変態狂人肉体派呪術師、冒険者ギルドを追放されたのでアステカとヴードゥを源流に持つ新呪術体系「カパック・ナワル」を操りソロ冒険者を極める!   作:大地の杖

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第11話「戦争の赤」

スケープゴートがひび割れ始める!

 

「…?残基が減ることはもう無いはず…なぜ…」

 

大剣を持った戦争の「赤」が迫り来るッ!

 

「気にしてる場合じゃねえか!」

 

マクアウィトルを構え立ち向かう!

 

「小羊が第二の封印を開いたとき、私は第二の生き物が、「来たれ」と言うのを聞いた。」

 

マクアウィトルと大剣がかち合う!

マクアウィトルが木製ではなく鉄製であることからなんとか耐えられている!

「うおおおお重い!」

 

「すると、別の、火のように赤い馬が出て来た。これに乗っている者は、地上から平和を奪い取ること、人々が互いに殺し合うようになることが許された。」

 

「しかも詠唱が終わる!これは良くないですよ!」

余裕があるように見えるが勝つビジョンは見えてるんだろうな!「シンプルに打ち勝つしかねぇ!」余裕こいてる暇無いやんけ!!

 

「そして、彼に大きな剣が与えられた。」

 

「─招来」

 

【第四次天魔人大決戦】

 

第二の騎士を中心にかつての大戦がよみがえる!

 

「何してくれてんだおまえッッッッ!!!!」

イツァムはブチギレた!さもありなんイツァムはこの大戦に参加せずひたすら逃げて生き延びたためこの大戦で何が起きたか知らないし生き残る術もわからない!ほぼ詰みである!

 

─この男がいなければ、だが

 

「イツァム、逃げろといったはずだが…む?すこし大きくなったか…?」

 

「…パパン?…若ッ!!」

 

若オグンが現れた!

 

「若い…?ふむ、第二の騎士…ああ、招来か」

 

「なんで納得できるのパパン?ぼくなんにもわかんないよこの術式?」

 

「破る術なら知っているだけだ。イツァム、術式解放は出来るか?」

 

「出来るけど…」

 

「ならいい、合わせろ」

 

ゴグとマゴグ、いやそれだけではない!

セラフィム、ネフィリム、アザゼル、ベリアル、リリス!

今まで倒してきた敵たちが襲来する!

 

「全て無視しろ、始めるぞ」

 

「…わかったパパン、やるよ」

 

「夜が更けて酒を飲む、なぜ私はそれを拒もうか。さあ、黄金の衣を身にまとい、輝く衣服で身を包むのだ。」

 

イツァムの詠唱が開始される!

 

「そこは、言葉では言い表せないほど壮麗な、夕映えのなかにそびえ立つ黄金の街であった。大理石の壁、きらめくドーム、そして縞瑪瑙の尖塔が、沈まぬ太陽の光を浴びて、まるで魔法の宝石のように輝いている」

 

オグンの詠唱が開始される!

…これは…クトゥルフ…!

 

しかしその詠唱を止めるべくセラフィムは光線を放ち、ネフィリムは岩を投げ、リリスはへびをけしかける!

 

だがそれはイツァムの盾となったオグンの体に「飲み込まれた」!

 

「…ふむ、万能の生命か」

 

「その通り、私は既にヒトではない。ゆえにどうあがこうと私に何も効きはしない。なぜなら私は─ショゴス(万能の生命)なのだから」

 

うごうごとオグンはその姿を変え、イツァムを包み込むドームと化した!

 

「パパン…?!」

 

「続けるぞイツァム」

 

「…うん!」

「私の神は水の上、美しく輝く水面へと降りてこられた。神は美しいイトスギのようであり、美しき緑の蛇のようである。今や私は苦しみを置き去りにした。」

 

イツァムの二節目が唱えられる!

 

「船が海を離れて星々の間を昇り始めたとき、そこは単なる静寂の空間ではなかった。それは名状しがたい冒涜的な暗黒であり、人間の正気をじわじわと侵食する古き神々の嘲笑が響き渡る深淵であった。冷徹なるカダスの山々は、星の光さえも拒絶する鈍い灰色の巨塊として、ただ傲然とそびえ立っていた」

 

「招来術式準備完了」

 

「私は進む、私は打ち滅ぼすために進む。私の魂は青き水の中にあり、私は黄金の水の中に姿を現す。私は人々の前に現れ、彼らを戦争へと奮い立たせるだろう。」

 

「術式解放準備完了!」

 

「イツァム、次からは二つの節に縮めろ」

 

「ムリムリムリムリカタツムリ!!」

 

「やるぞ」

「あいパパン」

 

二人の術式が放たれる!

 

『皮を剥がれた我らが主』(シペ・トテック)

【幻夢郷】(ドリームランド)

 

展開された第四次天魔人大決戦はその根底から剥がされ、そして剥がされた世界に、クトゥルフにおける幻夢郷(ドリームランド)が広がった!つまりこの空間はクトゥルフ神話の受け持ちになった!どういうことなのだ!

 

「…ぐっ…?!剣が…重い!我が権威が地上に届かぬ…!」

 

「当然だ、ここはクトゥルフ神話体系、その中でも特異な空間だ…YHWHなど、手を伸ばせるわけもない」

 

「パパン!この空間なに!なんかスケープゴートがすっごいボロボロになってくよ!?」

 

「それが壊れる前に倒せ、でなければおまえは狂う」「もう狂ってまぁす!!」「狂っていることすらわからないほど自我を失うのだ、急げ」「はいパパンッ!!」

 

ミサンガを首にくくり、マクアウィトルにもミサンガをくくる!

 

「外部術式起動!Callman!!」

 

やはり彼方へマクアウィトルを投げつけながら、ジャガーのままのイツァムは駆け抜け始める!

 

だがしかしスケープゴートはいまなお自壊し続けている!

 

マクアウィトルはミサンガに引っ張られ、ミサンガはマクアウィトルに引っ張られる!

 

「時間ねぇ~ッ…!」

 

どこまでも、どこまでも駆け抜ける!

 

「ぐうっ、ぬおおっ!」

 

戦争の赤は重く大きな大剣を振り払い、イツァムを切り捨てようとするがしかし、「山の心臓」、テスカトリポカの化身と化したジャガーであるイツァムにとってそれは、あまりにも遅かった

 

「パパン、助かったよ」

「ああ、ツケにしておくぞイツァム」

 

第二の騎士の胴体は重力線に巻き込まれ、破裂した!

 

「クッ…!オグン・パナマ・コールマン…!この屈辱、忘れぬぞ…!」

「勝手にしろ、ではな」

 

第二の騎士を倒した!

オグンはこの場から消え去った!

オグンが消えたことにより幻夢郷は閉じ、スケープゴートは完全に破損した!もう使い物にはならない!

第二の騎士の心臓を手に入れた!

 

「あぁ~~~キッッツい!でも次を考えるとやってる暇ない!!」

 

十字路とヴェヴェを描き始める!

 

しかしそこに声が響き渡る!

 

─来たれ

 

「マジかよ!速すぎるッ!」

 

十字路とヴェヴェ(魔法陣)を書き終わり、クレイレンとアカジェトルをマントからもぎ取る!

 

─小羊が第三の封印を開いた時、第三の生き物が「来たれ」と言うのを、わたしは聞いた。そこで見ていると、見よ、黒い馬が出てきた。

 

どこからか声が続く!

 

「あーこれ出てきたら終わりのヤツかよ!」

 

クレイレンを地にこぼし、そしてヴェヴェにアカジェトルの煙を吹き掛ける!

 

「そして、これに乗っている者は、手にはかりを持っていた。わたしは、四つの生き物の間から出て来るような声が、こう言うのを聞いた。」

 

「頼むッ!間に合えッ!!」

 

ドラムセットを取り出しあるロアを呼び出すためのリズムを奏でさせる!

 

「小麦一ますは一デナリ、大麦三ますも一デナリ。オリーブ油とぶどう酒とを、損なうな。」

 

第三の騎士が顕現する!

 

しかしそれより一瞬先にロアの門が開く!

 

第三の騎士、飢餓の黒

その権威─全宇宙の熱量死

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