パーツが大好きなタイプの姉御肌生徒ちゃん 作:フェチズム和尚
「さぁーって。どうやって暴れたもんかねぇ」
グルグルと筆を回しつつ、どう目立つのが1番効率がいいのかを思案する。
ただ暴れるだけってのも味気ない。
「あ、あのちょっと……」
「どーせなら合法的にモフるなりスベスベ触るなりしてぇなー」
「っ!?」
……あっやべ、こう言う発言がアキラの敬遠に繋がってんだろうなぁ。
「も、ももももしもーし! ですっ!」
「んお」
あんれまぁめんこい子、どこの方言だこれ。
とにかくかわいい。
「ん、どしたよお嬢ちゃん」
「こ、ここは『慈愛の怪盗』の犯行予告がされた場所になります! 規制されますのでお下がりくださいっ!」
「ほへぇ、そうなんだ」
「はい! 人員増強ということで本官も招集された次第ですっ!」
「へー」
流石アキラ、よくもまぁここまで警察さんを警戒させたもんで。
「なぁ警察さん」
「はい、何でしょうか」
「や、あたしここで今から暴れるつもりなんだけど、どうしようかなぁって」
「………………?」
おそらく別の課から招集されたであろう可愛い警察さん。
なんかきょとんとしてらっしゃる、目が点みたい。
「えええええっ!?」
「おー、元気元気」
「あ、暴れられるのは困りますよっ!?」
「んー、でもここじゃないとダメなんだよなー、なんか気分というか」
「え、ええっ、どうしましょう……!?」
「どうしましょっかねー」
アキラへのおせっかいという名目上暴れるのはもはや決定事項。
でも役得欲しいなーって、おせっかいしてるのあたしなんだけどね!
「んー、君を撫でさせてもらえたら収まるかも?」
「……ふぇっ!?」
「どう? こんな不審者に頭撫でられようって思えるかい?」
「む、むむむむむむむ…………」
顔を真っ赤にしてめっちゃ悩んでる。
素直だなぁ、眼福眼福。
「ほ、本官を撫でたら暴れるのをやめてくれますか……?
「え」
驚いた、まさかほんとに撫でさせてもらえそうな流れになるとは。
それでいいのか警察官。
「んー、やっぱなし」
「えっ」
「んじゃまぁ。暴れますか」
「え、ちょっと待ってくだ
「ちょっとだけでいい、
筆をくるっと回して構える。
「……ま、ただの墨なんだけどな!」
そうしてまずは、目の前の少女に墨を塗りたくったのだった。
……ごめんね!
「うきゃあっ!?」
「ごめんなー、真っ黒でも似合ってるぜー」
「ほ、本官は真っ白ですよ〜!?」
「え、ツッコミどころそこ?」
真面目ちゃんというかなんというか。
まぁ元気ならそれでよし。
「な、なんだぁ!?」
「ふ、不審者、不審者ー!」
「最初から不審者だったろ! くるくるくるくるでけぇ筆回してよ!」
「ぶつぶつ変なこと言ってたし! 正直
「おーおー言ってくれるねぇ、否定できないけど」
ああなるほど、それも含めてあの子が話しかけて来たと。
まぁこんな筆目立つよなぁ、うんうんあたしもそう思う。
「そらそら!」
「うわあぶねっ!」
「墨振り回すな銃振り回せ!」
「てか銃どこだよ帯銃してねぇのか!?」
「ん、してるよー、使う気がないだけ」
「「「はぁっ!?」」」
「あたしのリロードとかめんどくさいから……さぁっ!!」
ぶん回して、墨を振り撒く。
「これでも結構戦える方なんだぜあたし」
「隙がねぇ」
「近付けねぇじゃん」
「つか、何で銃使わねぇんだよ。立派なの持ってんじゃん」
「あんたが言うな!」
「暴れてるとは言え墨振り撒くだけのやつに使いたくねぇ!」
「使うべきなんだろうけど……!」