ハイスクールD×D 同級生のゴースト   作:赤土

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今回長台詞が多くてgdってます。すみません。


Soul14. 対策、練ります。

グレモリー家のお家騒動に巻き込まれた俺、歩藤誠二は悪魔である以上

避けては通れないレーシング(・・・・・)ゲームとやらに参加することになるらしい。

イッセーから分離し、今後の対策を練るためのミーティングが行われている。

 

レーシング(・・・・・)ゲーム、ねぇ。亀の甲羅を投げ合ったりバナナの皮を捨てたり

キノコ食ったらブーストかかったりするのか?

 

「グレモリー部長。レーシング(・・・・・)ゲームと言われても、俺は多分免許を持ってません。

 記憶が無くても免許の取得には問題ないらしいですが」

 

「セージ。レーシング(・・・・・)ゲームじゃなくてレーティング(・・・・・・)ゲームよレー・ティ・ン・グ!

 あからさまなハンデを受けたのは屈辱だけど、だからこそ鼻を明かしてやるわ。

 みんな、今日の部活は中止よ。朱乃、ちょっと来てちょうだい。それからセージも」

 

「わかりましたわ」

 

……は? 姫島先輩はわかるが、そこで何で俺なんだ?

むう、俺は出るつもりないんだがなぁ。

出たとしても、イッセーのセコンドのつもりだったんだが。それに確か今日は……

 

「あの、今日は虹川さんと次のライブのリハーサルが……」

 

「そんなものは実行委員に任せておきなさい。この間出来たでしょう?

 貴方は彼女達のマネージャーである前に、私の眷属。

 何度も言うようだけど、覚えておきなさい」

 

……おやおや。大事な顧客との予定をキャンセルまでさせるなんて。

悪魔稼業的に、それっていいのか?

まあ、召喚しても失敗するなんてよくある話だが……

それはあくまでも一見さんの話じゃないのか?

お得意様の依頼を無碍にするって、それちょっと問題だと思うんだが。

 

先刻までのグレモリー部長の様子から説得は困難と判断した俺は、連絡用の魔法陣を展開。

文面は……

 

―― 毎度グレモリー悪魔召喚サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

大変申し訳ありませんが、上司命令により本日のリハーサルの参加は出来なくなりました。

後日埋め合わせのため連絡をさせていただきたく存じます。

この度は誠に申し訳ありませんでした。

 

                                   歩藤誠二 ――

 

二、三分で仕上げた謝罪文なので変なところはあるかもしれないが致し方ない。

謝罪文のテンプレを用意するべきだろうか。勿論、これは正式な文章じゃない。

なので責任を上司に擦り付けるニュアンスの文を含んでいたりもするのだ。

 

とにかくこれで虹川さんには一応の義理を果たせた、と思いたい。

虹川さんに対し申し訳ないと思いつつも、俺は渋々グレモリー部長の命令に従うことにする。

 

「グレモリー部長。お言葉ですが、俺は他人様のお家事情に首を突っ込む気はありません。

 そのドーピング(・・・・・)ゲームとやらも、俺は全く魅力を感じませんし、何より見世物のために

 俺は自分の力を奮いたくありません」

 

「……あのねセージ。こういう言い方はしたくないんだけど、あなたは私の眷属。

 あなたの意思云々は、この際問われないの。悪いけど、強制参加ってことで諦めてちょうだい」

 

まあ、そうなるとは思ってたよ。ああ、最悪だ。俺の意思が介在する余地がない。

俺、本当に何で悪魔になっちゃったんだろ。早く人間になりたい。

仕方ない、非常に嫌だけど諦めるか……。

 

「……はぁ、わかりました。出ればいいんでしょ、出れば……はぁ」

 

「そんなに嫌がらないでよ……それじゃこうするわ。

 もし勝てたら、私と一晩一緒に寝るというのは?」

 

……何を言ってるんだ。それで喜ぶのはイッセーの方じゃないか。

俺はイッセーじゃないって、何度言えばわかるのだろうか。この悪魔は。

それとも、それ以外に報酬を出すつもりは無いのか?

 

ここで俺は、駄目元で参加に際する条件を提示してみることにする。

イッセーじゃないのだから、胸をつつかせろとかそういうのは無しの方向だ。

それにそれじゃあ、ただの報酬の吊り上げな気がする。

 

「……冗談ならもうちょっとマシな冗談を言ってください。俺はイッセーじゃないんで。

 そうですね……出てもいいですけど条件があります。添い寝以外で」

 

「……その身の程を弁えない物言いも慣れてきたわ。で、何かしら?」

 

「1つ。まず俺は見世物にはなりたくありません。

 よって、仮面等顔を隠せる道具の着用の許可と

 『歩藤誠二』、『宮本成二』以外の名前の使用の許可を。

 2つ。グレモリー部長の知る『宮本成二』という人物についての情報。以上提示します」

 

「あらあら。でもセージくん、いくら身分を偽っても神器(セイクリッド・ギア)でバレてしまいますわよ?」

 

そう。問題はそこだ。いくら俺でも神器抜きであの軍勢と戦えるとは思っちゃいない。

グレモリー眷属で記録再生大図鑑(ワイズマンペディア)を使う眷属と言えば、俺だということはいずれバレるだろう。

だがそれでも、俺は娯楽だけのために力を奮うのは義としない考えだ。

だが俺のこの提案、グレモリー部長には何か気に入らなかったらしい。

 

「セージ。冗談も大概になさい。いい? レーティングゲームは悪魔にとって大事な祭典なの。

 それを興味が無いで済ますのも論外だというのに、身分を偽るなど冒涜でしかないわ。

 そして私は、このレーティングゲームで栄光を手にすることが夢なの。

 その夢の冒涜は、誰であっても許さないわ。たとえセージ、あなたでもね」

 

はぁ。ちょっと我が儘過ぎるんじゃないかなぁ。政略結婚とは言え、結婚の拒否に飽きたらず

両家を巻き込んだ縁談を取り潰しにして泥を塗ろうとしている上に

そのうえ自分は夢を堂々と語ってそれに対する反論を許さないって……

いやさ、俺もつまらない意地張ってるけどさ。これ、いつぞやの発言を撤回すべきかなぁ。

 

「許さないのならご自由にどうぞ。俺はイッセーと違って、あなたに気に入られたくて

 悪魔やってるわけじゃありませんので。寧ろ、こうなったのは不可抗力ですよ?

 これでも、現実を受け入れている方だと思うんですが。そのうえ何を望むんですか。

 どうしてもというのなら、俺の人格やら何やら消した上で参戦させればいいでしょう。

 ただもしそれをやったら――死んでも恨みますけど。もう死んでるようなものですが」

 

「そ、そこまで言わなくてもいいじゃない! わ、わかったわよ……その条件を飲むわ」

 

言いすぎたかも、と思いながらも約束を取り付けることに成功した。

だがこの我が儘お嬢様、こうでも言わないとダメかもしれない。

イッセーを筆頭に、皆完全に飼い慣らされてるし。

 

「セージくんが言うと、説得力がありますわね。うふふ」

 

「あ、朱乃……笑い事じゃないわよ。悪魔が祟られるなんて、笑い話にもならないわ」

 

――訂正。姫島先輩はそうでもないみたいだ。

とにかく、向こうは条件を飲んでくれた。

ならば、こっちもこれ以上意地を張るのはやめよう。

元々、データは提供するつもりだったし。

 

「礼になるかどうかわかりませんが、今調べたデータを出します。

 残念ながら弱点までは読めずじまいでしたが、試合の役に立てば幸いです」

 

「レーティングゲームの参加悪魔のデータは公表されているけど

 せっかくセージが調べてくれたものだもの。使えるものは活用させてもらうわ」

 

「あらあら、口ではああ言ってもセージくんも心配ですのね。

 可愛らしいですわ、うふふ」

 

――姫島先輩。男に対して可愛いはあまり褒め言葉にならんのですが。

とにかく、俺は今調べた記録再生大図鑑のデータを出力する。

何分、十人以上いるから大掛かりだ。

 

「……やはり、フェニックス兄妹が難関ね。

 それ以外にも『爆弾女王(ボム・クイーン)』ことユーベルーナを筆頭として侮れないメンバーばかり。

 やはり、こっちは一人一人の地力を上げるのが課題になりそうね」

 

「部長、この『フェニックスの涙』も侮れませんわ。

 所持しているのはフェニックス兄妹以外の誰か――

 恐らくは『僧侶(ビショップ)』か『女王(クイーン)』でしょうけど」

 

「そうね。セージ、あなたが『(キング)』でプレイヤーだとしたらどう駒を動かす?」

 

「……は? 俺、チェスは経験ないんですが」

 

どうしても勝たなければならない大一番に、よりにもよって未経験者に意見を募りますか!?

だが、俺のそんな気持ちを他所に部長は意見を述べる。

 

「知っているわ。けれど、あなたはイッセーのセコンドとして

 客観的に戦いを見ることも多いはず。さっきもそうだったでしょう?

 だからあそこでイッセーを強化した。違うかしら? どう動かすか、が難しければ

 『あなたはどう私達を攻略するか』で考えてもいいわよ?」

 

「ふむ。となれば……そうですね。俺ならグレモリー軍をどう動かすか――

 数の利は圧倒的に向こうにあります。この場合、狭い場所に誘い込んで

 一対一の状態を作って各個撃破か、一箇所に集めて纏めて撃破するか、そのどちらかですね。

 ただ、向こうの戦術的には二対一の連携攻撃に長けている者が多いように見えました。

 ならば、俺が『王』なら囮を用意して相手を一箇所に集め、一網打尽にします」

 

「私も同じことを考えていましたわ。私なら、相手の『王』は無理でも相手の眷属ならば

 一撃で倒せる自信はありますわ。レイヴェル・フェニックスは無理ですけど」

 

「囮ねぇ。確かに犠牲(サクリファイス)はレーティングゲームの常嚢手段だけど

 囮に回すだけの戦力がないわよ?」

 

「なにも味方を巻き添えにしなくてもいいんですよ。

 要は一箇所に足止めできればそれでいいので」

 

いつの間にか、ホワイトボードと紙を用いた本格的な作戦会議が始まっている。

どう考えても、本番の対策である。

そして、俺の特性――間近でイッセーの戦いを客観的に見る。

これができるのは、俺だけだ。なるほど。だから俺が呼ばれたのか。

 

「次に俺ならどう攻略するかですが……範囲攻撃持ちの『女王(クイーン)』の姫島先輩をマークしますね。

 逆にノーマークになりがちなのは……『騎士(ナイト)』の木場か、『戦車(ルーク)』の塔城さん。

 そこを逆手にとって機動力に長ける木場を遊撃に、防衛に長ける塔城さんを部長か姫島先輩

 あるいはアーシアさんの護衛につけるのもアリですね。

 アーシアさんや部長は、当たり前なので敢えて触れません」

 

「なるほど。王道の手ってわけね。じゃあ、うちの『兵士(ポーン)』はどうなのかしら?」

 

「イッセーは……特性上速攻で潰しに来るか、地の弱さ故にノーマークになるかどちらかですね。

 俺の方は……これはどう攻略するかは難しいですが、幸いなことに手札は出し切っていません。

 相手の奇を衒うのは、いくらでも可能です。

 つまり、未知数なので攻め倦ねるってのが見解ですかね」

 

「あらあら。あれだけ嫌がっていたのに、セージくんもやる気満々ですわね」

 

楽しげに姫島先輩が話しかけてくるが、正直俺も慣れない作戦立案で頭が一杯だ。

すみません、とてもじゃないですがそっちに気を回してる余裕がありません。

こういう場合、考えられる可能性を全て挙げ

そこから最適解を算出するのがモアベターだと思うんだが。

 

ううっ、シミュレーションゲームは経験あったっけかなぁ……ヒーローヲタクだから

何かしらやってそうな気はするんだけど。そういう題材のシミュレーションゲームあるし。

 

「その他に考えられる相手の動きとしては……こちらの戦力の各個撃破。

 先ほど申し上げたとおり、向こうにはペアでの連携を得意とするタイプの者が多いようです。

 そのペアを二組、或いは他の誰か一人を加えて木場か塔城さんにぶつけるパターンです。

 イッセーや俺、姫島先輩は多分そうはならないでしょう。『兵士』一人に三~四人がかりは

 戦力過多ですし、範囲攻撃を持っている姫島先輩相手に集団で挑むのは逆効果と言えます」

 

「狙ってくれって言っているようなものですものね」

 

「なら朱乃には相手は単騎で強い『女王』を向けてくる可能性も高いってことかしら。

 そうなると、アーシアも狙われやすいわね。あの子、回復持ちだし」

 

「そうです。しかも直接戦闘力は低いので、前に出すのは愚策ですね。

 安全を確保しない限りはアーシアさんを前衛に出すのは無理でしょう。

 ……あ、ちなみに俺の回復は他人は回復できませんので

 アーシアさんと同じ考えで前に出しても意味ありませんよ?」

 

今ふと思ったんだが、これ作戦を練る前に

まず自分の手札をしっかり把握する事のほうが大事じゃないか?

とりあえず現時点で現実的に考えられるプランを全て出す前に、まず地力の底上げが重要かも。

少なくとも、イッセーが俺のアシスト無しで向こうの兵士が倒せる程度じゃないと。

 

「わかったわ。とりあえず、今はセージが出してくれたデータを元に

 もう一度私と朱乃で対策を練り直すわ。それから、明日から特訓合宿に入るわよ。

 勿論、セージも参加よ? これは嫌とは言わせないわ」

 

「……俺はかまいませんが、他の人達は長期無断欠席ですか?」

 

「あらあら、出席日数が足りなくなったらイッセー君と同学年になってしまいますわねぇ」

 

途端に鳩が豆鉄砲を食らったような顔を見せるグレモリー部長。

俺は知らないが、ここで沈黙が流れると言うことはそのあたりの対策を練っていなかったのか?

イッセーの話だと、凄い優秀なお嬢様らしいが……これ、結構へっぽこじゃね?

いくらなんでも、本人を前にへっぽこ呼ばわりは失礼になるから黙っているが。

 

「も、勿論そんなことがあっていいわけが無いわ!

 今度、そう今度のゴールデンウィークよ! これならいいでしょ!?」

 

「それなら皆大丈夫だと思いますが。幸い、試合はゴールデンウィーク明けみたいですし。

 ところで……合宿先って、俺の実体化、できますかね?」

 

一瞬の沈黙が流れる。あのーもしもし? ちょっと嫌な予感がするんですけど。

まさかあれだけ俺に出ろ出ろ言っておいて、その対策ができない……

なんてオチ、あるわけないですよねぇ?

……いやしかし、さっきのボロの出方を見ると、ありえないがありえるかもしれない……

 

「が、合宿の宿泊先は私の別荘だから大丈夫に決まってるじゃない!」

 

「……別荘の屋内で実戦演習するんですか?」

 

そして、作戦を立てていた俺たちの間に再び沈黙が流れた。

……俺は性質上、実体化できなくてもイッセーのセコンドとして戦える。

だが、夜や特殊な場所――結界の中等――では実体化もできる。つまり、戦術の幅が広がる。

部長に曰く、本番は特殊な空間で行われるため、一応実体化は可能らしいとのこと。

それなのに、俺が実体化しての訓練が満足に行えないと言うのは……

 

「あらあら。そんなことしたら、お掃除が大変ですわねぇ」

 

「……グレモリー部長、ちょっと」

 

「わかった、わかったわよ……セージの特訓メニューについてはまた別個考えておくわよ……

 そういうわけだからセージ、今日はイッセーのところに戻りなさい」

 

こうして、俺は一抹の不安を抱えながらイッセーの元に戻ることにした。

あの様子じゃ、俺は別荘の屋内ではこのオカ研の部室同様、自由に実体化が出来る。

しかしその外じゃ今までどおり夜にしか実体化出来ない、ようだ。

 

昼は座学にシミュレーションにイメトレ、夜に実戦訓練、か。

俺ひとりならそれでもいいが、他の連中はそういうわけにも行かないだろうに。

どうするつもりなんだか。

 

まあとりあえず、当日を待つことにしよう。

そしてこの情報を、イッセーに持ち帰らないと。

 

――尚、非常に気まずいタイミングだったので結局またしても戻るに戻れず

旧校舎にも戻れないので、俺は再び橋の下で寝ることになった。

 

……もう橋の下が住所でいいんじゃないかな。

 

その後何度かイッセーの家の様子を見に行ったが

ある時はイッセーが入浴中のアーシアさんに突撃を試みていたり

またある時はアーシアさんがイッセーを押し倒していたり……

……アーシアさんて、意外と肝は据わっているよなぁ。

 

つまりそんなわけで、橋の下や公園のベンチで寝泊りしていた。

公園のベンチと言えば、あれからあの黒猫は見ていない。

やはりあれ、野良だったのだろうか。

 

――――

 

合宿の日の朝。イッセーの家に向かうと既にイッセーもアーシアさんも出発した後であった。

まずい。出遅れた。場所を知っていれば先回りなど色々できるのだが、俺は場所を知らない。

仕方なく適当に漂っていると、町外れの山道に学生の集団が見えた。あれか。

思ったより近場なんだな。まあ、電車移動とかされたら完全にアウトだったわけだが。

 

しかしここで問題発生。合流できたのはいいが、俺は日中実体化出来ない。

イッセーだけは俺が見えるようだが、そのイッセーはとても俺を発見できる状態じゃない。

声を上げるのも考えたが、声はすれども姿が見えず状態だ。

仕方ない。このまま漂って、目的地が絞れた段階で先回りするか……はぁ。

魔力でカモフラージュされていたようだが、元々霊魂の俺には「見える」ので無意味。

玄関の扉を開けるのは無理だったので、結界の隙間を縫うように中に先回りしたのだ。

 

――数時間後。少し待ちくたびれたところで別荘の玄関の扉が開く。

皆涼しげな顔をしているが、一人イッセーだけがヘトヘトだ。

だから、さっき俺は声をかけるのを躊躇ったのだが。

 

「やあ、お待ちしておりましたよ。駒王学園オカルト研究部の皆様」

 

「え? セージ? あれ? なんであなた――あ」

 

「明け方、イッセーの家に行きましたがイッセーもアーシアさんも既におらず。

 俺はグレモリー家の別荘としか場所を聞いていなかったので、苦労しましたよ」

 

おいおい。マジで俺スルーされたのか……あれだけ出ろ出ろ言っておいて何なんだよこれ。

普通こういうのって、予め集合時間と場所を決めるものじゃないのかよ。

 

「し、仕方ないじゃない! イッセーに憑いているものとばかり思っていたもの!」

 

「――はぁ。あのですね、年頃の男女が同居している場所に何食わぬ顔で漂ってられるほど

 俺はメンタル図太くないんですよ。俺の見た限りじゃこの二人いい感じだから余計ですよ。

 そうなりゃ、俺は旧校舎を使うか野宿するかしかないわけで。馬には蹴られたくないんですよ」

 

「そういえばセージくん、このところ野宿が多いって言ってたね……」

 

「……ホームレス高校生」

 

まさかとは思うが、この辺を見越せずにイッセーとアーシアさんの同居を画策したのか?

だとしたらあまりにもガキすぎるぞ、高校生としては。

結構イヤミを込めているが、後ろでアーシアさんが顔を赤くしていた。

あー、うん。そう言う意味にしか取れないよね。そう言う意味で言ってるけど。

 

「と、とにかく動きやすい格好に着替えるわよ。みんな、準備なさい」

 

「イッセーくん、僕も着替えてくるけど……覗かないでね?」

 

「部長ならともかく、何でお前のを覗かなきゃいけないんだよ!

 あ、そうだセージ、折行って頼みが――」

 

「嫌だ。無理。断る。好きなの選べ」

 

「……ま、まだ何も言ってねぇのに」

 

お前、それで松田や元浜と一緒に何度しばかれたと思ってるんだ?

と言うか、それマジで犯罪だからやめろっての。

さる有名なコメディアンが芸能人生破滅させる程度にはヤバイぞ。

あれはまた別の要因があった気もするが。

 

さて。全く俺の実体化対策とか出来てない状態で、オカ研の特訓が始まるのだった。




ピコーン

※セージのリアスに対する評価が「へっぽこ」になりました。


何で鳴り物入りで登場した1巻と
時系列的にもそれほど経過して無い2巻でこうも落差激しいのだろう>リアス
試しに無能姫でggったら小さいながらも取り上げられていましたね……
某所ではフォローはされてましたけどこの凋落ぶりはいわばヤm……げふんげふん

今は某Gレコの方が有名らしいですね>無能姫
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