ハイスクールD×D ゴールデンウィークのアポカリプティック・ビースト   作:超戦龍覇

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まさかのヒロイン

ヒロイン達は果たし状を突きつけられた一誠と九重を保健室に運び、見ていた生徒達の記憶を消した、一誠は保健室で数分で目が覚めた。

 

「イッセーさん!」「イッセーさま!」

 

保健室にいたアーシア、レイヴェルが目が覚めた事に気付き叫ぶ、

 

「目が覚めたようだね、イッセーくん」

 

あと木場もいた、手には陸が渡した果たし状があった、

 

「はいこれ、ゼノヴィアから預かっておいたよ」

 

「おっおう、センキュー」

 

木場は果たし状を一誠に渡し、一誠が果たし状を開く

 

果たし状

 

ゴールデンウィーク初日

場所はそちらに任せる

決まったらリアス・グレモリーが俺の連絡先を持っているからそこから教えてくれ

お前が勝ったら何でも言うことを聞く、何でもだ

俺が勝ったらお前がやってるらしい「乳龍帝おっぱいドラゴン」とかいうふざけた番組で俺との決闘に負けたこと、そして俺に対しての土下座を情けなくやってもらう

 

これを読んでの反応は

 

「あの野郎…!上等だ!ぶっ飛ばしてやる!」

 

「なんて野蛮な!イッセーさま!こんな決闘受ける必要ありませんわ!」

 

「レイヴェル、確かに三上くんのやり方は野蛮と言えるけど、今回はイッセーくんが悪い」

 

「?、どういうことですの?」

 

木場はその場にいたレイヴェルとアーシアに陸と一誠にあったことを全て説明する、

 

「イッセーさま!貴方何をしているんですの!?」

 

レイヴェルは話を聞いて一誠に説教を始めた、

 

「なんでだよ!木場にも言ったけど危険から救うだけじゃダメなんだ、それじゃ遅いんだよ!」

 

「そこじゃありませんわ!いや、そこもですけどイッセーさま、貴方は三上さまに勘違いで殴りかかった上に、謝罪もなしに更に殴った上で、まだ謝罪してないんですの!?」

 

これである、陸がキレている理由、殴った事もだが謝罪が無いこともキレている、ちなみに朱乃は陸に謝罪をしたがもし謝罪していなかったらいつか斬ろうとしていた、恐ろしい奴である。

 

「なんだよ!皆して俺を説教しやがって!」

 

一誠はそう言って逃げるように保健室から出ていった、アーシア、レイヴェル、木場は呆れていた。

 

一方その頃、陸は

 

「夜刀神、俺は何をすればいいと思う?」

 

『そうだな、まずお前の手札を確認する、「斬刀龍の神剣(スラッシュ・エッジ)」と「神の指輪と魔術王の魔導書(ゴッドリング・レメゲトン)」そしてお前が聖人ということだ』

 

「聖人ということが力になるのか?」

 

『当たり前だ、聖人ということは神の祝福を受けられる、それによって悪魔の弱点である聖なる力を使える』

 

「なるへそ」

 

『次に神器(セイクリッド・ギア)だが神器には禁手(バランス・ブレイカー)と言われる強化形態があるが残り期間で目指せると言われると難しいだろう』

 

「じゃあ禁手を目指しつつ聖人の力を特訓か」

 

陸が夜刀神の話を遮り言う

 

『話は最後まで聞け、神器には禁手以外に覇と呼ばれる暴走形態がある、指輪の方はわからんが我には覇龍(ジャガーノート・ドライブ)と言う物がある、お前がやるべき特訓は我の覇龍を制御し禁手を目指しつつ聖人の力の特訓だ』

 

「なるほど、それじゃあ何処でやる?どっかの田舎の山にでも行くか?」

 

『いや、それよりもっといい場所がある』

 

どっかの浜辺

 

陸が海を見渡す

 

「久しぶりに来たな、海」

 

『ここなら見つからないように結界を張っておけば基本見つからん、水圧で負荷もかけられて、何より広い』

 

「よっし、それじゃあ―」

 

「――――♪――♪」

 

歌が聴こえる、陸は歌の聴こえる方を向くと、幻想的な雰囲気を漂わせる美しい少女がいた、紫色の長い髪を揺らし、薄紫色をした淡い粒子が辺りを漂っていて豊満な胸を持つその身は純白のドレスで包まれている。

 

「――♪――――♪」

 

知らない歌だが聴いているだけで心が癒される

 

「……あ」

 

少女が陸に気付き歌を止める

 

「すいません、きれいな歌が聞こえたので」

 

「…あなたは…黒い…邪龍さん?」

 

陸は驚いた、夜刀神のことを知っているらしい、しかしその瞬間複数の悪魔が周りを囲んで少女と陸に魔力を放った、しかし陸は「斬刀龍の神剣」で全ての攻撃を斬った、陸は周りを見渡して言った

 

「お前ら全員聖人の力の練習台な、」

 

陸は一番近くにいた悪魔に近ずき聖なる力を纏った大太刀で斬り殺した、その後すぐに左右にいた悪魔に聖なる力を纏った斬撃で同時に殺して、最後に一斉に向かってきた悪魔達にも聖なる力を纏った斬撃を飛ばして全員殺した。

陸は少女の方を向き

 

「君はこいつらに狙われてる?」

 

少女はこくんと頷いた

 

「そうか」

 

そう言って陸は「神の指輪と魔術王の魔導書」で周囲を結界で覆った

 

「ここら一帯に結界を張った、しばらくは狙われない」

 

「…ねえ、話を聞いてくれない?」

 

そうして二人は浜辺に座り海を眺める、声をかけるわけでもなく、ただ傍にいるだけ。そうして数分経った頃、口を開いたのは少女の方だった。

 

「……私、おばあちゃんなの」

 

「おばあちゃん……?」

 

唐突な言葉に陸は思わずオウム返ししてしまう、少女の容姿はどう見ても老婆には見えない、少女は静かに言葉を続ける。

 

「一昨日まで普通の生活をしていたの。海辺の街に生まれ育って、ずっと近くに海があるのが当たり前で……でも、全部変わってしまったわ。いつもみたいに眠っただけなのに、目が覚めたら全然知らない場所でね。『あなたは人間ではなく悪魔で、眠りの病に罹って百年間眠っていたのです』って言われたの。いきなりそんなこと言われても信じられないよね……鏡を見ても十七歳のままなのに百年以上経ってるなんて」

 

陸は眠りの病なる病気がわからない、恐らく悪魔がなる病気なのだろう、

 

「でも、故郷に連れて行ってもらったら『あぁ……もう私はひとりぼっちなのね』って思ってしまったわ。だって、何もかもが変わっていたんだもの……お母さんもお父さんも、私と仲良くしてくれた人たちも死んでいて、私が知っている故郷の姿はどこにもなかったわ……私、怖くなって逃げたの。つい昨日まで知ってたはずの世界が全部変わってて。ずっと眠っていたけど……今のほうが夢みたい」

 

悲し気な表情で言葉を紡ぐ少女、本当に何と声をかければいいかわからない

 

「ごめんなさい。こんな話……されても困ってしまうだけよね」

 

「いや、まああれだ、今は俺がいるから君は一人じゃない、一人は寂しいからな」

 

陸は昔、初めて来たショッピングモールで迷子になったことがある、両親とはぐれ道も分からず途方に暮れて泣きながら歩いていると自分よりも少し年上の女の子が話しかけてきてくれて一緒に両親を探してくれた、10年以上前の事だが未だに鮮明に覚えている。

 

「少なくとも俺と、ついで夜刀神がいる、ほら、もうひとりぼっちじゃないぞ」

 

「ふふっ…そうね、ひとりぼっちじゃないわね」

 

「遅れてしまったけれど、私の名前はイングヴィルド。邪龍さん、あなたの名前を教えて?」

 

「三上陸だ」

 

「いい名…」

 

イングヴィルドは続けて何かを言おうとするも不意に彼女の頭が揺れる、見ると今にも眠りそうだが、彼女は懸命に堪えていた。

 

「陸、私ね。特別な力に目覚めたから長い眠りから覚めたの。もう眠っても普通に起きられるって言われたけど、もしかしたらって思ったら眠れなくて……次に目覚めたら、せっかく知り合えたあなたもいなくなってるかもしれないって……」

 

今まで気付かなかったが、イングヴィルドは昨日眠っていなかったようだ、いくら悪魔とはいえ、睡眠は必要だろう、それでも彼女は寄る睡魔に耐えていた。

 

「無理すんな、眠ろ」

 

「でも……」

 

「一日以上眠っていたら起こすし、起こせなかったら叩き起こしてやるよ」

 

「っ……うん。ありがとう……」

 

陸の肩に頭を預けたイングヴィルドから小さく寝息が聞こえてくる、どうやら安心して眠ったようだ。

 

「今日はもういいかな」

 

そう言い陸はイングヴェルトを起こさないように横にして、その隣で眠った。




最初ヒロインはなしで行こうかなと思ってましたが、イングヴェルトを出したくなったのでヒロインにしました
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