TS転生☆ドM悪役令嬢は、美事に破滅したい! 作:megajoy
どうしても触手とか異種RYO-JOCKなモノが絡んでくるものが多いような気が(^▽^;)
『
呼ばれる魔物が出現し、人類の脅威となっている世界の、現代日本を舞台にした、
成人向けガールズラブ伝奇ノベルゲームである。
端的に言えば、百合エロゲー。
少なくとも、作品の発表時、制作会社のスタッフは、ゲームジャンルを
そのように
【主人公とヒロインたちは、魔物退治の専門家である〈
育成する学園に
少女たちは、大切な〈愛〉に目覚め、世界を救う運命を知る……】
そんなあらすじと共に、インターネットや、ゲーム情報誌には、美少女たちが
イベントCGが紹介され、そのクオリティの高さが話題を呼ぶ。
キャラクター・デザインには、その道で有名な漫画雑誌『百●姫』で人気を
博している漫画家を起用し、作画スタッフにも高名アーティストが名を連ね、
作品発表の時点から、ユーザーより大変な期待が寄せられていた。
────────────だが。
「確かに百合で、〈愛〉に目覚めて世界を救うけどさあ!」
「オレは“百合♡イチャ♡”が見たかったのであって、“百合※グチャッ※”を
見たかったわけではない(震え)」
「う~んあのね女の子があんまり不幸すぎる目に遭うのは絵とか関係なく……
ってレベルじゃねーぞ!?」
「わぁぁ~かわいい女の子たちが、綺麗な花火になっていくねぇぇぇ~(白目)」
「あァァァァんまりだァァァァァァァ~! HEEEEEEEEEEY!」
「ヒロインたちが相思相愛を貫き通せて良かったと思います(棒)」
「スタッフよ、もっとこう何というか……手心というかな……」
「絶望が俺達のゴールだったんだよなあ」
「よくもぼくをォ! だましたなあァッ! だましてくれたなァッ!?(血涙)」
「なぜ こんなことになってしまったんだ」
「この極悪人……どもめらが……(CV:山●宏一)」
「グロゲーって本当ですか? 失望しました。ファンやめます」
「あ、ありのまま……起こったままのことを話すぜ。
『百合エロゲーだと思ってたら、NTR・グロ・リョ●・触手・異種・孕ませ・
産卵アリの鬱鬼畜役満ゲーだった!』。ハードエロなんてチャチなもんじゃねえ
……もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……」
作品が出荷開始されるや、ネットSNS上には、正式発売日に先んじて、
フライング・ゲットしたユーザーたちのものによる、そんな阿鼻叫喚の感想が、
そう、『
鬱展開メイン・メリバエンドがデフォルトの、鬼畜陵辱エロゲーだったのである。
(※『メリバエンド』:メリー・バッド・エンド。物語の中心人物らは、
自己完結的に幸せになるが、
また他人や世界も滅んだり不幸が訪れてしまう結末のこと)
主人公とヒロインが想いを通じ合わせ、カップル成立となる序盤までは、
その
なっていた。
が、それ以降、物語は様相を一変させる。
晴れて恋人同士となった直後、魔物襲撃・ヒロインの純潔
軽い台詞の選択肢ミス後、ヒロインをゲス竿役から
フラグ回収失敗による進行
欲張ってハーレム狙いの選択肢をしたせいで、ヒロイン闇堕ち主人公魔改造。
ヒロイン間の好感度調整次第で、ヒロインがひとり、魔物出産苗床化。
などなど。
純粋なガールズラブ作品と思っていたユーザーらが、脳を破壊され、体調を崩し、
数日寝込むほどの、ありとあらゆる鬱展開を
「
「それな。
「うん、心が痛い。でもマジでオレの子息は滅茶苦茶助かったわ。
痛いけど(意味深)」
「このド畜生ども! ごめんなさい僕もすんごい助かりました」
「こんなに練りに錬られた人体HACK-EYEシーン、あっただろうか…………
しゅきぃ」
「主人公はおろか、ヒロイン全員、魔物のママになるとかスタッフ鬼畜すぎ。
愛してる」
「エロゲ表現規制ギリギリOUTすぎィ! 最高です」
「ヒロインが言葉責めで召されるのを好きな自分に気づいてしまった。
もう戻れない」
「わかる。ヒロインが心まで
悟り……ふぅ」
「百合に挟まる男絶対許さないマンの俺が、なにもかもお手上げで
●起しちゃったよ」
「今までグロ描写NGだったんだけど、おかげで好きになっちまったぞ。
どうしてくれる」
「まさかとは思いますが、そのNGというのは、
あなたの想像上の概念なのではないでしょうか」
「ひょっとしてだけど、この作品一本で、R-18ジャンル性癖、
制覇できてる?」
「怖いんだわ。自分の中で、知らなかった性癖の数々が
開花していっちゃうのが……」
「
などなどなど。
鬱すぎる内容に炎上寸前になりつつも、脳破壊ファクターに耐えながら
プレイし続ける
上がり出す。
その結果、
『残酷で残虐な描写と展開はさておき、とても性的かつ、物語的に優秀な作品』
として評価され、その年のエロゲー・オブ・ザ・イヤーの称号を獲得した。
そして、作品の全シナリオ・ルート攻略済みのユーザーたちが、
感想会で、口を揃えて言うには──────。
『このゲームの悪役令嬢、
“悪役令嬢”。
いわゆる、物語の進行上、主人公に難癖つけてきたり、妨害してきたりする、
典型的意地悪お嬢様キャラ。
『
その悪役令嬢に相当する。
作品世界での日本において、〈
黄金のカチューシャが目印の、
瞳を持ち、その
だが、総じて傲慢な性格で、学園でも家柄を鼻に掛けるような言動をして、
主人公とヒロインたちを見下した態度を取り続ける。
その身に宿った魔力が異常に高く、〈
学園生徒としても優秀で、家柄も最高峰の少女であるから、教師たちにも
手がつけられない、という、悪役令嬢を絵に描いたようなキャラであった。
ユーザーたちも、物語序盤は「くっそー、この
失笑気味なヘイトを向けていたのだが、物語が進み、
ゲーム内では描写されていないが、幼少期に処女喪失し、
行為をされてきたことがほのめかされている。
また、
知らされるのだが、この叔母からも心身共に虐待されていたことが発覚。
「おれさ……どのヒロインより、
「うん。俺も、どうにかして、助けてやりたかった(過去形)」
ユーザーたちから、そんな声が上がるも、それは、絶対的に叶わない。
特に、ヒロインのひとりである、
全ユーザーの胸を
『あなたもわたくしを裏切るのね……?
“一生そばにいる”って言ったくせに……。
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!
────いいのよ、いいの。最初から
わたくしを愛してくれる人間なんて、誰ひとりいない、って。
………………それでも、
────────嘘つき!!! 嘘つきっ!!! 嘘つきぃぃぃっっっ!!!』
誰からも、真の意味で愛されず、破滅し、死ぬしかない運命にある悪役令嬢。
ドM男がTS転生を願ったのは、そんな少女であった。
こういう救われない敵お嬢様キャラとか、見ててツラいので実際には
やらないでほしいです(;ω;)
本作では、主人公サイドはみんなハッピーになるのでご安心ください☆