(やはり他人様のキャラを動かすのはなかなかのプレッシャー……
うん? でも二次だって他人様のキャラ使ってるわけだしな……
深く考えるのはやめよう)
イベント。
最近手付かずなのでどうしたものかと考え中。
E1は話聞く限りではオリョクル回しまくっていたら隙は無かった状態っぽいんですが。
「クロスゲートの影響だ」
「クロス……ゲート……?」
壁際にいたギリシャの太陽神、アポロンから告げられた言葉、クロスゲート。
アーリィにとっては全く聞いたことの無い単語。どんなものなのか、皆目見当もつかない。
アポロンは独自にゲート――クロスゲートについて調べ、その情報を共有すべく
はるばるギリシャから来日し、日本神話と日本に在籍する仏から組織された
そのまま行動を共にしていたのだ。
そもそも、彼女の知る世界の中には、クロスゲートは存在しない。
存在しない……はずなのだ。
「異なる世界、異なる時間、異なる次元を繋げる門のようなものだ。
恐らく君は、知らない間にクロスゲートに入ってしまったのだろう。
君がどこから来たのか俺は知らないが、推測するに恐らくこちら側と
そっくりな世界から転移してきたのだろうな」
「……そう言う事ですか。それなら納得がいきますね。
私が帰国したタイミングが若干ずれているのも
クロスゲートによる影響と考えれば、説明がつきます」
言いながら部屋に入って来たのは、ヴァチカンから帰国したヤルダバオトこと
……そして、アーリィ達の信仰する
(最も……私が使ったのは通常の転移で、クロスゲートによる転移ではありませんがね)
「あの……あなたは?」
「……失礼。私は薮田直人。警視庁超特捜課装備開発課にて署員の装備を製作しているものです。
今回はヴァチカンに教会の祓魔師のスーツを参考にした装備を作りましたので
その報告に向かっていたのですが、現地でテロに遭遇しましてね……」
「そうだったんですか、それは大変でしたね……あ、私はアーリィ・カデンツァと言います。
ナオトさんですね、よろしくお願いします」
薮田と握手を交わすアーリィだが、その瞬間彼女は違和感を覚えた。
彼女の勘が、彼――薮田は普通の人間ではないと言う事を告げているのだ。
実際そうなのだが、それ以上に何かを告げているのだ。
……自身も決して本当にただの人間ではないと思ってはいるものの
薮田はそれ以上にただの人間ではない。ゼノヴィアともまた違う、とても異質な存在。
例えるならば、存在する次元そのものが違う。何せ神であるから。
しかしそんなアーリィの疑念を払うように、事情を知らない
「薮田博士、いつこちらに?
と言うより、空路も海路も封鎖されているはずですが……」
「独自のルートがある、とでも言っておきますよ。非公開のね。
それより氷上君、
「今のところは……失礼、通信が……
はい、霧島です……はい、近隣地域にアンノウンを確認!?
わかりました、直ちに向かいます!」
狙いすませたかのようなタイミングで、霧島の端末にアンノウン発生の通報が入る。
現在アンノウンと言えばミルトカイル石で生物・無生物の見境なく支配下に置くアインストか
ドラゴンアップルの害虫と呼ばれ、感染力の強い特殊な毒を持つインベスのどちらかだ。
はぐれ悪魔による被害はほとんど無い、と言うよりは既に駆逐された可能性さえある。
小動物の妖怪から変異したインベス以外は。
「アンノウン? 悪魔は公表されているのでは……はっ! まさかはぐれ……」
「……悪魔の類ではないだろうな。アインストかインベス、どちらにせよ厄介な相手だ」
アーリィの懸念は、アポロンによって覆される。
インベス。彼女は知らない事だが、つい今しがた戦った相手がそれである。
彼女はてっきり、インベスをはぐれ悪魔の一種と勘違いしているのだ。間違いとも言い切れないが。
しかし、アインストは話が別だ。こちらはアーリィも聞いたことが無い存在である。
そもそもアインストはクロスゲートからやって来ているため
クロスゲートと言う物の存在を知らないアーリィが知らないのも無理からぬことである。
「アンノウン……ゼノヴィア、アーリィさんを頼みます。
薮田博士、我々超特捜課で出動します! 霧島さん、現場でサポートをお願いします!
「噂をすればなんとやら、ですか。わかりました」
「わかった。任せなさい」
緊急通信を受け、氷上は特殊強化スーツを装備し、霧島はその氷上をサポートすべく現場へ。
慧介は彼らが抜けた穴を埋めるべく避難所の警備へ。
それぞれ向かっていくのだった。
悪魔ではない人類に害を成す存在に、アーリィは首をかしげていた。
そんなものは、精々堕天使か質の悪い天使位なものだと思っていたのに。
この点においても、アーリィはここが自分の世界ではないと言う事を
思い知らされることになったのだ。
「あの……アインスト、ってなんですか?」
「……色々説明すべきことが山ほどありそうですね、これは。
カデンツァさん、こちらへどうぞ。ゼノヴィア君も」
「クロスゲートについての説明なら、俺もいたほうがいいだろう」
薮田に促されるまま、ゼノヴィアとアーリィ、そしてアポロンが
応接室へと入っていく。機能を喪失した警察署だが、建物としての機能は
まだ辛うじて維持できているのだ。
簡単に補修された応接室であるが、対話を行うには十分すぎるスペースであった。
そして、ここでアーリィは様々な事実を知らされることとなるのだった……
――――
「……ええっ!? あ、悪魔になってないんですか!?」
「……当たり前だ。いくら主が存在しないと言ったって
それでなんで私が悪魔にならなきゃいけないんだ。
私は悪魔から人を護るために剣を振るっているんだぞ?
最も今は、悪魔以外の人に害を成す存在とも戦っているがな」
「それは……よく知ってますけど……」
氷上と霧島が出動した後、アーリィは薮田やアポロンを交えた形で
ゼノヴィアと対話していた。
彼女の知っているゼノヴィアは、自身の戦友であり、ある事件をきっかけに
神の不在を知り自暴自棄になって悪魔に宗旨替えしている。
しかしこのゼノヴィアは悪魔ではなく、人間だ。
この点においても、決定的な相違点になっている。
神の不在を知っていることは、共通点ではあるが。
「そうですね、彼女は今教会には所属していませんが
代わりに
彼の下で、色々修業を積んでいる形になりますね」
「そうなんですか……ともあれ、ゼノヴィアさんが元気そうで何よりです。
細かい所は違っても、ゼノヴィアさんはゼノヴィアさんみたいですし」
戦友ともいえるゼノヴィアが、道を踏み外すことなく健在であることに
アーリィは嬉しさを感じていた。たとえ、彼女の戦友であるゼノヴィアでなくとも。
しかし、この相違はアポロンの仮説をより確かなものにする証拠としても成立してしまっていた。
「……間違いないな。彼女はクロスゲートからこちらの世界に転移してしまっている。
このままではよくない影響が起こるだろう。
アーリィと言ったな。この辺りに来てから、身体の異常とかは無いか?」
「特にありませんけど……あの、さっきも話したと思うんですが
クロスゲートって、一体何ですか? それと私と、どういう関係があるんですか?」
(……疑問に思うのは当然か)
今度はアーリィから質問が投げかけられる。
クロスゲート。さっきからちょくちょく出ている耳慣れない単語。
気にするなと言う方が難しい話である。
「概要についてはさっき話した通り、異なる世界、異なる次元、異なる時間同士を
結ぶ門だと言う事しかわかっていない。そしてこれがいつここに現れたのかも
俺にはさっぱりわからんのだ。あと、これは俺の推測に過ぎないが
君がクロスゲートによってこちらに転移したのは全くの偶然と言っていいだろう。
どう見ても、君はアインストではなさそうだからな」
「そして、状況から推測するにあなたは何らかの形でクロスゲートに引き込まれてしまった。
そして、こちら側の駒王町にやって来てしまったようですね。
……あなたの知る駒王町と、我々の知る駒王町には随分と大きな隔たりがあるようですが
同じ駒王町に転移したと言う事は、引き合いやすい要因でもあるのかもしれませんね」
そう。
アーリィの知る駒王町では、ここまで大がかりなテロは起きていない。
はぐれ悪魔による人間の殺害などは起きているが、街の景観を著しく壊すほどの
破壊活動までは行われていないのだ。
ところが、こちらの駒王町ではご覧の有様である。
同じ場所、同じ名前だというのに全く違う。
それは目の前の自分の知る限り戦友であった少女をしても同じである。
「カデンツァさん。パラレルワールド……はご存知でしょうか?」
「うーん……大体は。
選ばなかったもしもの世界、と私は理解してますけど。
あ、それとナオトさん、私の事はアーリィでいいですよ」
「そうですか、ではアーリィさん。
パラレルワールドについてここで詳しく説明するつもりもありませんので
その解釈で結構ですよ。
あなたの言うゼノヴィア君とここにいるゼノヴィア君。
彼女がきっといい例だと思いますよ」
「そうか……私が悪魔になった世界もあると言う事か……
まるで考え付かないがな。たとえ主の不在を知ろうとも
そこでどうして悪魔に魂を売らなければならないんだ。
もしそんな私がいたら、即刻斬り捨てているかもしれないな。私のプライドが許さない。
最も……アーシアは既に悪魔になってしまっているがな」
そんなゼノヴィアの言葉に、アーリィは頼もしさを覚えると同時に
苦笑も交えていた。何せ、彼女の知っているゼノヴィアは悪魔なのだから。
そして、ゼノヴィアの口からアーシアの名前が出たと同時に
アーリィは再び驚きを禁じ得なかった。
「ああ、こちらにもアーシアが!?
ゼノヴィアさん、アーシアは無事なんですか!?」
「お、落ち着いてくれないかアーリィ……
彼女はどうやらリアス・グレモリーと言う悪魔の眷属になってしまったらしく
今どこにいるのかはわからないんだ。先日この警察署に来たらしいんだが
その後の足取りはさっぱりわからない。私も顔を合わせてはいないんだ……」
物凄い剣幕で詰め寄るアーリィに、ゼノヴィアは思わずたじろいでしまう。
アーリィのいた世界では、アーシアは妹分。心配にならないはずがない。
しかしこの世界はアーリィの知る世界とは違う。
それでも、アーシアが存在していることを知ったアーリィは思わず取り乱してしまっていたのだ。
「とりあえず落ち着いて欲しい。そのアーシアと言うシスターについてだが
目の前のゼノヴィアがそうである以上、きっと君の知るアーシアとは別人だろう。
酷なことを言うようだが、この世界は君の知る世界とは違う、別の世界なのだ」
「それでも……それでもアーシアがいると言う事がわかっただけでも大きな収穫です!
主よ、この巡り会わせに感謝いたします……」
思わず祈りをささげてしまうアーリィを、薮田――ヤルダバオトは苦笑しながら眺めていた。
何せ目の前に主――影武者だが――がいるのだから。
「……お祈りの最中すみませんが、アーシア君を探しに行くのはお勧めできませんよ。
さっき話した通り、悪魔の眷属になっているのもさることながら
アインストやインベスと言う怪物が、この駒王町に出没していますので。
どちらも、人間はおろか悪魔でさえも手こずる存在です」
「ああ……私もアインストと戦ったことはあるが
悪魔で無いから、デュランダルの効き目が悪い。強引に押し切れないこともないが……」
「確かに、それは厄介な相手ですね……私なんて、悪魔以外は専門外みたいなものですし。
弱点とかあれば、話は変わってきますけど……
そうなると、私はサポートに徹したほうが良さそうですね」
アーリィにも退魔の心得はある。と言うか、人間に害を成す悪魔を悉く駆逐してきたのだ。
しかし、逆に言えばそれは悪魔限定で揮われる力である。
それ以外の怪物――アインストや純正のインベスには、その力は正しく発揮されない。
加護こそあれど、悪魔相手と同じようにはいかないであろう。
そうなってしまうと、彼女はちょっと鍛えた程度のただの人間になってしまう。
「ちょっと待ってくれ。教会出身と言う事は心得があると思っているが
まさか君はアインストとも戦うつもりなのか?」
「大丈夫です、自分の身を守る手段は持ってますから。
それに、そのアインストとやらがアーシアを狙うようなら私だって戦います。
勿論、ゼノヴィアさんが危機に陥らないようにもしますけど」
表情は読み取れないものの、アーリィは大丈夫と断言している。
悪魔ではない未知の存在が相手ではあるものの、それでも怯まぬ心を持っていた。
「その志は立派ですがアーリィさん。アインストはミルトカイル石と言う鉱石による精神支配。
インベスはドラゴンアップルと呼ばれる果実を強引に他生物に植え付ける毒を持つなど
今現在駒王町はテロ以外にもこうした被害が出ている状況ですね。
半端な気持ちで……などと説教臭い事を言うつもりはありませんが、くれぐれも気を付けてください」
薮田の解説に、ゼノヴィアが何かを思い出したように口を開く。
今しがた戦った、聖槍騎士団についてだ。
異能を封じる聖槍のコピーを所持しており、ゼノヴィアも苦戦を強いられた。
慧介と組んで、ようやく倒せた相手だ。
「そうだ。さっき慧介達と戦ってきた相手なんだが
奴らは聖槍を持っていた。異能封じ……神器はおろか、私のデュランダルや
悪魔の駒でさえも封じてしまう、恐ろしい武器だ。殺傷力は皆無だがな」
ゼノヴィアの発した聖槍と言うキーワードに、薮田とアーリィが目を見開く。
かつて神の子イエスを処刑したと言われる槍。紆余曲折を経て、
「聖槍……!! ゼノヴィア君、殺傷力が無いと言う事はおそらくコピーでしょうが
もし本物の聖槍を見かけたら、絶対に刺されないでください。
……聖槍で刺された者からは、死ぬまで血がとめどなく溢れ出すと言いますから」
「……イエス様の処刑の言い伝えですね……
あの、ナオトさんはキリスト教徒で?」
「……いえ、ただの警視庁協力者兼世界史教諭ですよ。それと予め言っておきますが
私は特定の宗教を信仰するのは避けるようにしているのです。
知識や思想が偏るのは、子供を導く者としては喜ばしい事ではありませんからね」
含みのある薮田の物言いだったが、アーリィはそれを真に受けている。
寧ろ、それもさもありなんと言った風に受け入れている。
それが彼女の強さでもあるのだが。
「立派な志をお持ちなのですね、ナオトさんは。
それに、私も別に勧誘とかしに来たわけじゃありませんから大丈夫ですよ」
そんな彼女を前にしても、ヤルダバオトは自身の身の上を明かさない。
既にアーシアには知れていることなのだが、それでもアーリィには言わない。
それはこの場にゼノヴィアもいることが関係しているのだが
それ以前の問題として、彼は自身が聖書の神の影武者であると言う事を
言いふらすことをよしとしていない。
「……しかし聖槍のコピーですか……また厄介なものを持ち出されましたね。
しかしそれが封じるのは異能のみ。自身に由来する力や、単純な技術で作られた道具の力は
封じることは出来ないはずです。聖剣は引っ掛かってしまったようですがね」
「道具……そうだ、超特捜課の武器を私に回してもらえないだろうか?
デュランダルが使えない時の、つなぎとして……」
ゼノヴィアが超特捜課の武器を使えないかと提案を持ち掛けるが
その提案は、あっさりと返されてしまった。
「却下です。剣に類する装備は開発していませんし、銃を持たせるのは
いくら超法規的措置が取られているとはいえ、そういう問題ではありません。
そもそもゼノヴィア君、あなたは銃を使えますか?」
「いや……銃は……」
「でしたらこの話は無かったことですね。
……ですが、異能に当たらない、人間の力のみで作り上げた
剣を作ることは可能かもしれません。それならば封じられることは無いでしょう」
かつてフリードが嬉々として実弾のこもっていない銃を撃ちまわし
セージも実体化させた銃を超法規的措置の元取りまわしていたが
面と向かって武器をくれと言われても彼の立場上、なかなか首を縦に振れない。
これが超特捜課の署員や慧介ら大人ならばまだしも、まだゼノヴィアは未成年なのだ。
未成年が武器を取りまわすことを、本来ならばよしとはされまい。
「ですがゼノヴィア君。これはいち教師として言わせていただきますが
そもそも成人してようが、こんな状況でも無ければ
銃器や刀剣の取り扱いは法令で禁止されています。
日本には銃刀法と言う法律があるんですから。法を破るのは感心しませんよ」
改めて釘を刺される形となり、ゼノヴィアは黙り込んでしまう。
かつて銃刀法違反――より正しくは公務執行妨害だが――で逮捕された
経歴がある故、そこまで大きく出られなかったのだ。
「ぐっ……嫌なことを思い出させてくれるな」
「……あの、何かあったんですか?」
「まぁ、ちょっとした事件です。気にすることじゃありませんよ。
それに、私も他人から聞いた程度ですからね。
聞きかじりを知ったかぶって言うのは、どうかと思いますし」
アーリィの疑問は、薮田によってあっさりと返されてしまう。
ゼノヴィア自身にとっても、出来るなら語りたくはない事であろう。
こっちの世界のゼノヴィアは、悪魔にこそならなかったが逮捕歴があるのだ。
そしてその逮捕歴が故に悪魔にならなかった可能性や、慧介らと出会えたことを考えると
一概に悪いものとは言えないのだが、やはり恥ずべきものとして考えているようだ。
「……そうだ、今思ったんですけど一ついいですか?
私がこっちに来たと言う事は、元の世界では
今私がいなくなっている状態って考えるべきでしょうか?」
「そうなるだろうな。だから、さっき俺は『よくないことが起こる』と言ったんだ。
君がいた世界では、君はおそらく行方不明扱いになっているだろう。
……こうなってくると、バミューダ・トライアングルも
ある意味クロスゲートの一種かもしれないな」
アーリィの疑問に、アポロンが返す。
異なる時間・次元・世界を繋ぐと言う事は、そこに迷い込んだものは
元いた世界ではいなくなっている可能性が高い。
魔の三角海峡と呼ばれ、不可解な現象の多発するバミューダ海峡のそれも
クロスゲートの一種ではないか、とアポロンは冗談交じりに語っている。
「或いは、『こちら側』の君が君の世界に入れ替わりで転移した可能性もあるが……
いずれにせよ、俺の推測の域を出ない。クロスゲートとは、それだけ謎の多い建造物なのだ」
「……話半分程度に聞いてください。もしかすると、こちらの世界では
あなたは教会に所属せず、シスターとしての道を歩んでいない……とか。
ゼノヴィア君が、あなたの世界で悪魔になったように、こちら側では
あなたはシスターでなかった可能性も否定しきれません。それに……
……いえ、やめておきましょう。これ以上話しても『もしも』に過ぎませんからね」
薮田の推測も、もしもの域を出ない。異なる世界、異なる可能性の過去を語るのは
それだけナンセンスな事なのだ。
しかし今こうして、異なる世界の住人が来てしまっている。
クロスゲートが稼働していると言う事は、こうしたナンセンスを現実に変えてしまうのだ。
「こちらの世界のアーシアも心配ですけど……やはり早めに元の世界に帰った方が良さそうですね。
元の世界に帰る方法なんですけど……」
「クロスゲートを使うくらいだろうが、我々にクロスゲートを制御する技術が無いのだ。
なので最悪、またさらに違う世界に飛ばされてしまう恐れがある。
何とかして、制御する方法を見つけ出したいのだが……」
「私の
干渉が出来るなら、既に行ってますし。アインストの流入を食い止めるという方法に使いますよ」
クロスゲートを監視していると言っても、その実情は
そこから出てくるアインストを監視しているに過ぎない状態なのだ。
アインストに紛れ込んで、アーリィがクロスゲートからこちらに迷い込んでしまったと
薮田やアポロンは睨んでいる。実際その通りだが。
帰還の方法。それが目下の課題となってしまった。
そして、その課題の解決はまだまだ先になりそうである……
>クロスゲート
……出口はあれど入り口が……って事に今更気づく。
まぁそれに類するものがあったとかそんな感じでしょうね。
今まで(OG、ムゲフロ、魔装F)いずれも入り口と出口両方にクロスゲートが
存在していたので、今回は向こう側の存在をぼかしています。
……単純に「クロスゲートがあった世界のアーリィさん」
と言う可能性が非常に大きくなっただけとも言えますが。
今回「クロスゲートだから」で全部説明しちゃってる感が半端ないですが
恐ろしい事にこれ原作仕様なので……
ただ、誰かが細工した可能性はきっとあるかもしれません。
???「それも私だ」