ペストマスクは別のダンジョンに行ってみたい   作:読専の翁

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ゾンビエリアだと骨とゾンビが同じ階層にいると誤解されるのでゾンビフロアに変更します。


とりあえず殴りこもう

 

橘に教習してから数日が経った。どうやらあれからもしっかりダンジョンに潜れているようだ。まあゾンビをあれだけ鮮やかに狩りそうになったのだ、しっかり金を稼いで装備を整えたらすぐにもっと深くまで潜れるようになるだろう。

 

 そんなことはさておきレベリングだ、遅れた分を取り戻すように毎日ダンジョンに潜りゾンビを狩り続けていたら、そこそこうちのゾンビの見た目が改善していた。といっても戦闘は全部俺が殴り倒していたからどのくらい動けるようになっているかは詳しくはわからない、歩き方とかはスムーズになっているが知能はどの程度上がっているのだろうか?

 ゾンビにぶつけて動きを見ていたがまだ盾が使えるほどではなさそうだ。しかしステータスを見るにジョブスケルトンのところでもぎりぎり死なない気がする、安定択をとるならゾンビなのだが……。

 

 

 

 

 

 悩んでる時間がもったいないのでジョブスケルトンを殴ることにした。ゾンビは死んでもどうせスケルトンポーターの方が経験値が必要だし問題ないだろう。ちなみにちらっとスケルトンポーターのステータスを確認したがアメリカのネット掲示板にあった他のジョブスケルトンよりもかなり高い、攻撃にマイナスの補正があるのが惜しまれるところだ。今のところ防具がつけれないというデメリットを感じない程度には硬そうだ、まさか前で盾させて荷物を持たせるのがスケルトンポーターの本当の使い方か……?

 

 そんなことを考えながら階段を下りていく、4階層ジョブスケルトンのフロアだ。フロアに入るとすぐに3体のジョブスケルトンが出てきた、持っている物は剣盾弓、弓がめんどくさいがあまり問題はないだろう。こちらに打たれる矢を盾で弾きつつ近寄り、盾を構えるスケルトンを盾ごと吹き飛ばし、横から振り下ろされる剣を肩で受け止め殴り返す。最後に残ったアーチャーがゾンビに向かって矢を放つ前に殴り倒す、はずだったが寸前で矢を放たれてしまった。すぐに振り返るとしっかりスケルトンポーターが盾で防いでいたようだ。ゾンビに矢は刺さっておらずスケルトンポーターは盾を掲げてどや顔していた。

 

 

 ここまでで分かっただろうがジョブスケルトンは実はそんなに強くない、攻撃の痛さとタフさならゾンビの方が実は上である。だがジョブスケルトンは最低でも3体以上で行動するという複数で行動するタイプのモンスターだ。ゾンビも複数で行動していることがあるがたまたま移動ルートが重なっているだけで一緒に移動しているという感じはない。その上ドロップは持っている武器と魔石以外は1階にいるスケルトンと変わらないからその日の運により収入が乱高下する。収入を得るならここよりもゾンビの方が安全で安定すると言わざるを得ない。

 

 だが仮にも進化したスケルトンが複数同時に来るのが確定しており、1匹ではゾンビより少し少ないくらいの経験値を補うほど経験値の効率がいいのだ。

 

 

 4階層の入り口近くを見回り2回ほど戦闘を行った、スケルトンポーターがゾンビに向かった攻撃を防いでくれることもあり中々に安定している。めちゃくちゃえらい。そしてゾンビもレベルが上がっていっているようで見た目がちょっと変わっている。スケルトンを殴っていた頃の俺が見たら効率が良すぎて泣いて喜ぶだろうな。この分なら思いのほか早く進化するかもしれない。

 これならもっと早くこっちに来るべきだったと反省している。むしろもう少し深くまで行くべきか?

 

 そんなことを考えながら2体を見つめる、スケルトンポーターはこっちに向かって盾を持ってアピールしている。どうやら張り切っているようだ。ゾンビはぽかんとこちらを見つめ返している、ふむ。

 

 

 

 その後5階層に入り盾でガードしたスケルトンポーターがグールに弾き飛ばされるのを見て流石にまだ早かったかと、考えを改めるのであった。




1階層スケルトン
2階層ゾンビ
3階層ゾンビ(出現数多)
4階層ジョブスケルトン(new)
5階層グール(new)
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