寝台特急・殺人海峡-小樽着10時07分の死者-   作:新庄雄太郎

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特捜班では、捜査に乗り出した。


第7章 事件の背景

「長崎で起きた殺人の被害者の豊橋が博多駅で女子高生と一緒に特急に乗っていたのは本当かね。」

 

と、菅原は言った。

 

「ええ。」

 

「彼は博多の大学病院で研修会へ行った後に長崎へ行ったことは、覚えています。」

 

「妻と娘が東京駅で寝台特急「あさかぜ」に乗って博多へ向かったのは覚えています。」

 

「という事は、夕方に東京へ出発して博多へ行く時は寝台特急に乗っていったのか。」

 

と、高杉は言った。

 

「長崎の次は、東北の松島か。」

 

「ええ、奥さんの話では日帰りで松島へ行っといたそうです。」

 

「ほう、日帰りで松島へか。」

 

「ええ。」

 

「被害者の泉は、俳句サークルへ入っていたのでその日帰り旅行に出席されたそうです。」

 

と、松本は言った。

 

「それで、泉は見つかったのか。」

 

「いや、それが日帰りツアーでは現地解散だったので。」

 

「ほう、帰りは自由に解散したのか。」

 

「ええ。」

 

「班長。」

 

「ん、何だい高山。」

 

「実はですね、殺害された豊橋には博多で女子高生と一緒に特急「かもめ」に乗って長崎へ行っていたことが分かったんです。」

 

「何、それは本当か高山。」

 

「ええ、豊橋はその女の子と一緒にグラバー園や中華街へ行っていたそうです。」

 

「なるほど。」

 

「ちょっといいかな。」

 

と、菅原は高山と南と高杉に言った。

 

「えっ、何だい。」

 

「その女子高生は確か、豊橋が殺害される前に2人のうちの1人が行方不明になっていた事が分かりました。」

 

「えっ、それは本当か高山。」

 

「ええ、友人と一緒に長崎へ遊びに行こうとして、中華街で途中で行方不明になったって。」

 

「ほう、なるほどそれで女子高生は翌日に死体で発見されたと。」

 

「ええ。」

 

「女子高生の失踪の後に豊橋が長崎で殺害されたと。」

 

「ええ。」

 

「はい、殺害されたのは東京の女子高生で井出美津子さん17歳です。」

 

「ほう、その女子高生が長崎港で死体で発見されたそうです。」

 

「つまり、死因は溺死ですか?。」

 

と、南は言った。

 

「ええ、恐らく溺死と思われます。ただね、その被害者にはね首にあざがあっただ。」

 

「ほう、恐らく絡み合った後に殺害して長崎の港で息したって事か。」

 

「ええ。」

 

「という事は、長崎で豊橋と井出を殺害して、そして今度は松島で泉を殺害した。」

 

「やはり、犯人は同一人物の可能性が高いな。」

 

と、高杉は言った。

 

「ええ。」

 

「早速、我々で調べることにしよう。」

 

「そうですね。」

 

早速、東京駅の東北新幹線ホームへ向かった。

 

「ああ、その男なら乗ってきましたよ8時頃に。」

 

と、ソワニエの井原が言った。

 

「確かに、この「やまびこ」に乗っていたんですか?。」

 

「ええ、間違いないわよ。」

 

「やはり、泉が乗って仙台へ行っていたんですね。」

 

「ええ。」




事件は、意外な展開になってきた。

次回もお楽しみに。
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