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豆腐メンタルなので…きついのは砕けるかも…
「あー、暇だなー」
まだまだ夏休み真っ只中の7月中旬。
中学野球、夏の選手権大会が始まったばかりではあるが、初戦敗退のチームの三年生は既に引退している。
「球児ー、暇だぞー」
「他人の家来て早々、寝転がる奴が居るか…」
球児の家に着いて早々、床が冷たいのか寝転び出した直。
バス停前中学は、そよ風中学に1-0で負け、初戦敗退を喫してしまっていた。
「たく…そんなゴロゴロする前に、受験対策しとけよ」
直にため息を吐きつつ、机に受験対策の本を広げて勉強を始める球児だった。
「受験な…」
天井を見つめながら、直はポツリと呟いた。
「俺らみたいに初戦敗退した野球人は、素直に勉強して普通の高校に進学するのがいいんだよ。」
問題を解きつつ、お前も勉強しろよ。そう言いたげな球児を尻目に、
「なあ、それで面白いか?」
ふと、直が起き上がった。
「面白いも何も、そうするしかねーだろ。実際」
俺らみたいな弱小校は。と苦笑いする。
「球児。本当にそれで面白いか?」
いつに無く、真剣な眼差しで、球児に問いかける直。
「……、何が言いたいんだよ直。」
直の問い掛けにふざける訳もなく、球児は真剣に返す。
それぐらい、今の直の顔が真剣だったのだろう。
「今のこの状況、打破したいとは思わないのか?」
弱小校のエース、いや、悲運のエースと呼ばれた2年間を。
直は球児に問いかけた。
「打破ね…俺にはそんな能力は無いさ…」
ペラッと野球関連の雑誌をめくり、『プロ注目!中学三年生、猪狩守、メジャーのスカウトにも注目されている!』
と記載されているページを直に見せ、
「これぐらい、注目され、実力があればね。」
と球児苦笑いするのだった。
「……はあ。」
その言葉に大きくため息を吐く直。
「なーんも分かってねーな。謙虚なのか、天然なのか」
まあ、あんま勝てて無かったらそうなるわな。
と呟いて起き上がる直。
「お前達が俺に絶大な信頼を置いてくれてるのは嬉しいけど、そんなに凄い投手じゃないよ。」
ありがたいけどさ、と遠い目をする球児。
「高校から、凄い投手になればいいじゃねえか。球児、お前なら出来る。」
俺は信じてる、そう目で語りかけ、
「おれさ、セレクション受けてくるわ。帝王実業の」
セレクション受かって、レギュラーになるわ。
突然、球児に直はそう言った。
「…大体、そんな事だろうと思ったよ。」
帝王実業とはびっくりだけどな。
と笑いつつも、手を差し出し
「お前なら出来る。てかやってやれ!」
笑いながら、応援すると言い、
「ああ、当たり前だろ!」
握手をしながら球児につられて笑う直で
あった。
「俺も…負けてらんねえな。」
そう呟いて、静かに闘志を燃やす球児だった。
まだまだ野球は始まりません。
とりあえずノンビリこうしんですが
なるべく頑張って更新しますね!