乗って新大阪へ向かったことが分かりました。」

 

「ほう、そうか。」

 

「大阪の大学でオープンキャンバスへ行った後に博多のホテルへ向かった。」

 

「そして、翌朝に豊橋は2人の女子高生と一緒に長崎へ向かった。

 

豊橋のルート

 

寝台特急「あさかぜ1号」

 

東京発19時03分 乗車

 

博多着10時54分 下車

 

2人の女子高生のルート

 

東海道新幹線「ひかり210号」

 

東京発7時00分 乗車

 

新大阪着9時52分 下車

 

東海道山陽新幹線「ひかり15号」

 

新大阪発15時02分 乗車

 

博多着17時56分 下車

 

「ほう、それぞれ利用するのは時間の差があるんだな。」

 

と、高杉は言った。

 

「高見の方は、北海道へ行ったんだから。」

 

「もう一度、高見に会って話を聞いた方がいいんじゃないかな。」

 

「ああ、その方がいいかもな。」

 

「ええ。」

 

早速、高見の自宅へ行ってみた。

 

「ああ、この前の旅行のことですか?。」

 

「ええ、事件当日のことでもう一度確認したいので、よろしいですか?。」

 

と、高山は言った。

 

「ええ、私は長崎で起きた殺人の当日は函館へ行っていましたよ。」

 

「ほう、小樽から函館へ行ったんですか?。」

 

と、南は言った。

 

「ええ、友人と一緒に函館を観光して夜には夜景を楽しみました。」

 

「ほう、夜には函館の夜景ですか。」

 

「ええ。」

 

「ええ、久しぶりに友人と一緒に函館を観光しまして、次の日に函館の朝市を見物した後に函館駅で特急「はつかり」に乗って東京へ帰りましたよ。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「私は新宿のバーでまちゃみちゃん事猪谷が上野駅で見送りに来ていたから。」

 

「それは、本当なのか。」

 

と、南は言った。

 

「ええ。」

 

「何時発の、寝台特急か覚えていますか?。」

 

「ええ、確か16時50分発の寝台特急「北斗星1号」に乗っていきました。」

 

「ほう、北斗星に乗って小樽へ行ったんですか。」

 

「ええ。」

 

早速、南と高山は高杉に報告した。

 

「ほう、寝台特急「北斗星」に乗って北海道へ行っていたのか。」

 

「ええ。」

 

「上野駅でバーの店員が見送っていたことは確かです。」

 

「なるほどね。とにかく、新宿のバーに言って裏付けをしてくれ。」

 

「わかりました。」

 

そして、1人の男が桜井と松本と話をしていた。

 

「えっ、私が事件当日のアリバイですか?。」

 

「ええ。」

 

「もしかして、俺を疑っているのか。」

 

と、男は言った。

 

「ええ、色々聞かせてください。」

 

「私は、その時は仙台へ行って次の日に札幌へ行っていたんですよ。」

 

「ほう、札幌ですか。」

 

「ええ、松島へ行った後に仙台駅で寝台特急に乗っていったんだからな。」

 

「ほう。」

 

彼の名前は大原 考二郎さん53歳、彼は事件当日に松島へ行き、夜頃に寝台特急「北斗星」に乗って札幌へ行っていたことが判明した。

 

「ほう、松島へ行った後に札幌へ行っていたのか。」

 

「ええ。」

 

「完璧なアリバイですね。」

 

と、松本は桜井と高杉に言った。




犯人はどんな列車トリックを利用したのか、アリバイは崩れるのか?

次回もお楽しみに。
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