強欲の旅人は神の恩恵を受けない   作:ルクエリシオン

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第29話です。
今回は、海上要塞の改修と、バンの「流れを盗む」訓練回です。
外洋決戦へ向けて、赤い旅人がただの同行者ではなく、作戦の要になり得ることが少しずつ見えてきます。


第29話 流れを盗む

翌朝、港町メレンはいつもより早く目を覚ました。

 

夜明け前から鐘が鳴り、港のあちこちで火が灯る。

船大工たちは眠そうな顔のまま木材を担ぎ、鍛冶師たちは炉に火を入れ、補給係は倉庫の扉を開けた。

 

海上要塞の改修が始まった。

 

前方左の主鎖交換。

中央甲板の荷重調整。

治療区画横の水樽移動。

魔力回復薬と保存食の増量。

水中班の交代手順の見直し。

補給船の接続位置変更。

要塞各所の滑り止め追加。

 

やることは山ほどあった。

 

海王リヴァイアサンが、ただ海にいる巨大な怪物ではない可能性が出てきたからだ。

 

周囲の海域から魔力や生命力を吸い上げているかもしれない。

近づくだけで、冒険者も、魔法使いも、水中班も、通常より早く消耗するかもしれない。

 

その前提で、すべてを組み直す必要があった。

 

海上要塞の上では、怒鳴り声が飛び交っている。

 

「西側の補給箱を下ろせ! 荷重を中央へ寄せる!」

 

「水樽は後方だ! 治療区画の横には置くな!」

 

「主鎖を外すぞ! 全員、支えを確認しろ!」

 

「水中班、交代時間を半分に短縮する! 体力が残っていても上がれ!」

 

「魔力回復薬の数が足りない! ポルト・グランデへ追加要請を出せ!」

 

メレンの港は、完全に戦場前の工房になっていた。

 

バンはその様子を、海上要塞の端に座って眺めていた。

 

片手には、干し魚。

 

朝飯である。

 

昨日の作戦会議で魚串を持ち込んだことをカイムに長々と注意されたため、今日は一応串ではない。

ただし、食っていることに変わりはなかった。

 

カイムは遠くからそれを見つけ、眉間を押さえた。

 

「また食べている……」

 

「朝だろ」

 

バンは干し魚をかじりながら言う。

 

「朝飯食わねぇと動けねぇぞ」

 

「それは否定しませんが、なぜ作業現場の端で食べるんですか」

 

「邪魔にならねぇ場所にいるだろ」

 

「そういう問題では……」

 

カイムは言いかけて、やめた。

 

昨日よりはましだ。

少なくとも、海図に魚串の脂を落とす心配はない。

 

そう自分に言い聞かせた。

 

ザルドは少し離れたところで、主鎖の交換を見ていた。

 

黒鎧は外しているが、その巨体だけで十分に目立つ。船大工たちが巨大な鎖を持ち上げようとしていると、彼は無言で手を貸し、数人がかりの鎖を軽々と支えた。

 

船大工の一人が唖然とする。

 

「おいおい、冗談だろ……」

 

「早く通せ」

 

ザルドは淡々と言う。

 

「長く持つのは面倒だ」

 

「そ、それで面倒なのかよ」

 

その横で、アルガスが鎖の音を聞きながら頷いた。

 

「この鎖なら持つ。だが、継ぎ目を二重にしろ」

 

「三重じゃなくていいのか?」

 

「三重にすると重くなる。波を受けた時、要塞の動きが鈍る。二重でいい」

 

メレンの船大工たちは、もうアルガスの言葉を疑わなくなっていた。

 

昨日の短い確認で、彼は足場の弱点をいくつも見つけた。職人気質のメレンの船大工たちにとって、口先ではなく音と重さで語るアルガスは信用できる相手だった。

 

カストルはカイムと共に、海上要塞の中央甲板で配置図を確認している。

 

「前衛は外縁部に置くとして、魔法部隊は中央後方ですね」

 

「はい。ただし、波を受けた時に詠唱が乱れないよう、足場の固定具を増やします」

 

「ヘラ側の魔法火力を使うなら、射線を確保する必要があります。リヴァイアサンが浮上した瞬間、遮るものがあってはならない」

 

「投射器の位置を一つ下げます」

 

「補給動線は?」

 

「アルガスが修正中です」

 

「では、水中班の退避位置をこちらへ」

 

二人の会話は早い。

 

互いに余計なことを言わない。

目的、役割、危険、修正点。

それだけを積み上げていく。

 

その一方で、アルフィアは要塞の中央付近に立ち、何も言わずに全体を見ていた。

 

黒衣の才女。

 

彼女は戦場を眺めるような目で、作業を見ている。

 

病を抱えている身体には、潮風も、朝の冷えも、決して優しくない。

セリカは心配そうに少し後ろに控えている。

 

「アルフィア、長く立っていると」

 

「問題ない」

 

「ですが」

 

「まだ戦ってもいない」

 

セリカはそれ以上言えなかった。

 

アルフィアの視線は、自然と赤い旅人へ向いていた。

 

バンは干し魚を食べ終えると、指についた塩を舐めた。

 

まったく緊張感がない。

 

だが、昨日の作戦会議で彼は一つの視点を持ち込んだ。

 

海王は何を食っているのか。

 

その一言で、リヴァイアサンの異常性の見方が変わった。

 

そして、もし本当に海王が海域の魔力や生命力を吸い上げているのなら、バンの強奪はその流れを一瞬乱す手段になり得る。

 

理屈としては分かる。

 

だが、アルフィアにはまだ納得できない部分があった。

 

神の恩恵ではない。

魔法でもない。

ステイタスによる技術でもない。

 

それで、どうやって海王の流れを盗むというのか。

 

カイムがバンの前へ来た。

 

「そろそろ始めます」

 

「何を」

 

「訓練です」

 

「もうやんのか」

 

「あなたが言ったんです。流れの端なら盗れるかもしれないと」

 

「言ったな」

 

「なら、外洋へ出る前に、最低限試します」

 

バンは少しだけ面倒そうに立ち上がった。

 

「飯食ったばっかなんだけどな」

 

「だから動けるでしょう」

 

「言うようになったな、海の兄ちゃん」

 

「あなたの扱いに慣れてきました」

 

カイムはそう言うと、水中班の数名を呼んだ。

 

海上要塞の端に、小さな水槽のようなものが用意されている。木枠で囲われ、内側に海水を満たした訓練用の槽だ。ポセイドン・ファミリアの魔道具で、水を一定方向へ流すことができる。

 

小さな海流の模型。

 

そこに、青白い魔力の粒が流されていた。

 

カイムが説明する。

 

「本物の外洋の流れとは比べものになりません。ですが、海水と魔力の流れを混ぜた小さな渦です。まずはこれをずらせるか試します」

 

「壊していいのか」

 

「壊さないでください」

 

「注文が多いな」

 

「訓練ですから」

 

ザルドも近くへ来た。

 

アルフィアも無言で視線を向ける。

 

イリスは少し離れた場所で、息を呑みながら見ていた。

 

バンは水槽の前に立つ。

 

海水は小さく渦を巻いている。

中央に青白い魔力の粒が集まり、ゆっくり回転していた。

 

バンはそれを見下ろし、眉をひそめる。

 

「小せぇな」

 

「これで小さいと言うのは、訓練の趣旨を理解していません」

 

「いや、盗りにくいんだよ。小さすぎると」

 

「大きければ盗りやすいのですか」

 

「流れがはっきりしてる方がな」

 

カイムは記録係へ合図した。

 

バンは右手を伸ばす。

 

指先を、渦の縁へ近づけた。

 

水に触れる直前、アルフィアの目が細くなる。

 

何かが変わった。

 

魔力の動きではない。

ステイタスの発動でもない。

詠唱もない。

印もない。

 

ただ、バンの指先が、渦の「流れ」を掴みにいった。

 

水に触れる。

 

ちょん、と。

 

それだけだった。

 

だが次の瞬間、渦の中心が数センチずれた。

 

青白い魔力の粒が、ふっと横へ流される。

水槽の中の渦は一瞬だけ形を崩し、すぐに元へ戻ろうとした。

 

カイムの目が見開かれる。

 

「今、何を……」

 

「盗った」

 

バンは指を振った。

 

「ちょっとだけな」

 

水中班の一人が水槽を覗き込む。

 

「渦の中心がずれた……?魔道具の流れは一定のままだぞ」

 

記録係が慌てて板に書き込む。

 

カストルも近づいてきた。

 

「もう一度できますか」

 

「腹減ってねぇからな」

 

「意味が分かりませんが、お願いします」

 

バンは肩をすくめ、再び指先を近づけた。

 

二度目。

 

今度は渦の外側に触れる。

 

水が少しだけ跳ねた。

 

渦の一部が欠ける。

中心はずれない。

だが、流れの外縁だけが薄くなった。

 

カイムが息を呑む。

 

「外側の流速が落ちた……」

 

「取りすぎると崩れるな」

 

バンは言った。

 

「中心じゃなくて、端をちょいと盗るくらいがちょうどいい」

 

ザルドが腕を組む。

 

「喰うなら、端から削る。中心を一気に喰えば腹を壊す」

 

「そういうことだな」

 

「お前の強奪も、食い方に似ている」

 

「盗みだって言ってんだろ」

 

「喰うのも盗るのも、奪うことに変わりはない」

 

バンは少しだけ笑った。

 

「黒鎧のくせに、分かってんな」

 

「ザルドだ」

 

「覚えてるって」

 

「怪しいな」

 

アルフィアは黙っていた。

 

だが、その目は明らかに変わっていた。

 

バンの指先。

水の渦。

魔力の粒。

何もないように見える一瞬の動き。

 

「……妙な技術だ」

 

アルフィアが呟いた。

 

バンが顔を上げる。

 

「あ?」

 

「ステイタスに依存していない。魔法でもない。技術と呼ぶには、あまりに理から外れている」

 

「盗っただけだ」

 

「それを簡単に言うな、異物」

 

イリスはその呼び方に気づいた。

 

雑音ではない。

 

昨日は、雑音。

その後、うるさい異物。

そして今、アルフィアはバンをただの雑音として見ていない。

 

異物。

 

この世界の理に属さない、観察すべき何か。

 

イリスは小さく息を吐いた。

 

アルフィアの中で、赤い旅人への認識が確実に変わっている。

 

カイムは水槽を確認しながら言った。

 

「バン。今の規模なら問題なく流れをずらせる。では、規模を上げます」

 

「面倒だな」

 

「外洋はもっと面倒です」

 

「それはそう」

 

水中班が魔道具の出力を上げた。

 

水槽の中の流れが速くなる。

青白い魔力の粒が、はっきりとした渦を作った。

 

バンはそれを見て、少しだけ真面目な顔になる。

 

右手を伸ばす。

 

今度は、指先が水に触れた瞬間、バンの眉が動いた。

 

「……重いな」

 

渦は少し揺れた。

 

だが、先ほどほど大きくはずれない。

 

バンは指を引く。

 

左腕の包帯が、わずかに赤く染まった。

 

カイムが即座に反応する。

 

「中止です」

 

「まだいける」

 

「中止です」

 

「ちょっとだろ」

 

「その『ちょっと』を見逃す者を、海には乗せないと言いました」

 

カイムの声は強かった。

 

バンは少し不満そうにしたが、手を引いた。

 

「分かったよ」

 

アルフィアが静かに言う。

 

「無理に奪えば、反動が来るのか」

 

「でかい流れはな」

 

バンは指を振った。

 

「盗るもんが大きすぎると、こっちの手首ごと持ってかれる」

 

「リヴァイアサン相手なら」

 

「全部は無理だ。昨日も言っただろ」

 

「端なら?」

 

「見てからだな」

 

アルフィアはしばらくバンを見ていた。

 

「曖昧だな」

 

「見てねぇもんを分かるって言う方が嘘だろ」

 

その返事に、アルフィアはわずかに目を細めた。

 

「そこは、まともな判断をするのだな」

 

「俺はいつもまともだろ」

 

カイム、イリス、カストルが同時に沈黙した。

 

ザルドだけが低く笑う。

 

「飯に関してはな」

 

「そこだけかよ」

 

「そこだけは信用できる」

 

バンは不満そうに干し魚の残りを口へ放り込んだ。

 

訓練は一旦中断された。

 

カイムは記録係と水中班を集め、今の結果を整理する。

 

「小規模な魔力の渦なら、中心を数センチずらせる。外縁部の流速を一瞬落とせる。ただし規模を上げると反動が出る。実戦では、バン一人でリヴァイアサンの吸収全体を止めることは不可能。狙うべきは、吸収の外縁、あるいは海流との接続点」

 

カストルが頷く。

 

「なら、作戦上は一瞬の隙を作る役です。時間にして数秒。そこへポセイドン側が海流を押し上げ、ゼウス側が前衛で抑え、ヘラ側が火力を叩き込む」

 

「数秒か」

 

ザルドが呟く。

 

「十分だ」

 

アルフィアも言う。

 

「一度、射線が通ればいい」

 

セリカが少し心配そうにアルフィアを見る。

 

「アルフィア、その一撃は」

 

「分かっている」

 

アルフィアは短く返した。

 

「長引かせる気はない」

 

その言葉は、自分の身体へ向けたものでもあった。

 

バンは横目でアルフィアを見た。

 

細い身体。

黒衣。

白い肌。

冷たい目。

 

立っているだけで、どこか壊れそうな雰囲気がある。

だが、その奥にある力は本物だ。

 

「おい、黒い姉ちゃん」

 

セリカとイリスが同時に固まった。

 

アルフィアの視線がバンへ向く。

 

「誰のことだ」

 

「あんただよ」

 

「呼び方を考えろ、異物」

 

「じゃあ、アルフィア」

 

「最初からそう呼べ」

 

「面倒くせぇな」

 

「お前が言うな」

 

バンは少しだけ笑った。

 

「無理すんなよ」

 

空気が止まった。

 

イリスは心臓が跳ねた。

 

アルフィアに向かって、その言い方。

しかも、心配とも取れる言葉。

 

アルフィアの目が細くなる。

 

「誰に言っている」

 

「あんただろ」

 

「余計な世話だ」

 

「倒れたら飯がまずくなる」

 

「……理由がそれか」

 

「大事だろ」

 

アルフィアはしばらく黙った。

 

怒鳴りはしなかった。

 

ただ、冷たく言う。

 

「倒れるなら、お前の見えないところで倒れる」

 

「見えなきゃ飯がうまいと思ってんのか」

 

「少なくとも、余計な口は聞かれずに済む」

 

「そりゃ無理だな。俺、鼻は利くんだわ」

 

ザルドが小さく笑う。

 

カイムは何か言おうとして、やめた。

 

アルフィアはバンを睨む。

 

「本当にうるさい異物だ」

 

「昇格したままか」

 

「降格するかもしれん」

 

「何に?」

 

「雑音」

 

「それは嫌だな」

 

そんな会話をしながらも、アルフィアはバンから完全に視線を外さなかった。

 

気に入ったわけではない。

認めたわけでもない。

 

だが、無視できない。

 

この男の力は、神の恩恵の外にある。

魔法の外にある。

ファミリアという枠の外にある。

 

そして、外洋の怪物がこの世界の理を喰らうような存在なら、理の外にいるこの男の手が、必要になるかもしれない。

 

アルフィアは心の中で、その認識を静かに更新した。

 

雑音ではない。

 

異物。

 

注目すべき、異物。

 

昼前には、主鎖の交換が終わった。

 

巨大な鎖が新たに張られ、海上要塞の前方左側が安定する。西側に偏っていた補給箱は中央へ移動され、治療区画横の水樽も後方へ下げられた。

 

アルガスは最後に足場を踏み、耳を澄ませる。

 

「音が変わった」

 

メレンの船大工が汗を拭う。

 

「どうだ」

 

「前よりいい。外洋で一度は耐える」

 

「一度だけかよ」

 

「二度目が来る前に動け」

 

船大工は苦笑した。

 

「厳しいな」

 

「海王が優しいと思うか」

 

「思わねぇな」

 

「なら、これでいい」

 

カストルとカイムは、更新された配置図を司令所へ運んでいく。

 

ザルドは交換された主鎖を一度握り、軽く引いた。

 

鎖が低く鳴る。

 

「悪くない」

 

バンはその横で、訓練用の水槽を見ていた。

 

水の流れはもう止まっている。

 

だが、指先にはまだ、わずかな重さが残っていた。

 

流れを盗む。

 

簡単ではない。

 

小さな渦ならずらせる。

少し強い流れでは、反動が来る。

 

リヴァイアサンの吸収が本当に海域そのものを巻き込む規模なら、まともに盗れば自分が壊れる。

 

だから、端。

 

流れの端。

吸収の端。

顎の端。

喰らう流れの、ほんの一瞬の隙。

 

そこを盗る。

 

バンは指を曲げ、開いた。

 

「面倒な獲物だな」

 

ザルドが横へ来る。

 

「だが、喰い甲斐はある」

 

「俺は食う前に壊れたくねぇよ」

 

「なら、食いすぎるな」

 

「盗りすぎるな、だろ」

 

「同じだ」

 

バンは笑った。

 

「やっぱ、あんたとは話が変なとこで合うな」

 

「悪いことではない」

 

「いいことでもなさそうだけどな」

 

遠くで、海が揺れた。

 

大きな波ではない。

 

だが、港にいた者の何人かが、ふと外洋の方を見た。

 

潮の匂いが、わずかに濃くなる。

 

カイムが司令所の方から戻り、海を見た。

 

「また潮が変わった」

 

カストルが静かに言う。

 

「外洋の影響が、少しずつ近づいていますね」

 

アルフィアは黒衣を揺らし、海の向こうを見た。

 

「急いだ方がいい」

 

オルドが海上要塞の上に立ち、声を張った。

 

「作業を続けろ! 今日中に補給配置を終える! 明日には試験航行に入るぞ!」

 

港中から返事が上がる。

 

海上要塞が、また一つ戦場へ近づいた。

 

バンは最後の干し魚の欠片を噛み砕き、海を見た。

 

まだ見えない。

 

だが、向こうにいる。

 

海王リヴァイアサン。

 

海を吸い上げる怪物。

流れを喰らう災厄。

そして、うまいかどうかまだ分からない獲物。

 

「ま、見りゃ分かるか」

 

赤い旅人は、潮風の中で笑った。

 

その指先には、盗った流れの感触がまだ残っていた。




第29話でした。
今回は、海上要塞の改修と、バンの「流れを盗む」訓練回です。

作戦会議で出た「リヴァイアサンが海域そのものから力を吸い上げている」という仮説に対し、バンがその流れの端を盗れるかどうかを試しました。
小さな渦ならずらせるものの、規模が大きくなると反動が来るため、実戦では一瞬の隙を作る役になりそうです。

また、アルフィアの中でバンへの認識も少し変化しました。
ただの雑音ではなく、神の恩恵にも魔法にも依存しない「異物」として、彼女はバンを観察し始めています。

次回は、外洋の異変がさらに近づき、海王リヴァイアサンの前触れがメレンに届き始めます。
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