ハイスクールD×D 同級生のゴースト   作:赤土

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キャラ紹介編の前フリです。
それだけ。


終業式のインタビュー
Extra Soul8. 突撃! 隣のオカルト研究部!


終業式を終えた後。

俺は早速幽閉されていた部屋に戻ることにした。

幸いにして、旧校舎の方はアインストとの戦いの被害も少なく

復旧も容易だったのだ。

……で、何故態々部室ではなく幽閉されていた部屋かと言うと。

 

一つは、未だに俺に対する幽閉処分が解かれていないこと。

まあ冥界本国にもアインストが出たらしいから、その対応に追われて

俺の扱いがぞんざいになっているのだろう。言っては何だが慣れつつある。

 

そしてもう一つ。今回の事をバオクゥやリーに横流しをするのに、そのほうが好都合なのだ。

幽閉されているのをいいことに、情報の横流しとは我ながら相当のワルだ。

まあ、そこに監視をつけないほうが悪いとは思うが。あるいは、泳がされているかもしれない。

ある程度情報を纏めたところで、イェッツト・トイフェル辺りを使って

一気に抹殺……最悪、そういうことも起こりうるかもしれないが。

その点を踏まえて、今後は情報のやり取りをせねばなるまいよ。

 

俺の前にこの部屋の主だったギャスパーは、既に別の部屋を割り当てられている……

と言っても、グレモリー部長のご実家の一室らしいが。

部屋から出る回数は未だ多くないものの、ある程度社交性が生まれているらしいとは

イッセーの弁だ。最も、その目的が「可愛い服を買いに行きたい」って辺りが

なんともはや……筋金入りと言わざるを得ないだろうよ。

 

そこで俺は一つ疑問に思った。

……何故俺をグレモリー邸に監禁しないのだろうな。

幽閉なのだから、その方が手っ取り早いだろうに。

一応の外出許可のあったギャスパーと違い、俺は外出許可すらなかったのだから。

力を封じて、地下室(あれば)とかに適当に閉じ込めておけば解決しそうなものを。

今ふと495年間屋敷の地下室に閉じ込められていた吸血鬼の話を思い出したが

どう考えても今関係ないな。その気になればそれくらい閉じ込めそうな気もしそうだが。

この点は今のところは好都合だが……これは本格的に泳がされているって事も

警戒しておいた方がいいかもしれないな……

 

色々考えながらではあったが、一応ネット接続の準備とライブ配信の準備も整った。

俺は外にいる祐斗と塔城さんに見張りを頼み、ギャスパーが使っていたノートPCを立ち上げる。

しかし、この辺の機材が無事だったのは奇跡としか言いようがないな。

あれだけの災害に遭っているというのに。

新校舎は全滅だったそうだが、それはご愁傷さまとしか言いようがない。

グレモリー部長も調度品の被害が少ない事に胸をなでおろしていたが……

あんたの場合、他に心配することがあるんじゃないのかよ……。

 

suikapeを立ち上げ、バオクゥにコンタクトを試みる。

冥界との時差は把握していないが、それほどなかったと記憶している。

あれだけの事件があった後だから、なかなか繋がらないかと思ったが

思いのほか早くバオクゥからの返答が来た。

 

『おおっ、セージさん! お久しぶりですねぇ……おや? 雰囲気変わりました?』

 

「色々あったんだよ。そっちも色々あったそうだけど……ここで物凄い特ダネを用意している。

 特に今回は見返りを求めない。但し今から送る情報の中には

 もしかすると国家機密レベルのものも含まれるかもしれない。

 だから、取り扱いには慎重になってほしいんだ」

 

『そ……その言葉を聞いただけで震えが止まらないです。

 でもっ! 私聞いちゃいますよ! 「権力が怖くて盗聴バスターが出来るか」って

 人間界で世話になった師匠も言ってましたし!』

 

ああ、やっぱノリノリで食いついてきたか。

少し対話をした程度だが、バオクゥってのはこういうタイプだった。

これはこっちから提供する情報をコントロールしないとマズそうだ。

特に薮田先生の正体なんて国家機密なんてレベルじゃないだろう。

逆に、アインストについては対策法を話すべきかもしれないが……

政府公表がない限り、都市伝説とかそういう類に留まるのが関の山かもしれないな。

 

祐斗や塔城さんに確認を取ったが、会議には各勢力のマスコミは入っていなかったそうだ。

となると、会議の内容――俺は襲撃前の内容はほとんど知らないが――はぼかしておこう。

こういうのは正規の報道機関に伝えるよりも、盗聴バスターとかアングラに伝えたほうが

信ぴょう性を増すって考え方もできるが……まぁ、その時はその時だ。

 

『ふむふむ、なるほどなるほどぉ……ええっ!?

 こ、これには流石の私も驚きを隠しきれません!!

 そ、そうだセージさんっ! 以前お話していたインタビュー。

 いい機会だからやっちゃいましょうよ!!

 そうだそれがいい、セージさん、私あなたにすっごい興味津々です!!』

 

取り方によってはえらい意味に取れそうなことを口走りながら

バオクゥは俺をまくしたてている。

……これ、付き合わないと話が終わりそうにないな。

多分、俺の事を話したら芋づる式に他の人の事を話さなきゃならないだろう。

……俺、そこまで口が堅いほうだったっけ……?




キャラ紹介は一応「セージがインタビューに答えているようです」
って体を取るための話。
それ以上でもそれ以下でもありません。
詳しくは活動報告をば。
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