本番の日。
ヘファイストスの奥工房には、普段よりも多くの器具が並べられていた。
作業台の中央には、傷ついた聖棍クレシューズ。
その右側には、黒く硬質なベヒーモスの角芯。
左側には、いくつもの封印と魔石器具に囲まれた金属箱が置かれている。
箱の中には、アンタレスの結晶。
そして、工房の床には、作業台を中心として幾重もの円が描かれていた。
失敗した際に力を外へ漏らさないための結界。
結晶が暴走した場合に、工房の炉へ力を流すための溝。
クレシューズへ流れ込む力を測る魔石器具。
数日をかけて、ヘファイストスが準備したものだった。
「ずいぶん大げさだな」
バンは作業台の前に立ち、床の線を見下ろした。
「大げさで済めば安いものよ」
ヘファイストスは器具を一つずつ確認している。
「今日は、失敗すればクレシューズだけでは済まないわ」
「結晶が暴れんだろ」
「それだけではない」
アルフィアが壁際から口を挟む。
「お前が力を奪いすぎれば、角芯は崩れる。与える量を誤れば、クレシューズが内側から壊れる。結晶の均衡を崩せば、黒紫色の力がお前へ食いつく」
「全部分かってる」
「分かっている者は、もう少し緊張する」
「緊張したらうまくいくのか?」
「少なくとも、笑っているよりはましだ」
「オレは笑ってる方が調子いいんだよ」
「馬鹿の理屈だな」
ザルドは角芯の横に立ち、固定具を確認していた。
角芯は厚い金属枠へ嵌められ、三方向から鎖で押さえられている。
バンが《強奪》を使った際に、素材が動かないようにするためだった。
「角芯の固定は問題ない」
ザルドが言う。
「奪う範囲は、ここだ」
黒い表面の一部へ、白い印がつけられている。
掌より少し小さい程度。
必要な性質を抜き取れば、その部分は色を失い、灰になる。
角芯全体を使う必要はない。
だが、印の外まで奪えば、残すはずの本体にも影響が出る。
「その印より外へ広げるな」
「分かってる」
「量はヘファイストスの指示に従え」
「へいへい」
「返事が軽い」
「何回目だよ、それ」
「お前が直さない限り、何度でも言う」
工房の入口近くでは、ゼウスが杖を両手で握っていた。
「儂は何をすればよい?」
「何もしないで」
ヘファイストスが即答する。
「しかし、儂も保証人として――」
「騒がず、術式の外で見ていなさい」
「それだけか?」
「それ以上は邪魔よ」
「大神に対して、あまりにも冷たくないかのう?」
「今からでも外へ出すわよ」
「静かに見ておる!」
ゼウスは口を閉じた。
バンが小さく笑う。
「じじい、本当に何しに来たんだ?」
「お主の成功を見届けるためじゃ!」
「なら黙ってろ」
「お主まで言うのか!」
「静かにしなさい」
「……はい」
ヘファイストスは深く息を吐き、作業台の前へ立った。
「手順を確認するわ」
「何度も聞いたぞ」
「本番前にもう一度聞きなさい」
彼女はまず、角芯を指す。
「最初に、ベヒーモスの角芯から、衝撃を受け止め、内部へ分散する性質だけを抜き取る」
「硬さと重さは避ける」
「ええ。必要量へ達したら、私が止める。勝手に続けないこと」
「分かった」
「それをクレシューズへ《贈与》する」
「こいつが、自分で傷を塞ぐ」
「その時点では、四つの節の流れが乱れる可能性が高いわ」
次に、金属箱へ目を向ける。
「そこで、結晶から均衡した状態の力を取り出す」
「銀色だけじゃなく、黒紫色も少し一緒に取る」
「ただし、黒紫色が銀色の制御を超えたら即座に切る」
アルフィアが低く言う。
「私が止めろと言った瞬間にだ」
「ああ」
「今回は遅れるな」
「分かってるって」
「最後に、その均衡をクレシューズへ渡す」
ヘファイストスが続ける。
「クレシューズが二つの性質を、自分の構造へ取り込めれば修復は成立する」
「受け取らなかったら?」
「そこで終わりよ」
「受け取る」
「断言できる根拠は?」
「オレの相棒だからな」
ヘファイストスは一瞬だけ目を細めた。
「……いいわ」
否定はしなかった。
「始めましょう」
工房の扉が閉じられる。
外側から、重い閂がかけられた。
結界が起動し。
床の円へ淡い光が走る。
魔石器具が低い音を立て始める。
バンは赤い長衣の袖を捲り、右手を角芯へ伸ばした。
直接触れる。
黒く。
冷たく。
巨獣の力を残した素材。
以前の実験で、小さな欠片から必要な性質は何度も取り出している。
だが、本体は違った。
指先から伝わる密度も。
内部に積み重なった力の層も。
欠片とは比べものにならない。
「無理に奥まで探るな」
ザルドが言う。
「表面近くでも、必要な性質は十分にある」
「分かってる」
バンは目を閉じた。
硬さを避ける。
重さを避ける。
ベヒーモスそのものの力も必要ない。
探すのは。
巨体を支え。
幾度もの衝突へ耐え。
受けた力を一点へ留めず、角全体へ逃がしていた性質。
指先の奥。
黒い角芯の中に。
何度も力が通った道がある。
「見つけた」
バンが呟く。
「まだ奪わないで」
ヘファイストスが器具を見る。
「対象が狭い。もう少しだけ広げなさい。ただし印の内側までよ」
バンは意識を広げる。
掌の下。
白い印で囲まれた範囲だけへ。
角芯が受け止めてきた衝撃。
それを散らし。
流し。
壊れずに耐えてきた働き。
「今よ」
ヘファイストスの声が響く。
「強奪《スナッチ》」
角芯の内部から。
目には見えない流れが引き抜かれた。
バンの右腕へ、重い感覚が入ってくる。
前回、硬さだけを奪った時のような、動きを鈍らせる重さではない。
何かが触れるたび。
それを横へ。
奥へ。
全体へと逃がそうとする感覚。
「少し強い」
ヘファイストスが言う。
「量を落として」
バンは《強奪》の流れを細くする。
角芯の表面が、僅かに色を失い始めた。
黒から。
濃い灰色へ。
そして、乾いた白へ。
「まだだ」
ザルドが固定具を押さえながら言う。
「印の中央に性質が残っている」
「分かってる」
バンは狙いを中央へ寄せる。
引き抜く。
奪う。
だが、取りすぎない。
必要な分だけ。
クレシューズが傷を塞ぐために必要な分だけ。
「止めて!」
ヘファイストスの声。
バンは即座に《強奪》を切った。
角芯の白くなった部分へ。
細かな亀裂が走る。
一つ。
二つ。
乾いた音。
白い表面が崩れ。
灰となって金属枠の下へ落ちた。
黒い角芯には、浅く抉れた跡が残る。
だが、印の外側は元のままだった。
「成功だ」
ザルドが言う。
「本体への影響は少ない」
「量は?」
バンが尋ねる。
ヘファイストスは器具の光を確認する。
「計算どおりよ。クレシューズへ渡せる範囲に収まっている」
「なら、次だ」
バンは右手を角芯から離す。
奪った性質は、身体の中に留めている。
長く持てば、バン自身の感覚へ混ざる。
その前に渡す必要がある。
クレシューズを両手で持ち上げる。
傷ついた四節棍。
中央の節を握った瞬間。
弱かった内部の流れが、バンへ応えるように動き始めた。
「少しずつよ」
ヘファイストスが言う。
「一度に全部渡さないで」
「ああ」
バンは奪った性質を、細く分ける。
流れを作る。
中央の節から。
四つの節へ。
傷ついた接続部へ。
「持ってけ、クレシューズ」
指先から。
角芯の性質を押し込む。
「贈与《ギフト》」
クレシューズが大きく震えた。
金属音。
鎖が跳ね。
四つの節が作業台を叩く。
「押さえろ!」
ザルドが外側の節を掴む。
バンは中央を握ったまま、力を流し続ける。
角芯の性質が、クレシューズの内部へ入る。
一度は傷の前で止まり。
次の瞬間。
クレシューズ自身の流れが、それを掴んだ。
「受け取ったわ!」
ヘファイストスが器具を見る。
「バンの力から離れて、クレシューズの流れへ乗っている!」
ひびの両側へ。
角芯の性質が集まる。
砕けかけていた接続部が。
内側から押し戻されていく。
細かな裂け目が狭まり。
歪んだ鎖の一部が、本来の位置へ戻ろうと軋む。
「まだ足りねぇ」
「増やしすぎないで!」
「こいつが欲しがってる」
「感覚で量を決めないで!」
「分かるんだよ!」
クレシューズの内部から。
流れがバンの手へ返ってくる。
もっと。
傷を塞ぐために。
失った強度を取り戻すために。
必要なものを求めている。
「少しだけ増やして」
ヘファイストスが器具を確認しながら言う。
「今の半分の量よ」
「分かった」
バンは《贈与》を強める。
角芯から奪った性質が。
中央の節を通り。
傷ついた場所へ吸い込まれていく。
ひびが塞がる。
鎖の歪みが戻る。
四節棍の形が、少しずつ本来の姿へ近づいていく。
「止めて!」
バンが《贈与》を切った。
工房に、硬い金属音が響く。
クレシューズは。
形だけを見れば、ほとんど修復されていた。
「戻ったな」
バンが笑う。
「まだよ」
ヘファイストスの声は厳しかった。
「内部の流れを見なさい」
魔石器具の光。
四つの節を巡る流れが。
激しくぶつかり合っている。
角芯の性質が強すぎる。
傷は塞がった。
だが、新しく取り込んだ力が。
本来のクレシューズの動きへ馴染まず。
節と節の間で衝突していた。
バンが軽く振ろうとする。
鎖が伸びない。
外側の節が動きかけ。
途中で硬く止まった。
「一本の棒みてぇになってんな」
「言ったでしょう」
ヘファイストスが金属箱へ向かう。
「修復はできても、角芯の性質だけでは四節棍としての均衡が崩れる」
「次だな」
「ああ」
アルフィアが箱の前へ立つ。
「ここからが本番だ」
ヘファイストスが四隅の魔石器具を作動させる。
金属箱の留め具が外れる。
蓋がゆっくりと開いた。
銀色の光。
その奥で蠢く黒紫色。
前回生じた亀裂は。
完全には消えていない。
だが、銀色の力がその周囲へ集まり。
黒紫色を内部へ押し戻していた。
「狙うのは、均衡した一組よ」
ヘファイストスが言う。
「銀色だけを引かないこと」
「分かってる」
「黒紫色が銀色を超えたら切れ」
アルフィアが続ける。
「私の合図を待つな。異常を感じた時点で止めろ」
「それじゃ、お前の役目ねぇだろ」
「お前の判断が遅れた時に止める」
「なら頼んだぞ」
「頼まれるまでもない」
バンはクレシューズを左手で握り。
右手を結晶へ向けた。
距離を置く。
触れない。
見えない手を、銀色の膜へ伸ばす。
黒紫色の力が。
すぐにバンへ反応した。
結晶の奥から。
獲物を見つけた獣のように浮かび上がる。
「そっちを見るな」
アルフィアの声。
「ああ」
バンは銀色だけへ意識を向けない。
前回は、それが失敗だった。
見るのは。
銀色と黒紫色。
二つが押し合う境目。
黒紫色が膨らめば。
銀色が受け。
流れを変え。
元の位置へ戻す。
敵と。
抑える力。
ではない。
二つが存在することで成り立つ、一つの均衡。
「見つけた」
バンが呟く。
「まだ引くな」
アルフィアが結晶を睨む。
「黒紫色が動いている」
「こっちも見てる」
「量を抑えろ」
「分かってる」
バンは二つの力の境目へ。
ごく細い狙いを定めた。
「強奪《スナッチ》」
銀色の糸が浮かび上がる。
その内側に。
黒紫色の細い流れが絡んでいた。
前回のように、黒紫色だけが食いついてくるわけではない。
二つが一組となって。
結晶から引き抜かれていく。
「そのまま」
ヘファイストスが器具を見る。
「銀色が優位を保っているわ」
「量を増やすな」
アルフィアが言う。
「今の幅を維持しろ」
バンの指先へ。
均衡した力が近づく。
銀色。
黒紫色。
反発しながらも。
銀色の流れが、黒紫色を包み込んでいる。
だが。
結晶の亀裂が、再び光った。
黒紫色の力が。
内側から押し広げようとする。
「少し強くなった」
ザルドが言う。
「バン、止める準備をしろ」
「まだ足りねぇ」
「必要量の半分よ」
ヘファイストスが答える。
「もう少しだけ」
「分かってる」
バンは流れを保つ。
引きすぎない。
銀色の膜を壊さない。
黒紫色を自由にしない。
欲しいものだけを奪うのではなく。
二つの関係ごと。
崩さずに取り出す。
「あと少し!」
ヘファイストスの声。
その瞬間。
結晶の内側で。
黒紫色が大きく膨らんだ。
銀色の糸へ。
太い黒紫色の流れが食いつく。
「切れ!」
アルフィアが叫ぶ。
バンは即座に《強奪》を切ろうとした。
だが。
黒紫色の力が離れない。
前回よりも強く。
バンの右腕へ絡みついている。
「またかよ!」
「腕を引け!」
ザルドが動く。
「待て!」
バンが叫んだ。
「今引かれたら、銀色まで切れる!」
「お前が壊れるぞ!」
「まだだ!」
黒紫色が腕へ入り込もうとする。
皮膚ではない。
肉体でもない。
存在の形そのものへ。
別の何かを刻み込もうとする力。
銀色は。
それを押さえながら。
バンと結晶の間で揺れている。
「バン、離せ!」
アルフィアが一歩踏み出す。
「まだだ。こいつが受け取ってねぇ」
「何を言っている!」
「クレシューズへ渡す!」
「今の状態で《贈与》を使えば、黒紫色まで入る!」
「銀色が押さえてる!」
「崩れたら終わりだ!」
「崩さねぇ!」
バンは左手で握ったクレシューズへ意識を向ける。
硬くなりすぎ。
四つの節の流れを失いかけた相棒。
そこへ必要なのは。
強さを消す力ではない。
異なるものを受け入れ。
互いを壊さず。
元の流れへ戻す均衡。
「持ってけ、クレシューズ!」
右腕へ絡みつく力を。
自分の中へ入れない。
溜めない。
奪った瞬間の流れを、そのまま左手へ通す。
銀色と。
黒紫色。
二つを一組のまま。
「贈与《ギフト》!」
光が弾けた。
銀色の流れが。
バンの両腕を通り。
クレシューズへ流れ込む。
その内側には。
ごく僅かな黒紫色。
銀色へ包まれたまま。
中央の節へ入った。
「受け取った!」
ヘファイストスが叫ぶ。
「流れがクレシューズへ移ったわ!」
黒紫色の力が。
バンの右腕から離れる。
結晶とのつながりが切れた。
「箱を閉じろ!」
ザルドが叫ぶ。
ヘファイストスが即座に蓋を下ろす。
留め具。
魔石器具。
結界。
金属箱が銀白色の壁へ包まれた。
内側から。
一度だけ重い衝撃。
だが。
前回のような連続した暴走は起こらなかった。
銀色の力が。
残された黒紫色を内側へ抱き込み。
亀裂の周囲へ集まっている。
その一方で。
クレシューズが激しく震えた。
角芯の性質。
銀色の均衡。
そして、ごく僅かな黒紫色。
三つの流れが。
四つの節の中でぶつかり合う。
「バン、手を離すな!」
ヘファイストスが叫ぶ。
「お前との道が必要よ!」
「離す気ねぇよ!」
バンは両手でクレシューズを握る。
内部の衝突。
角芯の性質は。
傷を塞ぎ。
力を受け止めようとする。
黒紫色は。
新しい形へ変えようとする。
銀色は。
二つの間へ入り。
暴れた流れを受け止め。
元の位置へ戻していく。
クレシューズ自身の流れが。
そこへ重なった。
四つの節。
鎖。
鋭い先端。
ダブズが作った本来の構造。
失われかけた道を。
神器自身が探し。
新しい性質を、自分の形へ組み込もうとしている。
「戻れ」
バンが低く言う。
「お前は、そんな棒じゃねぇだろ」
中央の節が震える。
外側の節へ。
一本の光が通った。
「もう少しだ!」
ザルドが固定具を押さえる。
「四つの流れがつながる!」
アルフィアが、クレシューズの内部を睨む。
「銀色が弱まっている」
「足りねぇのか?」
「違う」
アルフィアの目が細くなる。
「役目を終えている」
銀色の力が。
黒紫色を押さえつけるのではなく。
クレシューズ自身の流れへ溶け込んでいく。
黒紫色も。
独立した力として残らず。
傷を塞ぐ過程で生まれた、新しい流れの一部へ組み込まれる。
やがて。
四つの節を巡る光が。
一つの輪となった。
硬く止まっていた鎖が。
低い音を立てて伸びる。
一節。
二節。
三節。
四つすべてが。
本来の間合いへ開いた。
そして。
バンが力を抜くと。
四節棍は滑らかに縮み。
元の姿へ戻った。
工房の中から。
すべての音が消える。
魔石器具の光も。
少しずつ落ち着いていく。
バンは。
修復されたクレシューズを持ち上げた。
傷はない。
歪みも。
ひびも。
アンタレスとの戦いで受けた損傷は。
どこにも残っていなかった。
「終わったのか?」
ゼウスが、術式の外から小さな声で尋ねる。
「まだ動かさないで」
ヘファイストスが答える。
彼女は作業台へ近づき。
クレシューズの節を。
鎖を。
接続部を。
一つずつ確認していく。
バンの手から離しても。
内部の流れは消えない。
弱まるが。
止まらず。
本来の道を巡り続けている。
「元どおりか?」
バンが聞く。
ヘファイストスは。
しばらく何も言わなかった。
やがて。
僅かに口元を緩める。
「いいえ」
「失敗か?」
「逆よ」
赤髪の女神は。
修復された神器を見つめた。
「元の構造を残したまま、新しい性質を自分の一部として受け入れている」
「じゃあ」
「成功よ」
その言葉が落ちた瞬間。
ゼウスが両腕を上げた。
「やったぞ!」
「静かにしなさい!」
「もう終わったのではないか!?」
「まだ検査が残っているわ!」
「喜ぶくらいいいじゃろ!」
「外で喜びなさい!」
工房に。
久しぶりの騒がしい声が響いた。
バンは、ゼウスたちを見ず。
手の中のクレシューズだけを見ていた。
「戻ったな」
指先で、中央の節を軽く叩く。
クレシューズが。
応えるように。
小さく震えた。
今回は、ベヒーモスの角芯から得た衝撃耐性と、アンタレスの結晶が持つ均衡を、バンの《強奪》と《贈与》によってクレシューズへ渡す修復本番を描きました。
奪うことを象徴するバンが、相棒を救うために奪ったものをそのまま与える。第11部の中心となる場面です。
次回は、再生した聖棍クレシューズの状態と、修復によって生まれた変化を確認します。